週刊誌『週刊文春』によって、フジテレビの人気女子アナたちがステルスマーケティング（ステマ）疑惑を報じられ物議を醸す中で、フジテレビの海老原優香アナウンサー（えびはら・ゆか 27歳）に、また新たなステマ疑惑が浮上していることを18日発売の『週刊女性』が報じ、ネット上では批判が殺到しています。
『週刊文春』は4月に、2週にわたってフジテレビの女子アナたちによるステマ疑惑を報じ、記事の中で名前が挙げられたのは、海老原優香アナのほか、井上清華アナ、堤礼実アナ、久慈暁子アナ、宮澤智アナ、三上真奈アナ、杉原千尋アナの7名で、多くの芸能人が訪れている人気美容室やその系列店へ行き、店のインスタグラムアカウントに写真を掲載させる代わりに、“無料”で施術を受けていました。
＜↓の画像が、『週刊文春』の報道でステマ疑惑浮上のフジテレビ女子アナ7名の写真＞
(左上から時計回りに) 井上清華アナ、堤礼実アナ、久慈暁子アナ、海老原優香アナ、宮澤智アナ、三上真奈アナ、杉原千尋アナ
この行為が、「利益提供秘匿型」のステマにあたると『週刊文春』は指摘し、フジテレビの女子アナたちが利益提供を受けて店の宣伝に加担していたこと、広告であることを明示していないことが問題視されていましたが、フジテレビにこの件について問い合わせたところ、「ステルスマーケティングに該当する行為はないと考えております。」「就業規則に抵触する行為が判明した場合には、適切に対処して参りたいと考えています」などと回答したとしていました。
この報道から1ヶ月が経って騒動が収まっていく中で、『週刊女性』が新たに海老原優香アナに別のステマ疑惑が浮上していることを伝えており、問題行為の内容について美容ライターは、「『週刊文春』で指摘された美容室のほか、都内の一等地にある美容サロンでもサービスを受けていました。90分3万3000円のコースを、無料で提供されていたそうです」「サロンの公式SNSに写真をアップすることを条件に、無料でサービスを受けていたんです。今年の3月まで、10回ほど通っていたみたいですよ」
と明かしています。
海老原優香アナは知人の紹介で、2019年末から美容サロンで施術を受け、実質的にサロンの広告塔の役割を担っていたといいます。
＜↓の画像が、美容サロンがインスタグラムで公開の海老原優香アナのステマ疑惑投稿の写真＞
これについて美容ライターは、「いわゆる“ウィンウィン”の関係だったわけですが、海老原さんが施術後に写真の撮影を拒んだことがあったそうです。お店の方が抗議したところ、『次からはちゃんと撮影に応じます』と答え、その場は収まったようなんですが……」「サロンに対して突然『これまでの写真を削除してほしい』と連絡。サロン側は『投稿ができていない分の施術に関しては、料金を払ってほしい』とやんわり伝えたそうです」
と語り、3月下旬にフジテレビ内でステマ疑惑の調査が始まったタイミングで、海老原優香アナが投稿の削除を求めたそうです。
そして、事の真相を確かめるために海老原優香アナが通っていた美容サロンの経営者に取材したところ、事実関係を認めた上で、「本来、投稿はモデル様側のSNSにもシェアしてもらうんですが、海老原さんはPRは一切できないとのことでした。でも店側がアップしたものなら大丈夫だと。一度、肌のコンディションを理由に撮影を拒否。ラフな格好にすっぴんで、そもそも撮影させる気がなかったんでしょうね」
と語ったとしています。
インスタグラムには現在も海老原優香アナの投稿が残ったままの状態で、これについて聞くと、「写真をアップできない理由がモデル様のご都合の場合は、通常であれば施術の料金を請求させていただいています。このことも連絡しましたが、支払う気はないようで……現状、削除はお断りしています」
と説明したとのことです。
一方、5月中旬に海老原優香アナに直撃取材を行ったところ、「写真掲載を条件に無料でっていう話ではなくて。知り合いの方から紹介されてオープン時に行ったら、『写真撮らせてもらえませんか？』っていう話に。SNSに載せる際はこちらがチェックするという話だったんですけど、確認の連絡が最初の一度しか来なくて……。こちらとしては、書面とかで正式に『いいですよ』という風にはお伝えしていなかったんです」
と、経緯を説明したそうです。
＜↓の画像が、『週刊女性』の直撃取材に応じた海老原優香アナの写真＞
