元NHKでフリーの有働由美子アナウンサー(うどう・ゆみこ 50歳)が、三谷幸喜監督の最新映画『記憶にございません!』(9月13日公開予定)に出演し、夜のニュースキャスター役で演技に初挑戦することが13日に発表され、ネット上では否定的な声も上がっています。
<↓の画像が、『記憶にございません!』出演の有働由美子アナの写真>
この作品には有働由美子アナの他に、記憶喪失になったことがきっかけで、悪徳政治家から善良で純朴な普通のおじさんに変貌する主人公の総理大臣・黒田啓介役を中井貴一さん、黒田の妻・聡子役を石田ゆり子さん、息子・篤彦役を濱田龍臣さん、首相秘書官・井坂役をディーン・フジオカさん。
記憶を失った黒田を保護する職務熱心な警官・大関平太郎役を田中圭さん、黒田と旧知の仲の建設会社社長・小野田役を梶原善さん、大工・南条実役を寺島進さん、やる気のないSP・古賀役を藤本隆宏さん。
黒田の秘書官補・野々宮万作役を迫田孝也さん、事務秘書官・番場のぞみ役を小池栄子さん、衆議院議員・鱒淵影虎役をROLLYさん。鶴丸官房長官役を草刈正雄さん、鶴丸の秘書官・八代役をジャルジャル・後藤淳平さん。
アメリカ初の日系女性大統領スーザン・セントジェームス・ナリカワ役を木村佳乃さん、大統領の有能な通訳ジェット・和田役を宮澤エマさん、タブロイド紙のフリーライター・古郡役を佐藤浩市さん。
総理官邸で黒田一家に仕える官邸料理人・寿賀役を斉藤由貴さん、野党第二党首・山西あかね役を吉田羊さん、黒田の恩師で元小学校教師・柳友一郎役を山口崇さんが出演しています。
そして、有働由美子アナの映画初出演、演技初挑戦に対するネット上の反応を見てみると、
- フリーになって何をしたかったんだろ
- 有働さんはジャーナリスト的なアナウンサーを期待してたんだけどな。
視聴者の期待と本人の方向性は違ったんだな。 - 有働さんは、何がしたいのかよくわからないよね。ニュースキャスターとしてのスキルも低くみえるし。
- アナウンサーとして現場に立ち続けたいから退職したはずなのに、結局タレントで儲けたいってだけだったのね。
- 有働さんってあさイチやめて、NHKやめて、なんだか輝きが無くなった。
民放の番組のキャスターやってるけど、いまだに違和感がある。あの番組は有働さんじゃなくても成り立つ気がするし。
映画に出るのも別に反対ではないけど、なんだか迷走してる感じがするのは何故だろう。 - 有働さんはジャーナリストとしてやっていきたいからとNHK杯を退社したのではなかったっけ?
先輩の池上彰氏なんかにも相談していたんだよね。
そもそもそんなに期待はしていなかったから、やっぱりねという感じとなんだかなーって感じ。タレントっぽくやって行く方が楽しいもんね。
彼女の思想信条はさておき、櫻井よしこ氏みたいになるのは無理だったということか。
などと否定的な声が多く上がっています。
有働由美子アナは1991年にNHKに入局し、様々なニュース番組のキャスターを担当、『NHK紅白歌合戦』の紅組司会や総合司会を複数回務めるなど、NHKのエースアナとして大活躍していました。
しかし、有働由美子アナは2018年4月3日に、同3月末をもってNHKを退職していたことを電撃発表し、NHKを退職した理由については、「以前から抱いていた、海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織を離れる決断をいたしました」
と説明していました。
また、今後の活動については、「有働由美子という一ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります。」
としていました。
このようなコメントを発表していたため、今後はこれまでのアナウンサー人生で培った経験を活かして、国内外でジャーナリスト活動をしていくのだろうと思われたのですが、フリー転身後にはバラエティ番組に出演したり、昨年10月には報道番組『news zero』(日本テレビ系)のメインキャスターに就任し、ジャーナリストとしての活動はほとんどしていません。
そうした中で、新たに『記憶にございません!』での演技初挑戦、映画初出演が発表され、それもヴィジュアルを大きく変えた姿を披露しており、言っていたことと違うと批判を浴びるのは仕方がないかもしれませんね。
有働由美子アナは『news zero』でのキャスターぶりにも厳しい声が寄せられており、同時間帯にTBS系で放送の『NEWS23』では6月3日から、元テレビ朝日でフリーの小川彩佳アナがメインキャスターに就任するなどの大幅リニューアルが発表されため、今後また視聴率が下がってしまうのではないかと懸念の声も上がっています。
女優業はキャスターの活動にマイナスに働きそうな気がしますが、『記憶にございません!』出演を機に、今後さらに活動の幅を拡げていくのでしょうかね。