2016年に週刊誌『フライデー』によって、女性アナウンサーとの“車中”不倫スキャンダルをスクープされた元NHKアナウンサー・Aさん(46)が、「小里巧(こざと・たくみ)」のペンネームで作家デビューし、推理小説の公募賞『第2回 論創ミステリ大賞』で大賞(賞金100万円)を獲得していたことを週刊誌『フラッシュ』が伝えています。
フラッシュの記事では出版関係者が、今年1月に『論創社』から出版のミステリー小説『悪夢たちの楽園(原題:常緑樹の憂鬱)』の作者・小里巧さんについて、「じつは、新人作家の小里氏の正体は、2016年に不倫を『FRIDAY』に報じられたNHK元アナウンサーのAさんなんです」
と明かしています。
<↓の画像が、元NHKアナウンサーAさんのデビュー作『悪夢たちの楽園』の写真>
Aさんは地方局に勤務していた2016年当時、番組で共演していた女性アナウンサーと不倫関係が局内でも問題視され、上司からも厳重注意を受けていたそうですが、その後も関係を続けていた末、フライデーに不倫スキャンダルをスクープされたことで番組を降板し、そのままアナウンサー職を離れることになったといいます。
その後は東京勤務になり、調査・研究などを担当する部署に所属しているそうですが、「A氏が勤務する部署は、よほどの事情がない限り、定年退職前の局員くらいしか異動しません」
とNHK関係者が語り、事実上の“左遷”のようです。
そんなAさんのデビュー作『悪夢たちの楽園』の内容についてフラッシュは、「大手デベロッパーのエースだった主人公が、プロジェクト失敗の責任を負わされて左遷。宮古島支社に配属になった翌日、同僚が水死体で発見されるというストーリー。」「読んでみると“島流し”された主人公の描写が、やけにリアルに感じられる――」
としています。
出版関係者は今作について、「作中にも〈新天地で心機一転、頑張ります〉〈地味な職場でもコツコツ頑張っていればきっと誰かが見てくれている〉など、異動後に気合を入れる場面や、〈今さら悔いても始まらない無益な想像ばかりが胸を苦しくさせる〉と、当時の後悔や憤りを自己投影しているような表現が多く見受けられます」
と、Aさんはデビュー作で恨み節を綴っているとのことです。
フラッシュの取材にNHK局員は「A氏が作家デビューしたことは局内ではほとんど知られていません」とした上で、「彼は、数年前から大手出版社のエンタメ系文芸誌の新人賞に応募して、入賞まではいかなかったものの、そこそこの評価を得て担当編集がついたこともあったそうです。著書出版後は在宅勤務が多くなりましたが、真面目に勤務しているようです」
と語っています。
フラッシュは真相を確かめるためAさんに直撃取材を敢行し、作家デビューしたのは事実なのか問うと、「上司から『答えないように』と言われています。申し訳ありません」と否定はせず、NHKにも問い合わせたところ「個別の職員に関する質問には、お答えしていません」との対応だったそうです。
<↓の画像は、フラッシュの直撃取材を受けた元NHKアナウンサーAさんの写真>
この報道を受けてネット上では、
- ほーオモシロイ。読んでみよ
- 生活はだらしなくても、生み出す作品は上等…っていう作家は古今東西、多い
- 路肩で車中行為してた人か笑
- NHK党の政見放送で言ってた不倫路上カー〇〇〇のやつか?
- 夕方の甲府の放送からある日突然居なくなっちゃった人だね。車の中で同僚のアナウンサーとあんなことやこんなことしちゃったって言う
- 左遷はされたもののNHKの勤務は続けていたんだな。しかし不倫で左遷されたことを恨んでいるなら、どうかと思うよ。
- NHKとかだと副業だなんだとなるとうるさそうなイメージだけど、意外とイケるのね。
- 作品として昇華させるなんて素晴らしいね。私には出来ない芸当だよ。体力と知識が必要だからね。ほかの分野でも活躍出来る人なんだろう。もう不倫はしないように。
- 余程の閑職でヒマが有るんだろう。判りますよ、その地位。普通は辞める人が多いよね。幾ら、賞金貰えるのか?兼業禁止ちゃうの?
