9月をもって終了すると報じられたバラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系 日曜23時55分)が、番組をリニューアルして継続する事が30日に正式発表され、同日放送の番組内でMCの弘中綾香アナウンサーと元TBSでフリーの田中みな実アナウンサーが、9月24日放送回をもって番組を降板することを明らかにしました。
番組では2人揃って「私たち、今年の9月いっぱいで番組MCを勇退します!」と発表し、弘中綾香アナは現在第1子を妊娠中で、秋には産休入りを予定していることで降板し、一方の田中みな実アナの降板理由は不明ながら、「引退ということではないんです。見守り続けますよ」などと語り、今後また番組に登場する可能性もゼロではないことを示唆していました。
<↓の画像は、『あざとくて何が悪いの?』MCの弘中綾香アナ、南海キャンディーズ・山里亮太さん、田中みな実アナの写真>
『東京スポーツ(東スポ)』によると、『あざとくて何が悪いの?』の降板でレギュラー番組がゼロになる田中みな実アナはこれから女優業に専念する覚悟といい、所属事務所『フラーム』の看板女優である広末涼子さんがW不倫スキャンダルによって無期限謹慎となっていることから、その穴埋めでの活躍に期待が寄せられているといいます。
田中みな実アナは入社から5年半後の2014年9月をもってTBSを退社し、フリーの宮根誠司アナや羽鳥慎一アナ等が所属の事務所『テイクオフ』に入り、TBS時代から引き続き複数のバラエティ番組に出演しつつ、2019年から女優業に進出し、翌年にフラームへ移籍しました。
田中みな実アナは自身のラジオ番組で事務所移籍の理由について、「色んなことが重なって、複合的な理由」「女優になります!』みたいなことで変わったわけではないということは、多分親しい人たちは分かっていると思う。だって、もし私がそういう覚悟でそういう(女優の)道を選んだんだとしたら、全てのバラエティー番組とかを辞めてると思うから」「仕事の幅が広がってきたっていうこともあってなのかなぁとは思います」
などと説明していました。
東スポの取材にドラマ関係者は、「2020年に事務所を移籍したのも、女優業に力を入れるため。『あざとくて何が悪いの?』の卒業も田中さんの意向で、女優としてのイメージをより鮮明にする狙いもあるとか。本人は記事などで紹介される時、肩書には『フリーアナウンサーで女優』と記されます。それが『女優』だけになるくらいの活躍を目標にしているんです」
と語っています。
田中みな実アナは今年、3月放送のスペシャルドラマ『悪女について』(NHK)でドラマ初主演を務め、4月期には奈緒さん主演ドラマ『あなたがしてくれなくても』(TBS系)にメインキャストでレギュラー出演、現在は7月スタートの杉野遥亮さん主演ドラマ『ばらかもん』に出演中で、女優としての活躍の場を広げています。
まだ正式には発表されていませんが、ニュースサイト『NEWSポストセブン』などによって、吉高由里子さん主演で来年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』への出演が決定したとも報じられています。
前出のテレビ関係者によれば、田中みな実アナは事務所移籍時に、周囲には大河ドラマや朝ドラ出演を目標として挙げていたといい、それが事務所移籍から3年ちょっとで実現し、現在はこれまでの“あざとい”イメージ払拭、女優として演技で評価してもらえるようレッスンなどに励んでいるといいます。
そんな田中みな実アナの追い風になりそうなのが、広末涼子さんのW不倫スキャンダルによる活動休止といい、「事務所としても田中さんに広末さんの穴を埋める女優に成長してほしく、田中さんもそうなりたいと思いを強くしている。事務所社長は田中さんの意向をくんで、将来的な女優としての才能を信じて所属させた。今は広末さんの不倫騒動で心身ともに疲弊していますが、田中さんはそんな社長に恩返しを誓っているとか」
と芸能プロダクション関係者は語っています。
『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』が昨年報じた記事によると、田中みな実のテレビ出演時のギャラはバラエティ番組だと1本60~80万円、ドラマは1本30~50万円程度といい、ドラマ出演料は駆け出し女優と変わらないギャラながら、女優としての評価を高めるため演技の仕事に力を注いでいるとしています。
田中みな実アナは「恋愛ドラマの女王」の座を狙っているそうで、それによって男女の恋を描いた作品に積極的に出演し、「恋愛ドラマといえば田中みな実「婚活女子といえば田中みな実」とのイメージを確立するために奮闘しているとも報じられています。
田中みな実アナが所属するフラームには広末涼子さんの他にも、戸田恵梨香さん、有村架純さん、吉瀬美智子さん、松本穂香さん等が所属していますが、広末さんは活動を休止し、戸田さんは5月に第1子を出産したばかりで、しばらく仕事はセーブするとみられ、事務所としても田中さんに大きな期待を寄せているのは確かでしょうね。
出演作を重ねて演技に対する評価も徐々に上昇し、『あなたがしてくれなくても』での演技に対しても絶賛の声が相次いでいて、来年放送の『光る君へ』でも良い演技を見せれば評価が爆上がりすること間違いなしで、有村架純さん等と並んで事務所の看板女優となる可能性もあり、今後女優業に専念してどこまで評価を高めていくのか注目ですね。