TBSの安住紳一郎アナウンサー(あずみ・しんいちろう 48歳)が自身のラジオ番組で愚痴を漏らし、フリー転身を匂わせたことで波紋を広げており、安住アナの今後などを巡って様々な憶測が飛び交っています。
安住紳一郎アナは、昨年10月スタートの情報番組『THE TIME,』(月~金曜午前5時20分)で月~木曜の司会を担当し、この他に土曜日は“Nキャス”こと『新・情報7daysニュースキャスター』(土曜22時)、日曜はラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(日曜午前10時)に出演し、いずれも生放送の番組で現在は週6日勤務となっています。
この勤務形態になってから8ヶ月が経ち、安住紳一郎アナは5日放送の『日曜天国』でポロッと本音を漏らす場面がありました。
安住紳一郎アナは番組で、「8ヶ月前から朝の番組をするようになりましてから、赤坂に週6回来るんですけども…そろそろ疲れました。」「あー、いけないいけない。本当のことが口に出てしまいました。やっぱりね、週に6回、同じところに来ると飽きますね。ずっとこれまで週に2回しか赤坂に来ないという変則スタイルを取っていたものですから。急に極端になってしまいました」
と、局での仕事が急激に増えたことで疲れが溜まっていることを明かしていました。
また、「放送局は10月に番組の改編があるので、人の動きのシャフルは7月1日に行われるんです。この6月はそういう話し合いが各所で行われるので、『何か一丁やってやろうかな』と考えるのですが…。やめなさい!遅い、遅い、もう遅い」「雨になると、そういうことを特に考えますね」
と、フリー転身も視野に入れていることを匂わす発言もしていました。
安住紳一郎アナがラジオでわざわざこうした発言をした理由について、週刊誌『女性自身』Web版の記事ではTBS関係者が、『THE TIME,』の視聴率低迷も関係しているのではないかとしています。
お笑いタレント・有吉弘行さんの妻で、元日本テレビアナウンサー・夏目三久さんが司会を務めていた『あさチャン!』が昨年9月に終了し、後番組として放送の『THE TIME,』は、月~木曜の司会を安住紳一郎アナ、金曜のみ俳優・香川照之さんが担当し、放送開始前から大きな注目が集まっていました。
<↓の画像は、『THE TIME,』司会の安住紳一郎アナ、香川照之さんの写真>
そして、初回の視聴率は第1部(午前5時20分~6時)が2.7%、第2部(午前6~7時)が5.1%を記録し、前4週間の平均と比較して約2%上昇の好スタートを切りましたが、現在は第2部の視聴率が3~4%台で推移しています。
同時間帯の世帯視聴率は、『めざましテレビ』(フジテレビ系)、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)、『ZIP!』(日本テレビ系)の3番組が1位争いを繰り広げ、『THE TIME,』は『あさチャン!』から引き続き民放4位が定位置となっており、他局に倍近い差をつけられる状態が続いています。
こうした数字についてTBS関係者は「危険水域に入ったといえる」とし、「局内でもさすがに安住アナの“神髄力”が消えたか、とショックを隠せません。金曜日は香川照之さんがMCを務めていますが、視聴率的にはほとんど変わりません。安住アナは20年にスピード出世でTBSの局長待遇まで昇進。この番組を軌道に乗せることができれば役員への道も見えてくるといわれていました。一部の代理店関係者からは『ぴったんこカンカン』や『ニュースキャスター』など長年、TBSの“夜の顔”を務める安住アナが“朝の顔”として登場することに、違和感を覚える視聴者も少なくないのではとの声も。即座に打ち切りはないにせよ、また何らかのテコ入れが行われるのでは」
と語っています。
別のTBS関係者は、安住紳一郎アナのフリー転身匂わせ発言について、「フリー転身を匂わせることで、会社側にさらなる待遇改善や、“戦犯”扱いをしないよう暗に訴えているのかも」
と憶測しています。
こうした報道を受けてネット上では、
- 安住アナの仕事量をもう少し調整してほしい。疲れてるというのは本音だと思う。
- 局長待遇で、月~木曜は未明に起床し生出演。休みは金曜だけと聞けば、もっと他の働き方がないのか?と思う。
そりゃ疲れますよ。最大の疑問は、その立場で番組を自由に選べないのか?だ
視聴者も少ない早朝の番組に、局のエースが疲れ果てながら出演する、その意味がわからない - 安住さんは好きなアナウンサーだけど、朝じゃないんだよなぁ。朝はバラエティっぽいのが耳にうるさくて受け付けなくて、ずっとグッドモーニングを観てる
- 安住紳一郎はメインではなく、アシストする側に回ることで番組を盛り上げる役割なんだよね。
フリーは得策ではないと思う。TBS社員だからこそハッキリとした意見が出せるんだと思う。
元NHKの有働由美子、膳場貴子などを見ていても局員時代の方が光っていた。 - 個人的にはテレビより、ラジオパーソナリティの素質が優れてると思っているので、もっと年を重ねたらラジオの帯をやって欲しい。
- この人は元々、フジ・日テレ・テレ朝と受けて唯一採用されたのがTBSだから、採用してくれた局を裏切れない恩もあるだろうな。
考えようによっては、自分を不採用にした局でレギュラー番組持てたら、これほどのマウントは無いけど、安住氏がそこまでの決断できるだろうか - もし、フリーになったらTBSにとっては大きな痛手。安住アナのような男性アナウンサーが今の時点で育っているのかが疑問。
フリーになって色々な番組で争奪戦になったとしても結局はTBS専属になりそう。
などの声が上がっています。
安住紳一郎アナは2019年に、2階級の特進で編成局の次長待遇に昇進、さらに2020年には「アナウンスセンター局長待遇エキスパート職」に昇進を果たしたと自ら明かしており、40代後半で異例のスピード出世として話題になりました。
ただ、その後さらに仕事が増加して現在は週6日出勤となり、番組の顔を務めている『THE TIME,』の視聴率は伸び悩み、加えて社員ということから出世しても年収は大幅増とはならず、現在も年収は2,000~3,000万円程度と推測されており、モチベーションが上がらないのは仕方がないかもしれません。
そんな安住紳一郎アナがフリーに転身し、もし帯番組を持った場合、年収は億単位になると推測されており、週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』によると、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の司会・宮根誠司アナや、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の羽鳥慎一アナで年収5億円程度とも言われ、安住アナも同程度の収入は得られるだろうとしています。
安住紳一郎アナは過去にもTBS退社について語ったことがあり、出世前の2018年8月放送の『日曜天国』では、TBSで新たに導入されたという復職制度に言及し、「男性で寿退社って聞かないですもんね。一丁、狙ってやろうかって思ってるんですけどね。すごいお金持ちのお嬢さんをつかまえてね。後はブログでちょちょっと近況報告して。一丁やってやろうかって気持ちはありますよね。復職制度あるなら便利だって思うからね」
などと語っていました。
こうした発言をした後に出世して現在は局長待遇となり、そう簡単には辞められないポジションに就いている状況で、安住紳一郎アナはラジオで愚痴を漏らし、フリー転身まで匂わせており、番組での発言などを受けて今後待遇が改善されていき、『THE TIME,』も今後のテコ入れで少しずつ数字が上向いていけばと思いますが、果たして今後どうなるでしょうかね…。