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報道ステーションの桐永洋CPが女子アナや番組スタッフに悪質ハラスメント。早河洋会長との密接な関係、番組の裏側が明らかに

報ステのチーフプロデューサーセクハラ事件の被害者は森葉子アナ…週刊新潮が実名報道、週刊文春もトラブルの裏側詳報

テレビ朝日が3日、報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系 平日21時54分)のチーフプロデューサーによるハラスメントが発覚したことを受けて、8月30日付けで謹慎処分を下したことを明らかにしたのですが、5日発売の週刊誌『週刊文春』と『週刊新潮』が事件の詳細を伝えています。

『週刊文春』や『週刊新潮』によれば、複数のテレビ朝日社員にセクハラ行為をしていたのは、報ステの予算や人事権を掌握する番組最高責任者のチーフプロデューサー・桐永洋さん(49)で、番組を外された原因は出演女子アナに対するキスなどのセクハラ行為だったとしています。

<↓の画像は、報ステのチーフプロデューサー・桐永洋さんの写真>

桐永洋さんは早稲田大学を卒業して1993年に『テレビ朝日』に入社し、同期は坪井直樹アナ、角澤照治アナ、大下容子アナ、現自民党の丸川珠代参院議員で、妻と子供2人がいます。

<↓の画像は、桐永洋さんと同期の坪井直樹アナ(中央)、角澤照治アナ(右)の写真>

テレ朝入社後は『ニュースステーション』のディレクター、社会部記者、アメリカ・ロサンゼルス支局長、『スーパーJチャンネル』のデスク、編成部報道情報担当部長、『グッド!モーニング』のチーフプロデューサーを歴任し、昨年7月に報ステのチーフプロデューサーに就任しました。

『週刊文春』はセクハラ被害に遭った女子アナの名前を伏せていますが、『週刊新潮』は森葉子アナ(もり・ようこ 33歳)が被害者だと実名報道しており、入社10年目の森アナは今年4月から報ステのフィールドキャスターを務めている新顔です。

<↓の画像が、セクハラ被害に遭った森葉子アナの写真>

桐永洋さんが森葉子アナに接近したきっかけは、森アナが桐永さんに気を遣い、誕生日プレゼントとして1000円程度の焼き菓子を贈ったことだったそうです。

テレ朝関係者によれば、桐永洋さんはよほど嬉しかったのか、プレゼントのお返しという名目で「軽く飲みに行きませんか」などとLINEで食事に誘い、森葉子アナがそれを断っていたところ、「5月3日24時、麻布十番の〇〇を予約しました」というメッセージを送ったそうです。

森葉子アナはこれに対して、「他にも人がいるのかな」と思って居酒屋へ行ったところ、個室で待っていたのは桐永洋さん1人だけで、予想外のことに驚きつつも報ステのトップということで帰ることもできず、2人っきりで飲むことになったといいます。

森葉子アナはお酒に強く、最後まで酔うことなくお開きとなったそうですが、徒歩で帰ろうとする森アナを桐永洋さんは引き止め、タクシーで送っていくと主張し、森アナの自宅マンション前までタクシーで向かうと、桐永さんはさらに「酔っているから送っていく」と言ってタクシーを降り、森アナは「大丈夫です」と繰り返し断ったものの、桐永さんはそのままマンションのエントランスを突破してエレベーターに乗り込んだそうです。

森葉子アナは桐永洋さんに帰るよう促したものの、「いきなり彼が、がばっと抱きついてキスをしてきた。彼女はもちろん嫌だったんですが、相手は上司であるうえに、全然帰ってくれない。これで離れてくれるなら、と引っぱたいたりすることはなかったようです」とテレ朝関係者が一部始終を明らかにしています。

その後、桐永洋さんは悪びれもせずに「また飲もうね」と言って帰っていき、その後も数回にわたり、森葉子アナを飲みに誘うメッセージをLINEで送っていたといいます。

そして、森葉子アナだけでなく、このセクハラ被害を聞きつけた複数のディレクターたちも、テレ朝内のコンプライアンス統括室に桐永洋さんからのセクハラ被害の相談に駆け込んだとのことです。

関係者によると、この訴えに対して桐永洋さんは、「彼女は酔っていて放っておけず、マンションまで送った」「彼女から抱きついてきた」などとコンプラ担当に説明し、両者の言い分に食い違いがあることで担当者の判断は揺らいだそうなのですが、真実を明らかにするために社内調査を実施した結果、桐永さんがセクハラにあたる不適切行為をしていたことが認められ、謹慎処分と担当職務を解かれることが決まったそうです。

しかし、テレ朝が桐永洋さんに下した処分内容は「3日間の謹慎とチーフプロデューサーの解任、BS朝日への“出向”」で、これについてセクハラ問題に厳しい板倉由実弁護士は、「キスは強制わいせつに当たりますから、3日間の謹慎処分では軽すぎます。これが外資系の企業だったら、懲戒解雇の対象になるはずです」と指摘しています。

これらの報道を受けてネット上では、

などのコメントが寄せられています。

『週刊文春』や『日刊ゲンダイ』によれば、桐永洋さんからセクハラ被害を受けていた番組の女性スタッフは10人ほどいるといい、ニュースサイト『リテラ』も被害者について、「以前担当していた朝の情報番組『グッド!モーニング』から『報ステ』に連れてきた複数の女性スタッフにセクハラをはたらいていた」と伝えています。

『リテラ』はさらに、テレ朝がこのセクハラ問題を揉み消そうとした疑いがあるとしており、ある被害者の女性はコンプライアンス統括室に訴える前、報ステの幹部に相談したものの、口止めされただけで取り合ってもらえず、コンプライアンス統括室ですら積極的に動こうとしなかったとしています。

そうした中で、『週刊文春』がこの情報をキャッチして取材を始めたところ、その翌日に懲罰委員会が社内向けに「社員として相応しくない行為があったことにより、就業規則に基づき、社員一人に『謹慎』の懲戒処分を行なった」と名前や役職を伏せて処分を発表したそうです。

この対応に対してテレ朝関係者は、「局内には、『文春が動いたから慌てて処分しただけで、もみ消すつもりだったんじゃないか』という疑心暗鬼の声が広がっています。しかも、その処分も名前や肩書きを出さず、謹慎期間はわずか3日間。降格や更迭ではなく異動という扱い。上層部の中にはこの期に及んでなお、早河会長を忖度して、桐永さんを守ろうとする動きもあるほどです」と語っています。

『リテラ』など各メディアの報道によれば、桐永洋さんはテレ朝の早河洋会長に気に入られていた人物で、早河会長は報ステでの政権批判を潰すことを目的に桐永さんを『グッド!モーニング』から報ステに異動させ、自身の意向に沿った番組作りをさせていたと指摘し、『リテラ』は「上の覚えがめでたい人間ばかりが出世しちょっとでも逆らうと飛ばされる」というテレ朝関係者の証言も伝えています。

<↓の画像は、テレビ朝日の早河洋会長の写真>

桐永洋さんのセクハラ問題がきっかけで、テレ朝内の様々な問題が改めてクローズアップされており、『週刊文春』も桐永さんと早河洋会長の関係、参院選の官邸関与報道がお蔵入りになったことを巡る番組内での対立など、報ステで起きているトラブルを詳報するとしており、『週刊新潮』も同様に番組内部の対立を伝えているようなので、報ステだけでなくテレ朝全体が大ダメージを受ける問題に発展しそうです。

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