フジテレビにもこの件を報告済みといい、「『SNSに掲載する際に確認の連絡がないので、消してくださいとお願いしてますが、こういう（消してもらえない）状況です』という説明をしています。サロンには、消してもらえるのならお代もお支払いさせていただくんですけど、SNSがブロックされていて連絡が取れないんです……」「特にSNSを確認もしなかったので……どういう感じなのか見てなくて。知り合いなので、『写真撮っていい？』『いいですよ』っていう、お友達付き合いの延長線上みたいな感じなのかなって」
と語り、ステマ行為は店側が勝手にやったことだと主張しています。
約30万円ものサービスを無料で受け、これは特別な扱いだとは思わなかったのか問うと、「『無料でやってもらうこと自体、世間知らずなんじゃないか』っていうことに関しては、その通りだなと思います……今後は、より気をつけていこうと思っています」
と話したとしています。
フジテレビにも海老原優香アナのステマ疑惑について問い合わせると、「ご指摘の件は、弁護士などの専門家にも確認のうえ、いわゆるステルスマーケティングには該当しないと考えております」と、これまでと同様にステマではないという見解を示したとのことです。
この報道を受けてネット上では、
- SNSで連絡って、店行けば速攻支払えるのに行かないんだから質が悪い。連絡とって金払わずに済まそうって思ってる証拠じゃん
- 30万ものエステサービスを無料で受けているのに、何の違和感も感じない人のアナウンスを聞きたいとも見たいとも思えない
- テレビ局は、広告の枠売って利益を上げるビジネスをしているので、一社員であるアナウンサーが事実上、利益を受け取り、独断で特定の会社の広告行為を行なっていたとなると、立派な背任行為に当たると思います。
- 会社員が利益供与を受けたら内規に引っかかる事ぐらいわからないかな？ステマをやってる意識がないとかそういう問題ではないの。
サービスを受けて金を払わなくていいけど、SNSには載せてね。って普通おかしいでしょう。いち会社員が何勘違いしてるのって。タレントですか？アイドルですか？ - ３万円ほどの費用がかかるエステサロンへ合計１０回も通い、総額は３０万円ほどになる。
これを無料サービスで受けて、何事もなかったかのようにコメントをしているようであれば、海老原アナの倫理観や、道徳観を疑うね。
当然ながら、エステ側は何らかの形で見返りを期待するのが普通の考えであると思うよ。
フジテレビの社内規定に問題がなければ、局側は当事者を処分はしないとの方針みたいだけど、だとすれば、フジテレビの倫理観や、道徳観は一般社会の常識とは乖離していると思う。
などの声が上がっています。
海老原優香アナが2019年末から通っていたのは、東京・銀座にある小顔矯正サロンのようで、そこの院長を務める整体師の男性のインスタグラムには、海老原アナの施術前と施術後のビフォー・アフター写真や、来店時に撮影した動画が少なくとも10件以上は投稿されています。
＜↓の画像が、海老原優香アナが通っていた小顔矯正サロンのインスタグラム投稿写真＞
このサロンが2019年末にオープンして以降、海老原優香アナが毎月来店しているともサロンのインスタグラムに記されており、海老原アナが院長に誕生日プレゼントを渡した際の動画もあります。
『週刊女性』の取材に対して海老原優香アナは、SNSへの掲載にあたって事前の連絡が1度しか無く、どのような投稿をされているのかも確認をしていなかったとのことですが、来店毎にビフォー・アフター写真や動画を撮られ、1回3万円以上する施術を無料で受けていたわけで、こうしたことに疑問を抱かずに、サロンに通い続けていたというのは納得できない話です。
また、海老原優香アナは自身のアカウントがサロン側にブロックされ、連絡が取れない状態だと語っていますが、店に電話するなり、直接店を訪れて事情を伝え、施術代の支払いをすることは可能なわけですし、苦しい言い訳としか思えません。
『週刊文春』の報道によれば、ステマ疑惑が浮上した女子アナたちはコンプライアンスの理解すらしておらず、自分たちの行動を反省するのではなく「何でこんなことで？」「何が悪いの？」「みんなやってるじゃないですか」と開き直り、「友達だから断れなくて」「無断で載せられた」といった言い訳をしているそうです。
海老原優香アナも店側に問題があったかのような口ぶりで反省の色が見えず、フジテレビもステマには該当しないとの認識を示しているため、ほとぼりが冷めた頃にまた同様の行為をしそうですが、一連の報道によってイメージが悪化、信頼も失っていることから、今後は注意を払うようにしてほしいものですね…。