フジテレビのベテラン・笠井信輔アナウンサー(かさい・しんすけ 56歳)が9月30日にフジテレビを退社、フリーに転身し、『情報プレゼンター とくダネ!』(平日午前8時)を卒業することが明らかになりました。
『サンケイスポーツ』や『スポーツニッポン』によると、10月からは『とくダネ!』で共演しているキャスター・小倉智昭さん(72)のほか、作家・室井佑月さん(49)、元プロ野球選手の槙原寛己さん(55)、タレント・薬丸裕英さん(53)、薬丸さんの長女・薬丸玲美さん(23)等が所属する芸能事務所『オールラウンド』に入ることが決まっているそうです。
笠井信輔アナはすでに複数の関係者にメールなどで、「9月末日でフジテレビを辞めてフリーになります」と宣言しているといい、笠井アナは昨年5月ごろからフリー転身に向けて動き出し、元テレビ東京アナの小倉智昭さんに相談して『オールラウンド』への移籍を決意したそうです。
このタイミングでフジテレビを退社、フリー転身を決意した理由は、ここ数年、アナウンス室のゼネラルアナウンサーとして後輩たちの指導など管理職としての仕事が増える中で、「私はどこまでも現場プレーヤー。広い世界で働きたい」という思いが強まったためで、今後どのような活動をしていきたいなどの明確なビジョンもあるようです。
これまでは情報・報道番組を中心に活動してきましたが、フリー転身後はバラエティ番組への出演にも意欲を見せているほか、周囲の関係者らには、「映画・演劇という自分の専門分野を活かせる仕事をもっと自由に行い、バラエティーなど幅広い仕事をしたい。エキストラでもいいから芝居もしたい」「映画パンフレットの執筆、映画祭や会見の司会など、テレビに限らず新聞、雑誌、ネットも積極的にやっちゃおう!」
と意気込んでいるとのことです。
そう語る笠井信輔アナの祖父は、戦後に数多くのラジオ・テレビの脚本を手掛けた劇作家・脚本家の阿木翁助さん(あぎ・おうすけ 本名=安達鉄翁 享年90)で、日本テレビの芸能局長、常務制作本部長を歴任し、日本放送作家協会の会長を務めた方でした。
また、笠井信輔アナの父親は『東宝』のプロデューサーで、こうした家系に生まれた笠井アナは早稲田大学商学部を卒業後の1987年にフジテレビへ入社し、『おはよう!ナイスデイ』『FNNスーパータイム』『タイム3』『今夜は好奇心!』『めざましテレビ』などの番組を担当、1999年からスタートした『とくダネ!』ではアシスタントに就任しました。
<↓の画像が、『とくダネ!』スタート当初の出演者の写真>
(左から笠井信輔アナ、小倉智昭さん、佐々木恭子アナ)
年間約130本の映画も鑑賞するほどの映画好きな笠井信輔アナは、映画紹介番組『男おばさん!!』(フジテレビ ONE TWO NEXT)に出演しているほか、ドラマや映画にも積極的に出演しており、実写ドラマ『ちびまる子ちゃん』では担任教師・戸川先生役を演じたり、映画『ガメラ3』や『ゴジラ』シリーズでは逃げ惑う人やリポーターなどちょい役で出演、他にも『交渉人 真下正義』『ゲゲゲの鬼太郎』『少林少女』『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』などに出演していました。
<↓の画像は、実写ドラマ『ちびまる子ちゃん』で戸川先生役を演じた笠井信輔アナの写真>
一方のプライベートでは1990年6月に、元アナウンサーでテレビ東京編成局ドラマ制作部所属の茅原ますみさん(55)と結婚し、1994年1月に長男(25)、1998年2月に次男(21)、2003年5月に三男(16)が誕生しています。
<↓の画像が、笠井信輔アナの妻・茅原ますみさんの写真>
こうした経歴を持つ笠井信輔アナが、定年を前にフリー転身を決意したことに対してネット上では、
- 局アナでいた方が良いと思う
- 使うとこあるの?フジの方が安泰だと思うけど…
- 需要あるか?とくダネに出てる人なだけで、個人で映える人じゃないし、好き嫌い抜きで成功する絵が見えない。
- フリーなっても成功するとは限らないからな、元フジテレビに居た山中さんは全く見なくなったな。
- 言っちゃ悪いが、フリーになってやれるほどの実力も人気もないだろ
- 彼にそこまでの需要があるのかな?朝のワイドショーも彼じゃなくても誰でも出来るようなトークだし。
- 後輩のアミーゴ(伊藤利尋アナ)ならフリーになっても成功する可能性があるけど、彼のようにアナウンス力が絶望的な人間がフリーになってもコケるかも。
- 若い頃はメインで帯番組を持たせてもらって、フジのエース級アナウンサーだったのが、滑舌は悪い、場の空気が読めない、得意分野にしか興味ないと使えない存在に。
本人が思うほど、現場向きではないと思う。 - 需要はないでしょ。古巣のフジがお情け程度に起用するのがせいぜい。
などと厳しい声が多く上がっています。
笠井信輔アナは以前から滑舌が悪い、常識がない、言葉にセンスがない、態度がデカイなどと散々視聴者からも酷評されていた方で、『とくダネ!』がテコ入れして後輩の伊藤利尋アナ(47)、山崎夕貴アナ(31)が昨年からメインアシスタントとして出演するようになってからは、番組には不要という声も多く上がっていました。
そうした中でフリー転身が発表され、ネット上では「需要なし」などと手厳しい声が殺到しているのですが、女性アナと比べてフリーの男性アナの需要は低いので、最初は多少仕事があったとしても、徐々に仕事が減っていきそうな気はしますね。
フジテレビからフリーに転身した男性アナで有名なのは、露木茂アナ、逸見政孝アナ、福井謙二アナ、山中秀樹アナ、牧原俊幸アナ、須田哲夫アナ、長谷川豊アナ、田中大貴アナなどで、この中にはフリー転身後も活躍を続けた方はいますが、局アナ時代と比べると様々な事情で仕事が減り、最近ではほとんど姿を見ないという人が多数います。
笠井信輔アナも同じパターンとなりそうですが、フリー転身後の活動として役者業などにも意欲を見せているので、これからの活動に注目していきたいですね。