新型コロナウイルス感染拡大が続き、6日までの予定だった緊急事態宣言の実施期間は5月末まで延長され、各テレビ局は番組収録の制限が続いていることによってドラマ枠では再放送がメインになっており、バラエティ枠では過去放送分の総集編などを放送するという対応を取っています。
これによって各テレビ局の広告収入が激減していると言われており、週刊誌『週刊現代』によれば、各民放キー局(日本テレビ、TBSなど)の収益は「昨年度比15~20%(約200~300億円)ダウン」になると言われているそうで、これによって高いギャラの大御所タレントの“リストラ”が今後始まるとみられるとしています。
キー局編成関係者によれば、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などでMCを務めるウッチャンナンチャン・内村光良さんは、番組1本あたりの出演ギャラが300万円、坂上忍さんは170万円、有吉弘行さんは140万円に設定されているといいます。
<↓の画像は、坂上忍さん、内村光良さん、有吉弘行さんの写真>
そして、この人気タレントたちは現在複数のレギュラー番組を持っていますが、そのうち数本は年内にも打ち切りになりそうだとし、一方でギャラが1本10万円以下の若手芸人たちが重宝されるはずだと語っています。
ニュースサイト『日刊サイゾー』はさらに、人気俳優たちも今後オファーが避けられる流れが出来つつあるとしています。
その筆頭として、ドラマ1本あたりのギャラが最高ランクの500万円とも言われる女優・米倉涼子さんが挙げられているそうで、「経営が悪化するテレビ局は、たとえ視聴率が取れるとしても、高額ギャラを出してまで起用するというマインドにならなくなっているそう」
だとテレビ誌ライターが語っています。
また、元フジテレビでフリーの“カトパン”こと加藤綾子アナウンサーも、現在放送中の『Live News it!』(フジテレビ系 平日16時50分)でメインキャスターを務めていますが、年間のギャラは2億円とも言われている一方で番組視聴率の低迷が続いていることで、リストラの危機に瀕しているといいます。
『Live News it!』と同時間帯に放送の『news every.』(日本テレビ系)、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)は平均視聴率10%前後で推移、『Nスタ』(TBS系)は7%前後の数字を取っていますが、『Live News it!』は現在も2~3%台で推移していることから、今年秋以降に間違いなく降板が検討されるとのことです。
これらは現時点であくまでも噂、憶測レベルの話ではありますが、今後も再放送や総集編の放送によって大手企業の広告出稿数が減少、それによってテレビ局全体の売り上げが大きく落ちるようであれば、数字を取れないタレントは淘汰されるのは間違いないでしょうね。
また、大御所タレントのギャラも支払うのが難しくなることにより、あまり数字が良くない番組が打ち切られるのも当然かもしれません。
そして、加藤綾子アナの『Live News it!』降板に関しては新型コロナウイルス感染拡大の前から噂されており、『東京スポーツ』(東スポ)は公認候補として、NHKのエース・桑子真帆アナの名前も挙げられていると伝えています。
記事ではフジテレビ関係者が、「上層部は、できれば10月から新しい顔でリニューアルしたい意向です。ただ今年はコロナ禍もあり、実現は難しい。カトパンにはラッキーですが、いずれにしても視聴率が上向かないと来年以降はどうなるか分からない」
と語っています。
加藤綾子アナの現在のレギュラー番組は『Live News it!』と『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)のみとなっており、2018年4月から司会を務めていた『世界へ発信!SNS英語術』(NHK Eテレ)は今年3月で終了、後番組『世界にいいね!つぶやき英語』のMCは爆笑問題・太田光さん、NHKの保里小百合アナが務めています。
視聴率低迷を理由に『Live News it!』から降板となると崖っぷち状態になるとみられますが、かつてフジテレビでエースとして活躍していたあの加藤綾子アナが新型コロナウイルスの影響もあり、テレビから干された状態になってしまうのでしょうかね。