元NHKの武田真一アナウンサーと南海キャンディーズ・山里亮太さんがタッグを組み、4月3日からスタートした『スッキリ』の後番組『DayDay.』(日本テレビ系 月~木曜午前9時~11時10分 金曜は10時25分まで)の視聴率が伸び悩み、『ラヴィット!』の視聴率を下回るなど低空飛行を続けているようです。
3月をもって『スッキリ』(月~金曜午前8時~10時25分)と『バゲット』(月~木曜午前10時25分~11時30分)が終了し、日本テレビは4月の改編で、水卜麻美アナウンサーが司会の『ZIP!』の放送時間を1時間拡大して午前9時までの放送とし、9時からNHKのエースだった武田真一アナ、山里亮太さん、日本テレビ入社3年目の黒田みゆアナ(24)が司会を務める新情報番組『DayDay.』をスタートさせました。
<↓の画像は、『DayDay.』司会の山里亮太さん、武田真一アナ、黒田みゆアナの写真>
4月3日放送の初回平均視聴率は、第1部(9時~10時25分)の平均世帯視聴率が5.0%、平均個人視聴率は2.6%、第2部(10時25分~11時10分)は世帯3.5%、個人1.8%でした。
同日放送の『ZIP!』は、第1部(午前5時50分~7時55分)が世帯6.6%、個人3.7%、第2部(午前7時55分~9時)が世帯6.5%、個人3.7%となっています。
『スッキリ』の最終回の世帯視聴率は6.0%、個人視聴率は3.4%を記録していたほか、最終週の第1部(8時~9時30分)は世帯視聴率が5~6%、第2部(9時30分~10時25分)は4%台をキープし、前4週間の平均世帯視聴率は4.7%でした。
『DayDay.』の初回は、『スッキリ』最終回の第2部の世帯視聴率5.1%に迫る数字を獲得し、まずまずの好スタートを切りましたが、2回目の放送で早くも第1部の世帯視聴率は3.7%、個人視聴率は2.0%、第2部は世帯3.1%、個人1.6%と、数字を大きく落としています。
週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』やニュースサイト『サイゾーウーマン』によると、『DayDay.』はその後も数字が伸び悩んでいるといい、初週5日間の平均世帯視聴率は4.3%、個人視聴率は2.3%、放送開始から1週間後の10日以降も世帯視聴率は3~4%台で推移し、物足りない数字が続いています。
なお、同時間帯に放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は、4月3~7日の世帯視聴率が9.0%、個人視聴率は5.0%で同時間帯1位、『めざまし8』(フジテレビ系)は世帯4.4%、個人2.4%でした。
そうした中で13日に、平均世帯視聴率が2~3%台で推移している『ラヴィット!』(TBS系)の数字をも『DayDay.』が下回り、民放最下位(テレビ東京を除く)まで落ち込んでいたようです。
13日放送の『DayDay.』の世帯視聴率が3.3%、『ラヴィット!』が3.4%と僅差で上回り、これについてスポーツ紙記者は、「日テレ内の空気がピリついている」「今後、『ラヴィット!』に完全に追い抜かれる可能性が浮上したとあって、日テレ内に緊張感が漂うのは無理もない」
と語っています。
『DayDay.』は「朝からテレビでおしゃべりする。」をコンセプトに、エンタメやトレンド情報、話題のニュースを伝えながら、出演者たちが井戸端会議のようにトークを繰り広げる情報番組となっており、曜日レギュラーとして元サッカー日本代表の槙野智章さん、俳優の別所哲也さん、タレントのヒロミさん、アンミカさん、アンジャッシュ・児嶋一哉さん、サバンナ・高橋茂雄さん、シソンヌ・長谷川忍さん、パンサー・向井慧さん、3時のヒロイン・福田麻貴さん、NMB48の渋谷凪咲さん、清原和博さんの元妻でモデルの亜希さん、知花くららさん等が出演しています。
番組出演者は『スッキリ』よりもバラエティ豊かとなっていますが、現時点では番組内容に目新しさがなく、司会の武田真一アナと山里亮太さんの魅力が活かしきれていないとして「無駄遣い」との指摘や、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)や『あさイチ』(NHK)、『ノンストップ!』(フジテレビ系)といった番組と似ているとの声、さらに『スッキリ』の方が番組としては面白かったという反応もあり、番組に対して厳しい評価が目立ちます。
まだ番組はスタートしたばかりなので、とりあえずは様子見といったところですが、このままだと視聴者がどんどん他局に流れてしまうだけに、早めにテコ入れを行う必要がありそうです。
ネット上では、ライバル局は8時から番組をスタートさせていることから、『ZIP!』の放送枠を元に戻して『DayDay.』を8時スタートにした方がいいのではないかなどと、様々な意見が飛び交っていますが、今後どういった対応をしていくのか引き続き見守っていきたいですね。