橋下徹弁護士が中居正広擁護のYouTube動画を関西テレビが削除。週刊文春の続報受けて対応? 理由説明無しで物議
中居正広さんと元フジテレビアナウンサー・Aさんのトラブルを巡って、中居さん側の関係者から相談を受け、独自情報をもとに中居さん擁護をしていた元大阪府知事・橋下徹弁護士の動画が突如非公開となり、その理由を巡って様々な憶測が飛び交っているほか、橋下弁護士の言動に批判的な声が上がっています。
橋下徹弁護士は5月14日放送の情報ワイドショー番組『旬感LIVE とれたてっ!』(関西テレビ)に出演した際に、フジテレビの第三者委員会が中居正広さんがAさんにした行為について、「業務の延長線上で、性暴力による重大な人権侵害の被害を受けた」と認定したことに噛みつきました。
橋下徹弁護士によると、3月末に第三者委員会が調査報告書を公表後に、中居正広さん側の弁護士以外の関係者から「意見とか色々質問に答えてもらいたい」と助言を求められ、第三者の立場で中居さん側の言い分を聞いたそうです。
また、この件に関して中居正広さん本人とやり取りしたわけではないとしたうえで、周囲の法律家たちは第三者委員会の調査報告書に疑問を抱き、「言うべきことは言わなきゃいけないんじゃないの」「これはちゃんと言うべきことは言おう」との声が上がり、中居さん側が反論に出始めたと説明しました。
そして、橋下徹弁護士は当事者間で守秘義務契約を結んでいるトラブル当日の出来事に関しても、「ちょっと把握しています」と明かしたうえで、「『えっ? これ性暴力なの?』って感じる人も多くなると思う」「当日の状況を見てもらえれば、これだけ性暴力だとか、少なくともこれだけ社会的制裁を受けるような話ではないと感じる人も僕はすごく増えると思う」
などと語っていました。
橋下徹弁護士はその後も、中居正広さん側に立った発言を繰り返し、週刊誌『週刊文春』から寄せられた質問状への回答全文をX(旧ツイッター)で公開し、「僕は自分が把握している事実を基に中居氏の行為を評価すれば、相手方女性が意に反したと主張している以上その内心自体を否定することはできないにせよ、中居氏には暴行・強制はもちろん、相手方女性が拒絶できない状況や中居氏がそれを利用したというような事実は見られないと判断しました。 これを性暴力か否かと問われれば、僕は性暴力ではないと評価しますし、ましてや今中居氏が受けている社会的抹殺に等しい制裁は完全に行き過ぎだと思っています。僕自身の見解としては本件トラブルは当事者相互の気持ちの行き違いがあった男女のトラブル事案と評価します。」
としていました。
さらに、「失恋事案であっても、後に相手方から意に反していたと主張されてしまうことが多々ある」とも綴り、こうした一文などによって、中居正広さんとAさんのトラブルも男女関係のもつれが原因なのではないか、中居さんはAさんにハメられたのではないかといった憶測も飛び交いはじめ、中居さんを擁護する声とともに、Aさんへの誹謗中傷も過熱していきました。
そうした状況の中で週刊文春が今月、【中居正広“性暴力”の全貌が分かった!《通知書に「不同意性交等罪」の文字が》】と題して、Aさん側の代理人・菅沼友子弁護士が2023年11月に作成し、中居正広さんに送付した「通知書」の内容を公開しました。
週刊文春によれば7月に入って、Aさんの苦悩を間近で見ていた仕事仲間の番組スタッフから情報提供があり、通知書のコピーやそれに関連する各資料を入手したとのことでした。
そして、その通知書では中居正広さんがAさんにした行為について、「突然キスをしてきた」「強烈な力で彼女の顔を固定し、キスを続けた」「衣類を無理やり脱がそうとして失敗すると、下着を捲し上げ、彼女の胸部に顔を埋めた」などと指摘し、それに対してAさんは泣きながら必死に抵抗したものの、身動きが取れない状態にさせられたと訴えていました。
そのうえで、中居正広さんがAさんにした行為は法的に、「不同意性交等罪に該当しうる性暴力であり、不法行為」などと記されていたそうです。
通知書はあくまでもAさん側の主張ではありますが、これはトラブル発生直後からAさんが携帯電話にメモした内容や、友人に送ったメールなどをもとに作成されたものといいます。
