報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)で月~木曜日のメインキャスターを務めている富川悠太アナウンサー(とみかわ・ゆうた 43歳)が11日に、新型コロナウイルスの陽性が判明したことで大騒動に発展しており、番組で共演している元テレビ朝日でフリーの徳永有美アナウンサー等への感染も懸念されています。
テレビ朝日の発表によると、富川悠太アナは在宅勤務していた3日(金曜)に38度の発熱症状が現れ、4日も発熱が続いたものの、その後平熱に戻ったことで週明け6日から通常出勤し、報ステに出演しました。
<↓の画像が、報ステのメインキャスター・富川悠太アナの写真>
しかし、7日の番組放送中に痰(たん)がからむ症状があり、声が枯れていたことで視聴者からも心配の声が上がっていました。
8日には息切れ症状が現れ、9日も階段の昇り降り、早歩き程度でも息苦しさを感じたことで、富川悠太アナは9日なってようやく体調不良を局側に報告、報ステには9日まで出演を続けていました。
そして、10日も同様の症状が続いたため病院で診察を受け、CT検査で肺炎を発症していることが判明したため入院、さらにPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスの陽性反応が出ました。
これによって報ステなどで富川悠太アナと濃厚接触した疑いのある共演者、スタッフ等は全員自宅待機を命じられており、その中には徳永有美アナ、金曜日のメインキャスターを務めている森川夕貴アナ等も含まれています。
<↓の画像左が徳永有美アナ、右が森川夕貴アナ>
報ステの演出を担当している報道局所属のチーフディレクターで、元ABC朝日放送の赤江珠緒アナの夫はすでに体調不良を訴えており、病院では軽度の肺炎と診断され、PCR検査も受けた(結果はまだ出ていない)ことが明らかになっています。
『スポーツニッポン』(スポニチ)の取材ではこの他にも、幹部スタッフが発熱によって療養中とのことです。
このように報ステ内でクラスター(感染者集団)が発生する可能性も出てきており、6~9日まで約2メートルの距離で、1時間以上にわたって共演を続けていた徳永有美アナ等への感染も懸念されています。
徳永有美アナの夫で、ウッチャンナンチャン・内村光良さんへの感染も懸念されているのですが、14日付の『スポーツ報知』によれば、関係者に話を聞いたところ「(内村さんの体調は)大丈夫だと聞いている」と明かし、内村さんの現状については「公表するか協議中」と答えたとしています。
<↓の画像は、ウッチャンナンチャン・内村光良さんの写真>
ちなみに、内村光良さんと同じ芸能事務所『マセキ芸能社』に所属する元『ホーム・チーム』の与座よしあきさんは、5日ごろに発熱の症状が現れ、11日に新型コロナウイルスの陽性が判明し、現在は自宅療養しています。
『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で共演の森三中・黒沢かずこさんは、3月21日に発熱、4月3日に陽性が判明し、現在も自宅療養中となっています。
内村光良さんの周囲でも新型コロナウイルス感染報告が相次いでおり、今後が心配されているのですが、これらに対してネット上では、
- ウッチャンもリスクを考えるなら自宅待機でしょうね。万が一の時は影響が大きすぎる
- 内村さんはレギュラー番組をいくつも抱えている人気者。念のため、自宅待機された方がいいのでは…
奥様ともに元気でいてほしい。この2週間を乗り切ってほしいと思う。 - 公表するか協議中って何か有るの?何か隠してるのかな?気になる。
- クラスターの可能性を否定できないと思います。症状の出ていない感染者はいるはず。関係者の方々の検査を急いでほしいです。
- 報道ステーション、番組閉鎖だろ。まさか今日も、他人の感染ニュース、淡々と流すつもりかな。
- テレビ芸能関係は、視聴者に注意を促しながら足元はずさんだから、かなりリスク高いと思う。
現場での人距離近いし根性主義が蔓延してるからね。TV番組も必要最小限にすべきだと思います。 - 朝の志らくの番組で、テレ朝のアナウンサーが感染したことの報道で、徳永さんも自宅待機し、旦那のウッチャン、報ステに出てる松岡修造、中山雅史への感染、徳永さんの知り合いの芸能人の感染が心配されるっていう報道をパネル作って丁寧な説明していた
芸能人だけを心配するのか?テレ朝アナの行動履歴は報じないのか?一般人に厳しく、自分大好き芸能人やマスコミは黙っておいて欲しい
などの声が上がっています。
体調不良を訴え、新型コロナウイルス感染疑いのあるスタッフ等は、富川悠太アナが感染源なのかハッキリしないものの、徳永有美アナは4日間にわたって富川アナと濃厚接触していたことから、移されていたとしてもおかしくありません。
しかし、現時点では徳永有美アナら番組出演者、内村光良さんらが体調不良を訴えているとの情報は無く、内村さんは現在複数のレギュラー番組を持っていますが、各テレビ局は緊急事態宣言の発令を受けて、すでに情報・報道番組以外のロケやスタジオ収録を中止としており、これによって共演者等から感染するリスクは無くなっています。
そうした中で、富川悠太アナが発熱などの症状がありながら4日間にわたって報ステに出演し、ウイルスをバラ撒いていた可能性があるというのは何とも残念な話で、9日になってようやく局に体調不良を報告した背景には、徳永有美アナの存在があると週刊誌『フライデー』は報じています。
報ステは2016年4月にメインキャスターを交代し、2004年のスタートから番組の顔だった古舘伊知郎さんが降板、後任には番組リポーターや日曜版メインキャスターを務めていた富川悠太アナが抜擢されたものの、視聴率などの伸びが芳しくなかったため、2018年10月に徳永有美アナが新たにメインキャスターとして投入されました。
徳永有美アナの登場によって富川悠太アナはサブキャスター寄りの扱いとなり、これに対して富川アナも焦りを感じ、「徳永アナに番組を奪われる」という思いもあって、番組を欠席することなく出演を継続したのではないかとテレビ局関係者は憶測しています。
ちなみに、新型コロナウイルス感染拡大によって、各局の情報・報道番組の視聴率は軒並み上昇しており、特に報ステは平均視聴率20%超えをする日もあり、前4週間の平均視聴率は16.3%、富川悠太アナの新型コロナウイルス感染を伝えた14日は平均17.3%を記録しています。
報ステはテレビ朝日を代表する報道番組で、富川悠太アナとしてもついに掴んだこのポジションをフリーの徳永有美アナに奪われたくないとの思いや、自分は新型コロナウイルスには感染しないだろうとの考えはどこかにあったのかもしれませんが、こうした大騒動になる前にちゃんと身体の異常を報告し、番組を休んでほしかったですね。