情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)や『Mr.サンデー』(フジテレビ系)など、複数のレギュラー番組を持つフリーの宮根誠司アナウンサー(みやね・せいじ 59歳)の人気が低迷し、出演番組の視聴率低下が続き、ピンチに陥っていると『日刊ゲンダイ』が報じています。
宮根誠司アナは、10日放送の選挙特番『Live選挙サンデー2022』(フジテレビ系)で司会を務めましたが、番組の平均世帯視聴率は5.7%、個人視聴率は3.3%となっていました。
<↓の画像は、『Live選挙サンデー2022』出演の三田友梨佳アナ、宮根誠司アナ、宮司愛海アナ、榎並大二郎アナの写真>
各局の番組視聴率を見てみると、『参院選開票速報2022』(NHK)が平均世帯視聴率14.4%、個人視聴率8.5%で全局トップ、『zero選挙2022』(日本テレビ系)が世帯9.4%、個人6.3%で民放トップでした。
『池上彰の参院選ライブ』(テレビ東京系)が世帯7.1%、個人4.1%で2位、『選挙ステーション2022』(テレビ朝日系)が世帯7.0%、個人4.1%で3位、『選挙の日2022 私たちの明日』(TBS系)は世帯6.4%、個人4.1%で4位と、『Live選挙サンデー2022』は最下位となっていました。
なお、2021年の衆院議員選挙特番では、NHKが世帯17.7%で全局トップ、日本テレビが世帯10.8%で民放トップ、次いでテレビ東京とフジテレビが世帯7.6%で並んで2位、テレビ朝日が世帯7.2%で4位、TBSが世帯6.2%で最下位でした。
宮根誠司アナは2010年から情報・報道番組の『Mr.サンデー』で司会を務め、2012年からフジテレビの選挙特番を担当するようになりました。
昨年の衆院選では民放2位の数字を獲得していたものの、参院選では民放最下位まで落ち、その原因について日刊ゲンダイの記事ではワイドショー関係者が、「宮根の関西ノリは時代に合わなくなりつつある。『Live選挙サンデー2022』ではゲストに元大阪市長の橋下徹も迎えて挑みましたが、今回の選挙で、維新も大減速したように“大阪パワー”の勢いが落ちているのかも知れません」
と語っています。
ベテラン芸能ジャーナリストの二田一比古さんは、情報番組キャスターのトレンドが“毒舌系”から“爽やか系”に移り変わっているとし、『モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演する元日本テレビの羽鳥慎一アナ、『めざまし8』に出演の谷原章介さん等が支持され、「男性キャスターの毒舌ブームの終わりを告げているかのようでもある」
としています。
時代の流れなのか、『ミヤネ屋』の視聴率も低迷が続いているとし、かつては平日午後のワイドショー番組ではダントツトップの高視聴率を獲得していたものの、現在は『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)がトップになる日が多くなっているとのことです。
この報道を受けてネット上では、
- はっきり言って今の時代の報道番組MCには向いてないと思う
- これだけ好感度の無い人がMCを続けられる事に違和感しかない
- そろそろミヤネ屋の男性MCを局アナに変えてもいいんじゃない
- 安藤優子もそうだったけど、他人の話はどうでもよくて、とにかく自分が1番な人を起用するからダメなんだよ。
- 専門家の話をぶった切って、自分の言葉を被せるやり方が不快で仕方がない。こんな人がMCをやっているのが不思議。視聴率が悪いのも当然
- 時代が変わったよね、今ってソフトな印象の方が好まれる。バブルみたいにイケイケな時代でもないから、圧が強い人は好まれない気がする。
安住さんや川島さん石井さん羽鳥さん谷原さん、皆ソフトな印象。どんなときも穏やかに進行してる。
などの声が上がっています。
選挙特番の視聴率低迷に関しては、宮根誠司アナだけに原因があるとは言い切れませんが、『ミヤネ屋』の視聴率が下がっているのは、宮根アナの人気低迷が大きな要因になっているのだろうと思います。
<↓の画像は、『ミヤネ屋』出演の宮根誠司アナ、澤口実歩アナの写真>
『ミヤネ屋』は2017年まで9年連続で、関東・関西ともに平均視聴率が同時間帯トップで、占拠率は関西で20%、関東で21%となっていました。
その後、『ミヤネ屋』に対抗するために2015年から関東でも放送の『ゴゴスマ』がジワジワと数字を伸ばし、2020年以降は『ミヤネ屋』と互角の勝負をするようになり、世帯・個人視聴率ともにほぼ差がない状態が続いています。
宮根誠司アナの共演者に対するパワハラ的な言動、自分勝手な番組進行などに対してはかねてから批判の声が上がっていますが、宮根アナはそうした批判を一切気にせずに独自のスタイルを貫いているので、視聴者が離れていくのも当然でしょうね。
週刊誌『女性自身』が先日、読者へのアンケート調査を元に発表した「好きな・嫌いなMCランキング」では、宮根誠司アナが2位の爆笑問題・太田光さんに20票近くの差を付けて1位になっていました。
宮根誠司アナを嫌いな理由として、「我が強すぎて、出演した専門家の意見を聞き入れず、自分の意見でゴリ押しする空気の読めなさ」「偉そうな態度。相手が話しているのに自分の意見を優先する」
などなど、辛辣なコメントが多数寄せられています。
宮根誠司アナの人の話を聞かずに、自身の意見を押し通そうとする姿勢などに不快感を抱いている人が相変わらず多いようです。
宮根誠司アナは、今年春まで放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で司会を務めていた坂上忍さんと似たタイプの司会者で、坂上さんもかつては歯に衣着せぬ発言で支持されていたものの、徐々に人気が落ちて出演番組も数字が取れなくなっていきました。
『ミヤネ屋』も数字が落ち込み、『ゴゴスマ』に抜かれる日が多くなっているだけに、このままいけば近い将来打ち切り終了となるのではないでしょうかね。