今年3月末をもって『報道ステーション』(テレビ朝日系)から降板し、現在様々な番組に出演しているフリーアナウンサー・古舘伊知郎さん(61)がMCを務める冠番組『フルタチさん』(フジテレビ系 日曜19時00分~20時54分)が6日よりスタートし、初回平均視聴率が8.2%(関東地区)だったことが明らかとなりました。
同番組は、『報ステ』降板後初のレギュラー番組となっており、世の中の「引っかかる」ことを話題として取り上げて掘り下げていくという内容。
古舘さんは番組冒頭で、「『サザエさん』の後に『フルタチさん』なんて、タイトルからして破れかぶれです」「ストレートに見たい人は日テレ見りゃいい。敵わないんですから」と自虐的な発言をしていました。
<『フルタチさん』MCの古舘伊知郎さんとフジテレビの山崎夕貴アナウンサー>
初回放送では、アメリカ大統領選候補者のドナルド・トランプさんの不動産ビジネスに突っ込んでいたほか、Yahoo!ニュースのトピックス編集部に潜入し、トピックス選びやタイトルの決め方などについての取材を行ったり、マシンガントークで知られる古舘さんの脳を科学的に分析を行ったりしていました。
日曜日のゴールデン・プライム帯(19~23時)は、テレビ各局で熾烈な視聴率争いが行われており、特に19~21時台は激戦区として知られているのですが、6日19~21時台に各局で放送された番組の視聴率を見てみると、ダントツトップなのは日本テレビ系で放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(19時~19時58分 19.4%)と『世界の果てまでイッテQ!』(22.0% 19時58分~20時54分)。
次いで高かったのはNHKで、『NHKニュース7』(19時~19時30分)は15.2%、『ダーウィンが来た!』(19時30分~20時)が12.7%、NHK大河ドラマ『真田丸』が15.3%。
それに次いで高かったのがフジテレビで放送の『フルタチさん』で8.2%。
4位はテレビ朝日で、『日曜もアメトーーク!』(18時57分~19時58分)が8.0%、『大改造!!劇的ビフォーアフター』(19時58分~20時54分)が7.4%。
5位はTBSで、『ピラミッド・ダービー 2時間SP』(19時00分~20時54分)が7.6%。
6位はテレビ東京で、『モヤモヤさまぁ~ず2』の第1部(18時30分~19時)が6.1%、第2部(19時~同54分)が7.1%、『日曜ビッグバラエティ ふるさとプレゼン旅 ニッポン!そこどこ観光大使』(19時54分~21時48分)が4.8%となっていました。
そして、この結果に対してネット上の反応を見てみると、
- 鉄腕DASHは20年。イッテQは10年。築き上げた信頼と実績がある。そう簡単にはいかない
- 日テレはナレーションやテロップにも笑いのセンスを感じる事がある
- 初回視聴率8.2%。これが今のフジテレビの実力でしょう…今のフジテレビに、レギュラー番組で視聴率10%以上なんて“夢のまた夢”
- とても、長続きすると思えない。マシンガンはそうなんだろうけど、話がつまらな過ぎ。
- そこそこ期待したけど全然つまらないね・・・
- 『フルタチさん』観てたけどダメだコリャ~。 全然面白くない…。
- 『フルタチさん』40分くらい見た。ネタに新鮮がさない
- 古館の独擅場番組みたいで、出演者も委縮しているのが見て取れる。こんな番組、ホントやっていくつもりなのか?フジテレビ。
- 見たけど疲れた
- 他の人が話している途中で遮って古舘が話し始めるのにイライラして観ていられなかった。15分が限界だった。
などのコメントが寄せられています。
報ステ降板後初のレギュラー番組ということから注目度も高く、絶不調のフジテレビの番組としては初回8.2%というのは好視聴率と呼べるものだと思いますが、かなり前からPRしていたにも関わらず、2ケタに届かないというのは残念な結果なのではないでしょうか。
視聴者の反応を見てみると、番組の内容を評価する声も上がってはいたものの、初回放送の途中で脱落したという声が上がっており、古舘さんのマシンガントークは聞いていて疲れる、内容自体が面白くないといった厳しいコメントが寄せられています。
同番組は2時間のバラエティ番組で、ボリュームのある内容となっているかと思いますが、古舘さんのトークについては好き嫌いがハッキリと分かれるため、数字を上げていくのはかなり難しいかもしれないですね。
今後、激戦区でどれほど健闘できるかに注目したいところですが、初回放送時点での反応を見る限りでは苦戦が強いられそうです。