俳優の高畑裕太容疑者(22)が23日に強姦致傷の容疑で逮捕され、母親で女優の高畑淳子さん(61)が26日に東京都内のホテルで会見を行い、涙ながらに謝罪をしていたのですが、一部の記者からの質問内容が物議を醸しています。
高畑さんは25日に事件後初めて裕太容疑者と15分にわたって接見し、その時の様子については「すいません、すいません」などと謝罪の言葉を繰り返し、震えながら泣いてばかりだったこと、「死のうと思った」と話していたことも明かしていました。
今回の会見の様子は、民放各局の情報・ワイドショー番組で生中継し、それぞれの番組に出演する記者たちも次々に質問をしていたのですが、ネット上ではその質問の内容に対して、「事件に関係ないことを聞いて、誘導尋問みたいになってる」「淳子さん寝てないのに、悪意のある質問ばかりして、マスコミひどい」など、疑問の声や批判的な声が多く上がっていました。
中でも批判されていたのは、フジテレビ系で平日午後から放送の『直撃LIVE グッディ!』(月~金曜13時45分)で、フィールドキャスターを務めているフリーアナウンサー・大村正樹さん(49)の質問内容で、裕太容疑者の逮捕容疑が強姦致傷ということ、過去の裕太容疑者の発言などを踏まえて出たものなのかは不明なのですが、「裕太容疑者の性癖について、気づくことはなかったのか」と質問。
これに対して高畑さんは、「それは男の子供を他に持っていないので、男の子はこういうもの、とくらいにしか……」と答えました。
さらに大村さんは、「例えば性欲が強いとか、性的嗜好がおかしいとかは」と質問し、この問に高畑さんは「性的嗜好がおかしいと思ったことはなかったですね」と答えていました。
<会見を行った高畑淳子さん>
こうした息子の性癖、性的嗜好に関する質問に対してネット上では、「母親に対してなんてことを」「非常識」「親が知っている方がおかしい」「母親にそんなことを聞くな」「不快」「見ていて苦しい」「そんなこと知っている母親がいるか」「あり得ない」等など、批判が噴出する事態となっており、ツイッター上では「息子の性癖」というワードがトレンド入りするほどの反響を呼んでいました。
大村さんは性癖、性的嗜好についての質問の他にも、「あの~、この裕太容疑者は、これまで高畑さんにね、彼女を紹介したりとか、こういう子と付き合ってるんだという女性を紹介したことはあるんですか? いくつくらいのときに、何人くらい、具体的に教えていただけますか?」と、今回の事件とは全く関係の無い質問を行っており、大村さんに対してネット上では、「グッディのインタビュアーの質問内容が意味不明。今まで彼女を紹介してたかなんて聞かなくてよくない?」「フジテレビの質問が下品」「グッディの性癖質問、幼稚すぎるわ」「質問をする以上、自身の子どもの性癖は理解しているのだろうか? 質問の意図に悪意がある」などの批判コメントも寄せられています。
質問内容が批判されることになった大村さんは、このように批判を受けるのは今回が初めてではなく、昨年5月にSMAPの中居正広さんが登場したイベントにて、、中居さんの父親・正志さんが肺ガンによってイベントの3ヶ月前になくなっていたことから、中居さんからどうにかその話を引き出すために、「父との思い出」という話に絡めて切り出し、イベントとは全く関係の無い内容の質問を繰り返していました。
中居さんはそれに対して怒ることもなく、しっかりと答えていたのですが、大村さんの暴走に対して批判が殺到していました。
さらに、大村さんは1999年4月~2011年3月末まで『とくダネ!』(フジテレビ系)にレギュラー出演していたのですが、2011年2月にニュージーランドのカンタベリー地方で発生した大地震により、右膝下切断を余儀なくされた当時19歳の日本人男性に電話インタビューを行った際、「右足を切断すると言われたときのどんな気持ちだったのか?」「スポーツを今までやってきたのにもうスポーツができなくなったことについて、どんな気持ちか?」などと、被害者の心情を全く無視した無神経な質問を行い、ネット上では批判が殺到して大炎上しています。
<↓の画像は、足を切断した男性に電話インタビューを行う大村正樹さん>
このように、大村さんについては質問内容が問題視されるのは今回が初めてではなく、複数回物議を醸していることから、思いやりなど様々なものが欠如しており、人間的に問題があるとしか思えないです。
こういった方にリポーターなどの仕事をやらせるというのは、かなり問題があるのではないでしょうかね。