今年7月からスタートしたAKB48の冠番組『乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜』(テレビ東京系 火曜25時35分)が、21日放送回をもって番組が休止となり、ネット上では様々な声が上がっています。
『乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜』はAKB48にとって、2019年9月終了の『AKBINGO!』(日本テレビ系)以来1年9ヶ月ぶりとなる地上波キー局での冠番組で、AKB48のメンバーだけでなく、番組MCとしてネット掲示板『2ちゃんねる』(現・5ちゃんねる)の開発者で実業家の“ひろゆき”こと西村博之さん(44)がリモート出演していました。
そして、12回目の放送となった21日放送回のエンディングに、総合演出・プロデューサーを務めるテレビ東京の高橋弘樹プロデューサーが、「大変恐縮なんですが、番組開始当初から色々とありましたが、ちょっと番組が休止になるということで」
と番組の放送休止を電撃発表しました。
<↓の画像が、番組休止を発表した高橋弘樹プロデューサーの写真>
これに対してメンバーたちは驚きの声を上げ、MCのひろゆきさんは爆笑していたのですが、放送からたった2ヶ月で休止が決まった理由や、今後番組はどうなるのかなど詳細は明らかにされていません。
番組の放送を受けて、AKB48のメンバーでAKB48グループの3代目総監督・向井地美音さんはツイッターを更新し、「番組の一時休止が発表されました 寂しいけれど、大変な状況の中でもここまで収録を続けてくださったスタッフさんに感謝しています。また絶対戻ってくるのでみんな待っててね!!!」
と呼び掛けています。
<↓の画像は、AKB48グループ総監督・向井地美音さんのツイート写真>
ひろゆきさんもツイッターを更新し、「『漫才師やコメディアンのネタをパクらせて貰えば、頭使わなくても面白いコンテンツ作れるじゃん!』という舐めた提案をそのまま企画にして地上波放送にしちゃうテレビ東京らしい節操のなさ。ナイツ塙さんと、かもめんたるさんコラボが思ってた以上に面白かったです。」
と毒舌まじりのツイートをしています。
<↓の画像は、番組MC・ひろゆきさんのツイート写真>
『乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜』の放送休止発表を受けてファン等からは、
- テレ東にすら1クールで打ち切られたのかよw
- 予想通りだな
- 休止という名の打ち切り
- 新曲CD発売前に凄い流れだな
- こういう番組を継続させられないのが今のAKBの現状なんだろうな
- 間違いなくAKB史上もっともつまらなかったTV番組
- 企画がひどすぎる もっとまともなプロデューサーおらんかったのか
- 打ち切り終了ですね。テレ東もAKBも結局何をしたかったんだろう?時間の無駄でした。
- タイトル、ひろゆき、後半回のメンバーと企画 色々酷かった。ゆうなあもぎおんの誰か入れないとまとめる人がいない
- 今のAKBはほとんどメディアに露出してないし、知名度のあるメンバーがほとんど居ない。
それに、MCを見てもバナナマンや土田と澤部の様に、笑いを生み出して面白くする事が出来ないとファン以外は見ないよ - タイトルが糞すぎた 誰も見ねーよこんなもん(笑) 1クールで終わり
- タイトルからして自分たちを貶めるふざけたものだったから、番組が迷走するのも当然っちゃ当然だわ。早々と終わって良かったと思う
- 結局最初の企画が潰れた時点で番組としては終わりだよね。そんな付け焼き刃で新しい企画なんてできるわけないんだから
などの声が上がっています。
『乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜』は、グループの人気低迷ぶりを自虐した番組タイトルが物議を醸しながらも、『AKBINGO!』以来の地上波冠番組ということで期待する声もあったのですが、番組MCを人気芸人などではなく、ひろゆきさんが務めるということに否定的な声が少なくありませんでした。
そして、番組スタート直後には週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』によって、運営サイドが用意した「メンバー同士のドラフトで新たにチーム編成等を決める“ガチンコ”オーディションの様な企画」の収録を行ったものの、現場で泣き出すメンバーもいたことなどから某メンバーに放送を猛反対され、運営サイドが忖度したことにより、当初の放送内容がお蔵入りとなっていたことが明らかにされました。
その結果、初回放送はAKB48の歴史を振り返るという内容で、2回目から本格的に番組がスタートし、ひろゆきさんとAKB48メンバーが討論する企画や、「AKB48を“顔面偏差値48”と言ったひろゆきさんにAKB48を好きになってもらおう選手権」「AKB48改造計画 “論破王”に本音でからんでみよう選手権」「AKB48しかいない島 しばらく帰ってこれま選手権~予選大会~」「AKB48 0円プロジェクト」などといった企画をオンエアしていたのですが、盛り上がりに欠けた内容にファンからも厳しい声が上がっており、番組が話題になったのは最初だけでした。
そのため、番組休止発表に対しては驚きの声よりも、やっぱりかと納得する声が多く上がっており、番組ではあくまでも「休止」だと発表していたものの、番組の不人気ぶりから事実上の打ち切りなのではとも指摘されています。
AKB48は数年前から“オワコン”と揶揄され、次々に冠レギュラー番組が終了しメディア露出が激減する中で、乃木坂46をタイトルに含めた番組で勝負するも失敗し、さらなる人気低迷に拍車を掛けそうですが、ここから這い上がって少しずつでも人気を取り戻すことはできるでしょうかね。