テレビ大阪が26日、就業規則違反によって2つの報道番組から降板した庄野数馬アナウンサー(しょうの・かずま 31歳)について、「社内における迷惑行為」によって厳正処分を下したと発表しました。
迷惑行為や処分の詳しい内容についてテレビ大阪は、「プライバシーに関わる部分もあるので公表は差し控えたい」としているのですが、26日付で庄野数馬アナは編成局アナウンス部から編成局長付に異動し、当面の間はアナウンス業務から外れるとみられています。
テレビ大阪は迷惑行為の詳しい内容を明らかにしていないのですが、「誠に遺憾であり、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
<庄野数馬アナが降板した報道番組『ニュースリアルKANSAI』と『金曜報道スペシャル』>
テレビ大阪では以前から、庄野数馬アナが就業規則に違反する事案があるとして調査を行っていたそうで、庄野アナ本人に対しても複数回聞き取り調査を実施し、26日までに社内調査が完了したといいます。
迷惑行為の対象者は「弊社内に関係する各所」と説明し、現状では刑事事件に発展するような状況ではないとしています。
また、庄野数馬アナ側からは退社の申し出はなく、引き続き仕事を続けていくようです。
そして、この発表に対してネット上では、
- ストーカー行為、セクハラ・パワハラが濃厚。退職届を書く事になりそうだよ。会社が公表する程の行為なんだから、相当だと思う
- なんで明確にしないの?他の人には根掘り葉掘りの癖に自分たち側の人間が悪いことしたら何で隠すの?おかしいでしょ。ちゃんと何があって処分になったのか公表してください。じゃなきゃ益々メディアへの信頼はなくなります。
- 身内に甘いね。テレビ大阪は失うものないのだから、真実をさらけ出した方が今後のためには良かったのでは?
- 盗撮 セクハラ パワハラ 社内機密無断流出←大体、有力候補はこんな感じかな?
などのコメントが寄せられており、テレビ大阪の説明に対して不満を抱いている方が多い様子です。
庄野数馬アナはどのような就業規則違反をしたのか、「社内における迷惑行為」というのは一体何なのか気になるところなのですが、夕刊紙『夕刊フジ』が報じている記事では、庄野アナは「トラブルメーカー」だったと伝えています。
記事では関係者が「以前も出勤したら体に傷があり、周りが指摘すると『嫁はんとケンカしたんや』と笑っていたが、実は歓楽街で一般人と殴り合っていたことが後に判明した」と証言。
庄野数馬アナは立教大学社会学部を卒業し、2010年に山口放送へ入社しているのですが、同局に在籍中には年上の女性と結婚、男の子も誕生しているものの、「同僚と相席居酒屋に行くことがちょくちょくあった。席上で女性を口説いたり、自分がイケメンアナウンサーであることをひけらかすことも多く、局内での評判はガタ落ち」という裏の顔も明らかにしています。
さらに、「後輩の女性アナへのパワハラに近い接し方にも、周囲は眉をひそめていました。2015年に鳴り物入りで中途入社しましたが、徐々に人が離れていったのです」と語っています。
この話がもし事実だとすると、庄野数馬アナが処分された原因は同僚たちに対するパワハラなどが問題視された可能性があり、被害を受けていた方たちが相次いで告発した結果、これ以上無視は出来ないとして処分されたのかもしれません。
今回の件では正式発表前に、テレビ大阪の取締役も同時に処分を受けるという怪文書が各マスコミへ送付されており、これに対してテレビ大阪は送付していないと否定していたものの、それから2時間後に庄野数馬アナの番組降板などを発表したという経緯があります。
その怪文書の送信元についてテレビ大阪は調査すると説明しているのですが、何か都合の悪いことを隠しているようにも見えます。
テレビ大阪は庄野数馬アナの処分発表をもって、この騒動は一件落着という形にしようとしていると感じられるのですが、謎に包まれた部分が多くあり、週刊誌などがすでに動き出している可能性もあるため、新たな情報が今後出てくることに期待したいですね。