4日放送の特番『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦』(日本テレビ系)で、お笑い芸人の有吉弘行さん(41)が同局の笹崎里菜アナウンサー(23)に対して、絶妙なアダ名をつけたことが大きな話題になりました。
笹崎アナは、東京・銀座のクラブでホステスとしてアルバイトしていた経験を理由に、「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」として一度内定を取り消され、日本テレビを相手に訴訟を起こすという前代未聞の騒動に発展しましたが、その後両者の間で和解し、無事にアナウンサーとして日テレへ入社したという経緯があります。
そうしたことから、番組内の質問コーナーで「アナウンス部でうまくいってる?」「なんかちょっと私に対する視線が違うわって感じたことはない?」などと質問されると、笹崎アナは「アナウンスルームの雰囲気はいい」「私は鈍感なので・・・」「いじめはありません」と答えていました。
<↓の画像が、笹崎里菜アナウンサーの写真>
次に笹崎アナは質問する側となり、有吉さんに向かって「私にあだ名をつけてください」と依頼し、「今は新人アナウンサーって自己紹介するんですけれど、新人とも言っていられないのでその代わりとなるものを」とキャッチフレーズとなるようなアダ名をつけてほしいとリクエストしました。。
これに対して有吉さんは、「初めましてですからパーソナルな情報があまり(知らない)…笹ちゃんってわけにもいかないし。アダ名は難しい」としつつ、「“はれもの”ですね!」と直球のアダ名をつけてスタジオ内は大爆笑となり、笹崎アナは早速「日本テレビのはれものアナウンサー、笹崎里菜です。よろしくお願いします!」と視聴者に向かって挨拶し、司会を務めていたくりぃむしちゅーの上田晋也さんも「いいね!日本中がスッキリした!」と絶賛していたほか、ネット上でも有吉さんに称賛の声が相次いでいました。
今回このような皮肉を込めたアダ名をつけて称賛された有吉さんは、一時人気が低迷していたものの、著名人等に絶妙なアダ名を付けて再ブレークし現在に至り、2007年8月に放送されたバラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)にて、お笑いコンビ・品川庄司の品川祐さんに対し世間が持っているイメージを「おしゃべりクソ野郎」と表現したことが大きな反響を呼び、後にこれは“おしゃクソ事変”と呼ばれるほどになりました。
<↓の画像が、品川祐さんの写真>
またその後も有吉さんは毒舌混じりのアダ名をつけていき、大沢あかねさんは「ブス界一の美女」、和田アキ子さんは「リズム&暴力」、misonoさんは「エロみっともない」、ウッチャンナンチャンの内村光良さんは「エリンギ」、チュートリアルの徳井義実さんは「変態ニヤケ男」、はるな愛さんは「コスプレおじさん」、中山秀征さんは「バブルの生き残り」、みのもんたさんは「油トカゲ」、おすぎさんは「泥人形」、武田修宏さんは「スケベなタラちゃん」などなど、多くの方が共感できるようなアダ名をつけていったのですが、有吉さんのアダ名が的確過ぎてしまったために、窮地に立たされてしまったのがハーフタレント界の頂点にいるベッキーさんだといいます。
<↓の画像が、ベッキーさんの写真>
ベッキーさんは、かつて広告代理店が実施する好感度ランキングで5年連続トップを獲得するなど、高い人気をキープしていたものの、有吉さんが「元気の押し売り」と名付けたところ多くの方が共感して状況が一変し、その後見る見るうちに好感度が下落していき、「嫌いな女性ハーフタレントランキング」で1位を獲得するほどになっています。
そんなベッキーさんは、自身の好感度が下がっていることを察知してか、3月に放送されたレギュラー番組の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にて、「私の芸歴を見てみてよ。私の芸歴、ノンブレイク」「14歳でデビュー。(それからは)“トゥー”」と語り、スタッフがそれに対してフォローをしても「私の代表作なに? 言えないでしょ?」「“トゥー”。そういう芸能生活でいいんです」と自虐たっぷりに話していました。
また、品川さんも有吉さんに「おしゃべりクソ野郎」とアダ名を付けられたことによって、その後イジられキャラになっていくなどしているため、有吉さんの絶妙なアダ名は大きな効果を与えることが明らかとなっているのですが、「はれもの」と名付けられた笹崎アナは今後どうなっていくのか楽しみなところですね。