日本テレビのエースで、現在『news every.』などを担当している藤井貴彦アナウンサー(52)が3月をもって局を退社し、4月からフリーアナウンサーが数多く所属する芸能事務所『セント・フォース』と業務提携することが22日に正式発表されました。
同日には、上重聡アナ(43)も3月をもって日本テレビを退社することが明らかとなり、ベテランアナ2人の同時退職に対して驚きの声が上がっており、その裏側を巡って様々な情報が飛び交う中で、ニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』は、日本テレビが優秀な人材の更なる流出を阻止するために、社員の待遇の改善に乗り出すとの情報を伝えています。
<↓の画像は、3月で日本テレビを退社する藤井貴彦アナ、上重聡アナの写真>
ピンズバNEWSによれば、日本テレビではベテランアナウンサーだけでなく、1年前には『有吉の壁』や『有吉ゼミ』などの総合演出を手掛ける橋本和明さんが退社、同局の史上最年少でプロデューサーに昇格し、菅田将暉さん主演のヒットドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』などを手掛けた福井雄太プロデューサーが昨年9月に退社、Netflixへ移籍するなど、優秀な人材が相次いで外部に流出しているとしています。
その原因について芸能プロダクション関係者は、「有望な人材が流出しているのには理由があるんです。日テレは人事面で“特別扱い”がなく、どんなに活躍し、仕事ができても年齢が一緒であれば給料も同一なんです。一方、TBSやテレビ朝日は仕事ができる人は一気に昇進させたり、相応の報酬を払ったりする仕組みができている。日テレにはそれがないこともあり、どんどん有望株が辞めていってしまっている」「アナウンサーなら帯の番組を持っていて超多忙な人も、特段レギュラー番組もない人も給料は同じ。制作サイドも全く同様です。」
と説明しています。
いくら頑張っても給料が上がらないことにより、各部署のエース級が局を辞めるという動きが続き、これに危機感を抱いた日本テレビは今夏に改革に取り組むことを決断したといい、「遅きに失した感もありますが、これで流れは変わっていくはずです。そしてこの改革で何が起こるのかというと、水卜麻美アナ(36)が役員もしくは役員待遇へと昇進するのではないかということ。そもそも今度の人事制度の改革も、水卜アナの流出を防ぐことが最大の目的だともっぱらですからね」
と、前出の芸能プロ関係者が明かしています。
日本テレビは10年以上にわたり、日本テレビを代表するエースアナとして活躍を続け、入社5年目の2014年からは、日本テレビの元エース・羽鳥慎一アナと共に『24時間テレビ』の総合司会を担当するなど、レギュラー番組以外にも複数の特番の司会を任されています。
<↓の画像は、『24時間テレビ』の司会を務める水卜麻美アナ、羽鳥慎一アナの写真>
そのため、日本テレビは水卜麻美アナのフリー転身だけは何としてでも防ぎたいと考えているといい、そして今夏から実施する人事制度の改革によって、水卜アナが役員などに昇進する可能性が高いと見られるといい、「例えば、TBSのエース・安住紳一郎アナ(50)は昨年7月に『総合編成本部アナウンスセンター役員待遇エキスパート職』へと昇進。彼の年収は一説には“億超え”とも囁かれています。テレ朝の大下容子アナ(53)も2020年に役員待遇に昇進。2人とも現役アナウンサーでありながら役員待遇となり、しっかりと報酬を受け取っているわけです。水卜アナの貢献度を考えたら両者にも引けを取っていません。今夏の制度改革後、早々に役員や役員待遇に昇進するなんてことも十分に考えられそうです」
としています。
日本テレビは2019年6月の人事で、同局のエースだった桝太一アナと水卜麻美アナを揃って昇進させ、桝アナはアナウンス部の副主任から主任(課長待遇)、水卜アナは副主任(副課長待遇)に昇進しました。
その後、桝太一アナが2022年3月をもって退社してフリーに転身し、水卜麻美アナが主任となっているようで、こうした人事の背景にもフリー転身を阻止する目的があるなどと週刊誌などに報じられていました。
水卜麻美アナ自身はかねてから日本テレビ愛をアピールし、フリー転身説をキッパリと否定しているのですが、水卜アナの活躍ぶりから役員や役員待遇への昇進は当然かと思います。
昇進後には、局がさらに水卜麻美アナを酷使することが懸念されますが、今後仕事量も調整し、少しずつでも負担を減らすなどの対応も取ってもらいたいです。