TBSの笹川友里アナウンサー(ささがわ・ゆり 30歳)が7日に、2月末をもってTBSを退社することを発表しましたが、TBSでは30歳前後の女子アナの流出が相次いでいる原因を『東京スポーツ』(東スポ)が伝えており、身内を番組に使わないTBSの姿勢に対して、女子アナたちからは不満の声が噴出しているとしています。
笹川友里アナは日本女子大学を卒業後、TBSのアナウンサー採用試験を受けるも不合格となり、一般職の試験を受けて合格、2013年4月に入社後は情報制作局情報2部に所属し、情報ワイド番組『王様のブランチ』などでAD(アシスタントディレクター)を務めていました。
その後、“美人過ぎるAD”として注目を集めるようになり、入社から1年後に希望していたアナウンス部へ異動し、2014年6月にアナウンサーデビューを果たしました。
アナウンサーになって以降は、『王様のブランチ』『ひるおび!』『ご対面バラエティー 7時にあいましょう』『Good Time Music』『はやドキ!』『人生最高レストラン』『あさチャン!』など、様々な情報・バラエティ番組を担当しました。
一方の私生活では2016年に、元フェンシング日本代表の五輪・銀メダリストで、『日本フェンシング協会』の会長を務める太田雄貴さん(おおた・ゆうき 35歳)との交際が発覚し、2017年12月に結婚を発表、2019年6月に第1子となる長女(1)を出産しました。
<↓の画像は、笹川友里アナと夫・太田雄貴さん、長女の家族写真>
その後昨年10月には仕事復帰を発表しましたが、2月7日放送のラジオ番組や自身のインスタグラム上で、「2月末でTBSを退社致します。ADとアナウンサーのどちらも経験させて頂いた 8年間の会社員生活で築けた 沢山の思い出と経験と一生物の仲間を大切にしながら、今後も人生を歩んでいこうと思います。働き方は少し変わりますが、夫と娘を支えつつ、ラジオなどで皆様と繋がれる機会を楽しみにしております。これからも宜しくお願い致します!」
とTBSからの退社を発表し、3月以降はフリーで活動予定とされています。
『スポーツニッポン』(スポニチ)によれば、笹川友里アナの退社理由は「自分のペースで仕事をするため」とのことですが、東スポは「身内を使わぬ姿勢に局内から不満の声が上がっている」としています。
TBSでは、2014年に田中みな実アナ、2015年に枡田絵理奈アナ、2016年には小林悠アナ、2017年に佐藤渚アナ、2019年に吉田明世アナ、林みなほアナ、宇垣美里アナが退社と、エース級の女子アナが毎年のようにTBSから去っています。
東スポの記事ではその原因についてTBS関係者が、「帯の情報番組に自局のアナを使用せず、外部の小川彩佳やホラン千秋、夏目三久をメインMCに起用。そんな姿勢にみんな不満を持っている。しかも、いずれも視聴率が低迷していることで『なんで自前のアナをもっと使わないんだ!』と局内でも疑問の声が噴出している」
と明かしています。
<↓の画像は、小川彩佳アナ、夏目三久アナ、ホラン千秋さんの写真>
この報道を受けてネット上では、
- 人を育てて外に放出させて人件費もったいなくないのかな
- 局アナ使わず、育てる気がないのであれば、採用数減らせばいいのに
- 経費の無駄遣い。TBSの経営は何も分かってない。テレビ以外のメディアもメジャーになってきた時代、そろそろ民放も淘汰した方がいいのでは?
- 他局のアナウンサーだった小川彩佳や夏目三久はまだしも、キー局のアナウンサー採用試験全てに落ちたホラン千秋が帯番組のMCをやっているのはおもしろくないだろうな
- ここまで頑なに外部の人材ばかり起用するのは何でなんだろう。TBS報道部の偉いさんは自社の女子アナにはろくな奴がいないっていう偏見でもあるのかな。
- 経費削減する必要性があるなら外部外注を切って、内部のアナウンサーを起用すれば良いのにTBSは殆どの帯番組が外部だもんな。
- 若手では山本アナ、上村アナ、田村アナ、良原アナ、ちょっと名前を上げただけでも、ニュースの読める人材がこれだけいる。(ベテランでは出水アナなどがいる)
ニュースの読める女子アナのいないフジテレビであれば、即戦力の人材だろう。色々大人の事情があるのだろうが、正直、勿体ない気がする。 - 自社アナ使わないなら、もうアナウンス部廃止でもいいんじゃないかな?
最近はアナウンサーはただのアイドル・タレントと化して、30代で殆ど退社するという今どき珍しい腰掛け職種だしね。そんなの各種芸能事務所が手配してくれるから、自前で雇う意味はないよ。
などの声が上がっています。
TBSのアナウンサーたちが、フリーアナウンサーら外部の人間を情報・報道番組のメインキャスターに起用していることに不満を抱き、それがエースアナたちの流出に繋がっているとの指摘は以前からありました。
昨年3月には、元テレビ東京でフリーの大橋未歩アナが『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、「TBSアナウンサーの子たちに聞いたのは、なんでTBSを辞めるのかっていうと帯が全員外注だから辞めるって言ってましたね。朝は夏目三久ちゃん、夕方はホラン千秋さん、夜は小川アナってなって『全部外注で私たちに帯の仕事が回ってこないから辞めるんです』って」
と、TBS女子アナの退社が相次いでいる理由を暴露していました。
大橋未歩アナはさらに、TBSが外部のフリーアナウンサー等を番組に起用する理由について「何でもお金を払った方がいいものに見えるじゃないですか?(TBSは)費用があるから。」と語り、「テレビ東京は無いから、帯も全部、局アナでやっていて良かった。雰囲気はめちゃくちゃ良かったですよ。人がいないから全員レギュラー(番組)もらえて、格差がないから仲が良いんですよ」と明かし、これらの発言を巡って物議を醸していました。
TBSは一部の人気アナを番組に多用する傾向にあり、複数の番組を担当していた吉田明世アナがフリー転身後は、山本里菜アナをはじめ、宇内梨沙アナ、宇賀神メグアナ、田村真子アナ、江藤愛アナ等が現在複数の番組を担当していますが、なぜか情報・報道番組のメインキャスターには起用しようとはしません。
それがアナウンサーの流出に繋がっているとされ、TBS内部では「アナウンサーVS上層部」の対立が勃発し、アナウンス部の廃止説も浮上しているとの情報が流れたこともありました。
その後も特に状況は変わることなく、笹川友里アナの退社も新たに発表されたわけですが、この流れは今後も続くのかもしれないですね。