乳ガンで闘病生活を送っていたフリーアナウンサー・小林麻央さんが22日夜、34歳という若さでこの世を去っていたことが23日に明らかとなり、多くの悲しみの声が上がっていますが、姉でフリーアナウンサーの小林麻耶さん(37)が23日にラジオ番組の収録を行っていたことが明らかになっています。
『サンケイスポーツ』によると、2011年10月から出演している『Love in Action』(FM OSAKA、TOKYO FMほかJFN36局ネット)に、1年1ヶ月ぶりに復帰を果たしたそうで、「仕事を休んだら妹が悲しむ」と奮起して収録に臨んだといいます。
小林麻耶さんは昨年5月、木曜レギュラーを務めている生放送の番組『バイキング』(フジテレビ系)に出演中、体調不良を訴えて退席し、病院へ緊急されて検査入院しました。
その後、所属事務所『セント・フォース』は、過労や体調不良が回復しないことを理由に活動を休養することを発表し、小林麻耶さんは療養生活を送りながら、小林麻央さんの闘病生活を献身的にサポートしていました。
そして、今年4月に『バイキング』の単独インタビューで仕事復帰を果たし、5月には昨年中止になったエッセー『まや道 向かい風でも笑顔の理由』の出版記念イベントに登場して元気な姿を見せ、「テレビでぶりっ子をして妹を笑わせたい」と語っていました。
<↓の画像は、5月27日に出版記念イベントに登場した小林麻耶さんの写真>
- 出版記念イベントに登場した小林麻耶(YouTube)
小林麻央さんの看病を続けながらも徐々に仕事復帰を果たし、7月3日からは『Love in Action』に復帰することを発表していたのですが、復帰収録の前日に麻央さんが亡くなりました。
小林麻耶さんは5月から母親と小林麻央さんの自宅に住み込み看病し、最期を看取り、収録を延期させることも検討されたそうなのですが、麻耶さんは自ら収録への参加を決断したといいます。
最愛の妹を亡くし、大きなショックを受けている中で臨んだ収録では、小林麻央さんについて語っていたと関係者が明かしています。
小林麻耶さんがパーソナリティを務めている『Love in Action』では献血を推進しており、若年層に献血を呼びかける無料ライブ『LOVE in Action Meeting (LIVE)』が6月6日に東京国際フォーラムで開催され、麻耶さんはトークゲストとしてライブに出演していました。
小林麻耶さんはステージ上で目に涙を浮かべながら、「私の妹もガンになり、輸血を受け、みなさんに助けていただきました。本当にあの輸血がなければ、妹はどうなっているかわかりません。」と語り、献血の必要性を訴えかけていたのですが、今回番組では声を震わせながら「献血が麻央と過ごす時間をもっと作ってくれた」と話していたそうです。
<↓の画像は、昨年10月に小林麻耶さんがブログに投稿した小林麻央さんとのツーショット写真>
そんな小林麻耶さんに対してネット上では、
- 彼女のメンタルが非常に心配。尋常じゃないだろ、今の精神状態
- 麻耶さんがんばったね。葬儀が終わるまでは体もあるし気も張ってるけど、終わってから一気に落ち込みが来ないか心配です。
- 一卵性姉妹と言われ、妹さんに尽くされ、心と体が悲鳴をあげているのではないでしょうか…麻耶さんのことが心配です。
- 強くならなくていいから、無理しなくていいから、たくさん泣いてご家族と一緒に一歩ずつ前に進んでいけばいいと思います。時間はかかるかもしれないけど、時間だけが心を癒してくれるから…
- 麻耶さんはこれから、命の大切さや看病の大変さ等を広く伝えていく、素晴らしいキャスターになると思う。今は落ち込みが激しいと思うけれど、頑張ってほしいな。
など、心配や励ましのコメントが多く寄せられています。
小林麻耶さんは小林麻央さんと非常に仲が良く、昨年5月に出版した『まや道 向かい風でも笑顔の理由』では、「病的に妹のことが好き」「麻央ちゃんのためなら命も差し出せる」と綴り、同著に寄せていた手記で小林麻央さんは「生まれ変わったら今度は私が姉になって守ってあげなければと思ったのですが、やっぱり生まれ変わっても、姉の妹がよくて…」と綴っています。
小林麻耶さんは自身のブログでも以前から小林麻央さんのことを綴り、多くの写真も投稿していたのですが、20日に更新をしたのを最後に更新をストップさせています。
小林麻耶さんが倒れた原因は、小林麻央さんの病気や仕事のストレス、その他にパニック障害を発症したのではないかとも噂されており、4月から仕事復帰を果たしたものの、最愛の妹を亡くしたショックによって体調が不安定になってしまわないか心配です。
小林麻耶さんは頑張りすぎてしまう性格で、それが原因で『バイキング』の生放送中に突然倒れるというトラブルを起こしていることから、無理をせずにとりあえず今はゆっくりとしてほしいですね。