- あんなシーンを全国民に曝け出したのに未だに同じ組織に居座ってるとか凄いメンタル。
周囲からもずっとカー〇〇〇不倫野郎と見られてるのに。自分なら耐えられないが。
まあ阿部渉も未だnhkにいるし、nhk職員は厚顔無恥な奴の集まりなんだろうね。
などの声が上がっています。
元NHKアナ・Aさんと相手女性の実名に関しては、フライデーも2016年に“車中”不倫スキャンダルをスクープした際にも実名を伏せて仮名で伝えていたのですが、記事が出る直前にNHKの公式サイトから存在が抹消されたほか、何の説明も無く突如番組を降板したことにより、ネット上では即特定されていました。
<↓の画像が、フライデーが報じた元NHKアナ・Aさんの不倫スキャンダルの写真>
Aさんは静岡出身で、早稲田大学教育学部を卒業後の2000年にNHKへ入局し、富山放送局、名古屋放送局を経て2010年から東京アナウンス室に勤務し、お笑いネタ番組『オンバト+』では初代司会者を務め、その後は『特報首都圏』のキャスターを担当し、2015年に東京から甲府放送局へ異動しました。
そして、甲府放送局で担当していた『Newsまるごと山梨』で共演の契約キャスターとの不倫が報じられ、それぞれ表舞台から姿を消しましたが、その後も元NHK職員で『NHK党』の立花孝志党首(56)が政見放送などでこのスキャンダルを糾弾し続け、度々話題に上がっています。
そんなAさんは現在、放送研究機関『NHK放送文化研究所』の世論調査部に所属し、メディア関連の世論調査に関する記事の執筆なども行っています。
また、Aさんなのかは不明ながら同姓同名の方が2010・2015年に『松本清張賞』、2012年に『日本ミステリー文学大賞新人賞』、2015年に『江戸川乱歩賞』に出品し、1~2次予選まで通過していました。
小里巧名義のプロフィールには「仕事のかたわら、2010年頃から小説を書き始め、文学賞に投稿して作風を模索。」と記されていることから、恐らく不倫報道前は実名で作品を出品していたとみられます。
そして、『論創ミステリ大賞』で大賞を受賞したAさんは作品について、「四十路男の葛藤と成長を描いた青春小説でもあります」とした上で受賞の言葉として、「最初に“小説らしきもの”を書いてみてから十年余り。永遠の“作家志望”のまま死ぬのかなと自虐的に思っていましたので、『ああ、コツコツ書き続けていれば、いいことがあるのだなあ』と感慨に浸っております。選考に関わってくださった皆様に心から御礼申し上げます。」「作家としてのスタートラインに立たせていただいた幸運を無駄にしないよう、今後は、“書いている自分が面白い小説らしきもの”から卒業して、“読んでくれる人が面白がれる小説”の書き手になれるよう、またコツコツと書いていこうと思います。」
とのコメントを寄せています。
NHKは就業規則で副業をする場合は上司の許可が必要で、2月にNHKを退職してフリーに転身した青井実アナ(43)は無許可で副業し、厳重注意を受けていたことが報じられ大きな騒動に発展しましたが、Aさんは許可を得て作家活動をしているのか否か、フラッシュはその点には触れていないものの、過去に実名で複数の作品を出品していることから、恐らく許可を得ているのでしょう。
あの衝撃的な不倫スキャンダルから8年近く経ち、作家デビューしていたというのは驚きましたし、ネット上では否定的な声も少なくありませんが、あの騒動後に閑職へ異動になるという処分も一応受けたようですし、引き続きNHK職員としての職務を全うしながら作家業も頑張ってほしいです。