フリーの川口ゆりアナウンサー(29)が男性の体臭問題についてX(旧ツイッター)で私見を綴り、炎上後間もなく所属事務所『VOICE』が契約解除を発表したことで物議を醸す中で、事務所側が新たな声明を発表しました。
川口ゆりアナは8日に自身のXで、「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては1年中使うのだけど、多くの男性がそれぐらいであってほしい…」
と綴り、多くの共感の声が上がった一方で、夏場の体臭問題は男性に限ったことではないとして物議を醸していました。
<↓の画像が、炎上した川口ゆりアナのX投稿>
その後、川口ゆりアナは投稿を削除し、「私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。本当に申し訳ございませんでした。」
と謝罪しました。
一方、当時所属していたVOICEは11日に公式サイトで声明を発表し、川口ゆりアナが「異性の名誉を毀損する不適切な投稿」を行ったとして、10日付で契約解除したことを発表しました。
この発表を巡ってネット上では、あの投稿だけで即契約解除は厳しすぎるなどと、川口ゆりアナに同情する声や事務所の対応を批判する声のほか、川口アナは騒動前から事務所に言動を問題視されていたのではないかなど、契約解除の背景を巡っても様々な憶測が飛び交っていました。
そうした中でVOICEは16日に新たな声明を発表し、ネット上で飛び交っている憶測を否定したうえで、契約解除した理由などを説明しています。
まず、契約解除に至った理由について、「言葉を扱う仕事である以上、言葉によって多くの方を不快にさせ、傷つけてしまったという事実を重く受け止め、契約違反と判断いたしました。当社としても苦渋の判断となりました背景には、当社宛に川口氏の発言で深く傷ついたという内容のメールや問合せが多数届いたことにあります。アナウンサーは言葉を扱うプロで、お客様から『安心して任せられる人、安心して聞いていられる人』という信頼関係でなりたっていると考えております。当社では、言葉で誰かを傷つけることがないように。ということを大切にしているため、業務委託契約を続けることは困難という苦渋の決断に至りました。」
と説明しています。
続いて、事務所と川口ゆりアナの関係性については、この騒動以外においては良好だったといい、川口アナの素行が悪いということもなかったとしています。
<↓の画像は、川口ゆりアナとVOICEの社長・国井美佐アナの写真>
また、川口ゆりアナの投稿について事務所は当初「異性の名誉を毀損する不適切な投稿」と指摘していたものの、現在は「異性を侮辱する発言と捉えられる内容」と変更しているのですが、一部文章を変更した理由については、「特定人に対して直接言及しない場合でも名誉毀損が成立する場合はあるという弁護士確認のもと使用しておりましたが、それによって川口氏への罰則を印象として強めてしまったのではないかという思いに至り、修正に至りました。」
と説明しています。
こうした事務所の新たな声明を受けてネット上では、
- この程度の発言で契約解除じゃ何もできないな。臭いものは臭い。だからケアを心掛けてくださいってだけでしょ?
- 言葉で失敗するのはアナウンサーとしては致命的
- 言論弾圧。言葉狩り。言いたいこと、思ったことも言えん世の中になってきたんか???
この人擁護する気はないけど、特定の個人を名指しで言った訳やない。過剰反応過ぎるで… - 匿名のメールで人を解雇できるかもってことですよね 性的だから取り下げとかは仕方ないと思うが、個人のプライベートな意見や意思まで、匿名の人のご意見で制限されるのはどうか
- あくまでフリーだしな。フリーってそういう立場。自由も報酬も雇われとは段違いなんだろうけど、少しでも信頼を失えばバッサリで当たり前。この人は自覚が足りなかったね。
などの声が上がっています。
川口ゆりアナは個人を特定して名指しで批判していたわけでもなく、あくまでも夏場の一部男性のニオイが苦手で、出来る限りのニオイ対策をしてほしいとの個人的な願望を明かしていたに過ぎないため、この投稿で一発アウトというのはなかなか厳しい対応だと正直感じます。
ただ、ニオイの問題を男性に限定していたことで、この投稿はジェンダーハラスメント(性別を理由とした偏見や差別)に該当するとして波紋を広げており、事務所側も異性に対する侮辱発言と捉え、これは業務委託契約違反にあたるとのことで、事務所の方針に反する以上はこの決定も仕方がありません。
川口ゆりアナは、様々な企業を相手にしたハラスメント防止研修で講師を務めていたものの、自身がハラスメント行為によって契約を解除され、提携していたビジネス研修・講演などを手掛ける会社『青山プロダクション』からも契約解除されており、今後また講師として活動していくことは難しそうです。
婚約中のパートナーによれば、川口ゆりアナはいま憔悴しきっているそうで、謝罪コメントを投稿して以降はSNS更新も停止していますが、今回の騒動を反省したうえでSNSの運用には注意し、再出発を図ってもらいたいです。