この報道を受けて中居正広さんの弁護団は新たな声明を発表し、「記事にある『通知書』なるものに記載されている表現・描写、『不同意性交等罪に該当しうる性暴力であり、不法行為』等をはじめとした記載は、当職らの認識とは大きく異なるものです。また、当時を再現したかのような描写も、同様に異なるものです。本人からのヒアリング、復元されたメール、関係者による証言など独自に実施した調査を総合的に判断した限り、この事案については一般的に性暴力という言葉から想起されるような行為ではなく、また不同意によるものではなかったものと、当職らは評価しています。かつ、法令に違反するようなものでもありません。」
と真っ向から反論しました。
続けて、「相手方代理人においては、相手方女性に対して守秘義務を遵守させるべき立場にありながら、結果として週刊誌等の第三者媒体による情報開示が継続的に発生しておりますことは、極めて遺憾」
と、菅沼友子弁護士を非難しました。
これに対して今度は菅沼友子弁護士が声明を発表し、これまで一度も守秘義務を破る行為はしておらず、それに関しては中居正広さん側の弁護士にも事前に説明をしていたにも関わらず、記事が出た後にこのような声明を出したことは極めて遺憾とし、そしてAさんにした行為について「不同意によるものではなかった」と反論すること自体が守秘義務違反にあたるのではないかと指摘しました。
このように両者が泥仕合を展開する中で、橋下徹弁護士が『旬感LIVE とれたてっ!』で中居正広さん擁護をした際の映像が、関西テレビの公式YouTubeチャンネルからヒッソリと消えていたことが判明しました。
女性自身はその理由を確かめるため、関西テレビに対して動画を非公開にし、閲覧できない状態にした理由について問い合わせたところ、「ニュース動画配信の詳細は、お答えしておりません」と回答を拒否したとのことです。
これに対してネット上では、
- 中居氏の所業が明るみに出てしまった中で、なぜ橋下氏はあの時に、あのような発言をしてしまったのか、きっちり説明する必要があると思います。
- 「旬感LIVE とれたてっ!」は、この秋からフジテレビで全国放送される予定となっている。
この橋下氏の番組出演について、沈黙したまま全国放送するのであれば、フジは再び不信を招くことになるのではないか。 - そもそも影響力のある橋本氏が、メディアを通して「失恋事案」的な発言する事自体、問題だったと思います。
それは被害女性へ対して、二次被害になりかねない事。テレビ局側と中居氏に有利な発言をしたと取られても仕方ないです。
この件に関しては、真実を明るみにして、こうやってメディアと擁護してきた事も世間に知らせる必要はあると思います。 - 都合が悪いんだろうけど、理由はなにであれ削除したら悪手だよね。弁護士なのにその時その時で適当な事言ってたのか?!って。
削除したって誰かがスクショしているかもしれないし、みんなまだ覚えてるでしょ。
押し倒して泣いているのに行為に及んだってあの内容自体は紛れもなく性暴力だし。 - 世間に事の詳細が知れ渡った今では件の橋下の発言は被害者への二次加害を通り越して性犯罪の擁護、助長、幇助の発言だと評してもいいぐらいでしょう
しれっと削除してなかったことにするのではなく橋下は今どういう見解なのか発表すべきです。
などの声が上がっており、大きな波紋が広がっています。
橋下徹弁護士は『とれたてっ!』で準レギュラーコメンテーターを務めており、関西テレビのYouTubeチャンネルではその他の動画は変わらず公開されているにも関わらず、問題の動画のみ非公開という対応が取られています。
これは橋下徹弁護士サイドからの要望なのか、それとも関西テレビがAさんに対する誹謗中傷を助長しかねないと判断したのか真相は定かではありませんが、番組で語った内容が大きな波紋を広げ、Aさんに対する誹謗中傷などに繋がっていたのも事実ですし、もし番組での発言が不適切だったとするならば、しっかりと説明や謝罪をする必要があるのではないかと思います。
女性自身が先日報じた記事によれば、橋下徹弁護士は中居正広さんとサイドとは現在連絡を取っていないといい、そうしたこともあってか、週刊文春が伝えた通知書の内容などに関しても一切言及しておらず、現在は中居さんに関する話題は完全スルーしています。
橋下徹弁護士は非常に大きな影響力を持ちながら、かなり踏み込んだ発言をしたわけですから、このまましれっとフェードアウトすることなく、週刊文春の報道を受けてもなお中居さんがした行為は性暴力にはあたらないというのか、改めて自身の見解を語ってほしいとも思いますね。
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