テレビ朝日のエース・弘中綾香アナウンサー（ひろなか・あやか 29歳）が、制作スタッフに対する不満を爆発させ、物騒なメールを同僚の女子アナやプロデューサーに送っていたことを19日発売の週刊誌『週刊文春』が報じています。
『週刊文春』によれば、弘中綾香アナはテレビ朝日が昨年12月に開設の公式YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました』を問題視しているそうで、このチャンネルはテレビ朝日の女子アナたちが本気チャレンジ企画や人気番組とのコラボ動画など、オリジナルコンテンツを毎日配信しています。
弘中綾香アナは、後輩の林美桜アナ（はやし・みおう 26歳）と共に「弘中美活部」というコーナーを持ち、美容やトレーニング関連の動画などをアップしています。
スポーツ紙記者はこのYouTubeチャンネルについて、過激な動画も多くあるとしており、「若手の女子アナがエクササイズやスポーツに挑戦しているのですが、グラビアアイドルと見間違うほどの内容です。」
と指摘し、弘中綾香アナと林美桜アナのエクササイズ動画でもボディラインが見えるスポーツウェアを着用し、インストラクターにお尻を触診されるシーンもあるとしています。
他にも、林美桜アナの同期・三谷紬アナ（みたに・つむぎ 26歳）のダイエット企画は、胸の谷間が見えるようなタンクトップ姿でトレーニングを行い、それによって再生回数を伸ばしています。
こうした動画に対して弘中綾香アナは怒り心頭の様子で、動画を制作するスタッフに「女子アナの仕事じゃない」とおかんむり状態といい、7月中旬に同僚の女子アナやプロデューサーに向けて、「制作スタッフは私たちの将来を無視して、バズらせるためだけに動画を作っている。みなさん、気を付けた方がいいですよ」といった内容のメールを送っていたとのことです。
テレビ朝日の局員はYouTubeチャンネル『動画、はじめてみました』について、「一昨年にTikTokeで公開した弘中のコスプレ動画がバズった。これを商機とみたテレ朝が始めたのが今回のYouTubeですが、今や再生回数稼ぎで女子アナのセクシーな動画を垂れ流すコンテンツに成り下がっています。こうした制作スタンスに不満を持つ女子アナは多いのですが、スタッフに嫌われると出番が減ってしまうため、口に出しづらい。弘中メールはこうした他のアナたちの“声なき声”を代弁しているのです」
と語っています。
ただ、弘中綾香アナの苦言に対しては反発の声もあるといい、「YouTubeの撮影で、彼女は『衣装がダサい』などという理由で撮影をドタキャンしようとしたことがあった。撮影スタッフを総入れ替えしたことで事なきを得ました。上層部は人気ナンバーワンの彼女に退社されては困ると、顔色をうかがうばかりで、何ら注意もしないのです。そうした空気に首をかしげる現場スタッフも少なくない」
という裏側も、前出のテレビ朝日局員が暴露しています。
なお、『週刊文春』はテレビ朝日にYouTubeチャンネルをめぐる問題、弘中綾香アナのメールについて話を聞いたところ、「コンテンツはアナウンサーの意向を十分踏まえた上で制作しています。またご指摘のような趣旨のメールはございません」と否定したとのことです。
『動画、はじめてみました』では、人気女子アナたちのトレーニング、エクササイズ動画が特に再生回数を伸ばしており、18日にも新たに、元乃木坂46の斎藤ちはるアナ(23)のストレッチ＆ヨガ動画がアップされています。
また、田中萌アナ（たなか・もえ 33歳）が欅坂46の『不協和音』を踊る動画、斎藤ちはるアナと下村彩里アナ（しもむら・さいり 25歳）が乃木坂46の『シンクロニシティ』を踊る動画もバズっており、再生回数は前者が124万回超え、後者が158万回超えと、大きな反響を呼んでいます。
こうした女子アナのダンス動画はここ最近のトレンドになっているのですが、これに対しても女子アナがよりタレント化しているとして否定的な反応も少なくありません。
その中でも特に、弘中綾香アナは女子アナというよりもタレント、フリーアナのように扱われ、局アナでありながら他局の番組に出演したり、雑誌の表紙を飾ったり、連続ドラマにレギュラー出演するなど女優活動も行っており、本人もそうした活動に対して不満を抱いているようには見えません。
しかし、セクシー系の動画撮影に対しては拒絶反応を示しているとのことで、フリー転身を防ぐためにも制作側は色々と配慮する必要があるのかもしれないですね。