1994年4月にスタートした情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系 月~金曜午前5時25分)で、初回から唯一出演を続けている軽部真一アナウンサー(かるべ・しんいち 59歳)と、2012年から司会を務めている三宅正治アナウンサー(みやけ・まさはる 59歳)が今年秋に定年を迎え、番組出演者の入れ替えが検討されていると24日発売の週刊誌『週刊女性』が報じています。
記事ではフジテレビ関係者が、今年秋に同期の三宅正治アナと軽部真一アナが定年を迎えるとし、「秋の番組改編で、総合司会者などの見直しが検討されているといいます」と明かしています。
同関係者によれば、秋以降の改編は局内でもトップシークレットだそうで、現時点では現場レベルには、番組の今後に関する情報は届いていない様子といい、「最近は世帯視聴率こそ、テレビ朝日の『グッド!モーニング』に抜かれる日も多いですが、20~30代女性や10代の視聴率は同時間帯トップを死守しています。ただ看板2人が抜けてしまったら、一気に転落してしまうのでは……と心配する声が上がっています」
と語っています。
ただ、メディア研究家・衣輪晋一さんは、2人が番組降板後も大幅リニューアルはしない可能性が高いと推測し、「『めざましテレビ』は同時間帯の朝の情報番組で4年連続視聴率トップをマーク。また番組は習慣で見る視聴者も多いですし、三宅アナと同じようなベテランアナウンサーを局内または局外から連れてくる…というようなマイナーチェンジで終わりそう」
と語っています。
週刊女性は真相を確かめるため、三宅正治アナと軽部真一アナの定年退職による番組降板についてフジテレビに確認したところ、「10月改編については、現段階では決まっておりません」との回答だったとのことです。
『めざましテレビ』では、元NHKでフリーの大塚範一アナ(73)が番組スタートから司会を務めてきたものの、白血病によって2012年3月末をもって降板となり、多くの視聴者から惜しむ声が上がりました。
その後、番組はフルリニューアルされ、三宅正治アナが2代目総合司会に就任しましたが、番組の視聴率に大きな影響を与えることなく、2016年に『ZIP!』(日本テレビ系)に抜かれるまで、7年連続で同時間帯1位の視聴率を獲得していました。
2012年4月~2016年4月にかけては、フジテレビのエースだった“カトパン”こと加藤綾子アナも番組の司会を務めており、加藤アナらが降板してから視聴率が若干ダウンしたものの、2018年から現在まで同時間帯トップの視聴率をキープしており、2021年度(2021年3月29日~2022年4月1日まで)の平均世帯視聴率は8.1%、個人視聴率は4.5%となっています。
そんな番組で顔を務めている三宅正治アナや、1994年のスタートからエンタメキャスターを担当している軽部真一アナは視聴者から高い支持を得ており、『ORICON NEWS』が昨年末に発表した「第17回 好きな男性アナウンサーランキング」では、軽部アナが5位、三宅アナは10位にランクインしており、それぞれベテランながら親しみを感じるキャラクターから好評価されています。
そんな2人が揃って番組を降板した場合、視聴率に影響を与えるのは必至でしょうね。
番組では三宅正治アナの定年退職を見越してか、昨年3月から生田竜聖アナが司会に加わって、井上清華アナとの3人体制にするなどのリニューアルをしていますが、秋の改編で本当に2人が降板となった場合、今後さらにどういったリニューアルを実施するのか注目したいところです。