元フジテレビのアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーの“カトパン”こと加藤綾子さん(31)が6日、トーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系 午前7時)に出演し、今年4月をもってフジテレビを退社した理由などを明かしました。
この日の番組には、加藤さんと同じくフリーの古舘伊知郎さん(61)、宮根誠司さん(53)も出演しており、フジテレビを退社したきっかけは、2012年4月よりメインキャスターを務めていた情報番組『めざましテレビ』(平日午前5時25分)の生放送中、意識を失い途中退席したことを挙げました。
<↓の画像が、『ボクらの時代』に出演した加藤綾子さん、古舘伊知郎さん、宮根誠司さんの写真>
加藤さんによると、当日は風邪気味だったものの、その日は『めざましテレビ』以外に出演番組は無かったことから、番組を乗り切って家で休もうと考えていたそうで、番組のオープニング時点では問題なかったようなのですが、「だんだん原稿を読みながら息苦しくなってきて、ちょっと危ないかなと思って。他の人が原稿を読んでいるのを聞いて立っている間に、どんどん酸欠になってきて、気づいたら倒れてたんです」と振り返っていました。
これによって途中退席した加藤さんは、その後すぐに意識が回復したものの、病院に運ばれる間に「私、このまま死ぬかも」と思ったそうです。
その当時は、平日の早朝からメインキャスターを務め体力的に厳しく、体調面に不安を感じていたそうで、「まだいけるかなとお尻を叩いていたが、倒れてちょっと体のことを優先して考えよう」と思い、これがフジテレビ退社を決断するきっかけになったとのこと。
しかし、加藤さんは4月末にフジテレビを退社し、その後フリーアナウンサーに転身しており、古舘さんと宮根さんはこれに納得がいかない様子で「え?身体優先のフリー?ちょっと違和感あった」「『体調もすこぶる良いから、フリーになってもっとやってしまおう』っていう話の逆じゃないですか」と言い、古舘さんは「総合すると色んな考えあるけど『めざまし』をやめたかったんだよね?」「変な意味じゃなくて『めざまし』をやめたいっていう思いが強く出たんじゃないですか?」と質問し、これに対して加藤さんは戸惑いながらも「それくらいの思いじゃないと『めざまし』はやめられないって思いました」と回答。
さらに宮根さんも「めざましを辞めるためにフジを辞めたんだ?」と質問すると、加藤さんは笑いながら否定していたものの、もしフリーでも『めざましテレビ』の続投を頼まれたらどうするかと聞かれると、「えー3時起きですよね…」と返し、この反応に古舘さんは「めざまし(テレビ)を辞めたかったんだね。すべての大義にくるまれる。ただ退社してフリーになったのではひんしゅくだから」「“フジテレビよ眼を覚ませ”ってメッセージだったんだね」と解釈。
また、「違うアングルで見たら、この話は嘘で倒れた可能性がありますよね。こうすればフジテレビ上層部もカトパン出すしかないだろうってなる」と語り、宮根さんも「めざましが嫌いになったんだね」と冗談交じりに語っていました。
番組ではこの他にも、加藤さんらフジテレビの女性アナウンサーが“パン”を付けて呼ばれていることについても言及され、加藤さんは自身が“カトパン”と呼ばれるようになった時のことを振り返り、「“カトパン”ってなったときに『えええ~』ってなって、嫌でした…」と本音を明かしたところ、古舘さんが「嫌だったなんて僕は信じられない。だってそんなの嫌がる人がなんで今こんなに活躍して、タレント気取りでCM出てるの?」とツッコミを入れ、加藤さんは「ごめんなさい」と大笑い。
古舘さんがさらに、最近のフリーアナウンサーの活躍について「カトパンや滝川クリステルさんとかは美しいから」と語り、加藤さんが「全然…」と謙遜したところ、「今の『全然』っていうリアクションもちょっとムッとした。心からリアクションしてないもん。『当然』っていうのも若干入ってた」と噛みついていました。
番組ではこのようなやり取りが行われ、加藤さんは饒舌な2人に鋭いツッコミを入れられてタジタジの様子だったのですが、ネット上では、
- 『タレント気取り』に『心からリアクションしてない』か。さすがは古館アナだね。確かに確信ついてます。
- ニュース原稿もまともに読めないのにアナウンサーを名乗ってはいけない
- 本当の退社理由は、夏目三久の活躍を見て、私の方が上手く出来て もっと稼げると思ったからでしょ
- 観てたけど。アレ?こんな下品な感じだったっけ??って思った。大口開けて笑い過ぎ。
- タレント気取りって事実だもんな。腹黒さも見え見えだし
- カトパンの大袈裟なリアクションはちょっと痛い
- アナウンサーとしてはC級、キャスター技術無し、ビジュアルも微妙だし、あと3年で限界が来るでしょ
などのコメントが寄せられています。
フジテレビを退社したきっかけは、2014年10月27日放送の『めざましテレビ』で意識を失って倒れたことだったとのことですが、フジテレビは看板アナウンサーだった加藤さんを酷使し、『めざましテレビ』や『ホンマでっか!?TV』などのレギュラー番組の他に、様々な特番に出演させていたため、体力的にきつかったことも理由の1つだったというのは確かだと思われるものの、加藤さんはフジテレビを退社した翌日には『ジャパン・ミュージックエンターテインメント』に移籍し、フリーアナウンサーとしての活動を開始しているので、収入面の不満もあったのではないかと推測されています。
実際に加藤さんはフリー転身後、SHARP、アサヒビール、花王といった大手企業のCMに出演し、引き続き『ホンマでっか!?TV』、『優しい人なら解ける クイズやさしいね』、『スポーツLIFE HERO’S』などといったレギュラー番組などに出演。
『ホンマでっか!?TV』で共演している明石家さんまさんが以前、「フリーになったら今の給料の5倍はいく」と語っていたのですが、これは決して大げさではないと言われており、今後さらにCMやフジテレビ以外のテレビ局の番組にも出演し、レギュラー番組を増やせば年収は大きく跳ね上がることから、体調不良というのはあくまでもきっかけに過ぎないのではないかと思います。
加藤さんは人気が高く、視聴率が取れるアナウンサーだと言われているため、オファーは絶えず今後さらに仕事は増えていくとみられますが、その一方でアンチも多いことで知られており、今年8月に『週刊文春』が発表した「好きな女子アナ 嫌いな女子アナ」では、好きな女子アナランキングで2位にランクインしたものの、嫌いな女子アナランキングでは、2位の元TBS・田中みな実さんに約80票の差を付けて1位を獲得。
2014年に発表された同ランキングでも、田中さんに20票以上の差を付けて1位となっており、加藤さんのことが嫌いな理由については、「服装、メイクが派手で、タレントやアイドルみたいに見える」、「とんねるずの『食わず嫌い王』に、サッカー選手・ロナウドの対戦相手で、なぜか彼女が登場。終始、媚びを売るようなお色気表情で、あまりのしたたかさに辟易した」、「自分は綺麗だと思っているイメージが強くどうも好きになれない」などといった辛辣なコメントが男女問わず寄せられています。
今後しばらく仕事が減るということはないとみられるものの、批判的な声も多く上がっているため、フリーアナウンサーとして活躍したいと考えているのであれば、早い段階で悪いイメージを払拭した方がいいかもしれないですね。