NHKを退社しフリーアナウンサーに転身した“NHKの麿(まろ)”こと登坂淳一アナウンサー(とさか・じゅんいち 46歳)が、15日放送の情報・ワイドショー番組『ワイドナショー』(フジテレビ系 日曜午前10時)に初出演することが明らかになりました。
登坂淳一アナは今年1月11日付でNHKを退局、同16日付で大手芸能事務所『ホリプロ』に所属となり、2日からスタートした新情報・報道番組『プライムニュース イブニング』(平日16時50分)のメインキャスターに起用されました。
しかし、NHK札幌放送局に勤務していた2011年6月に、ローカル局の契約女性キャスターに対するセクハラ疑惑が浮上し、上層部から厳重注意の処分を受けていたことなどを週刊誌『週刊文春』にスクープされたことを受け、自ら番組への出演を辞退しました。
なお、登坂淳一アナは『週刊文春』の報道に対して、「身に覚えのないことも多く、困惑するような内容で非常に残念」というコメントを発表しています。
これによって登坂淳一アナはフリー転身後に表舞台から姿を消したのですが、15日放送の『ワイドナショー』で民放番組初出演を果たすとのことです。
<↓の画像は、東野幸治さんとダウンタウン・松本人志さんがレギュラーを務める『ワイドナショー』の写真>
登坂淳一アナは『ワイドナショー』の出演前に、10日発売の女性誌『婦人公論』のインタビュー取材に応じており、『週刊文春』が報じたセクハラ疑惑の経緯を説明し釈明しています。
登坂淳一アナの説明によると、番組の打ち上げに出席し、体調が悪くなったことでトイレに行ったそうなのですが、その帰りに壁に頭を強打してうずくまっていたところ、女性がトイレから出てきて「大丈夫ですか?」と声を掛けられたとのことなのですが、その時に「彼女が『セクハラを受けた』と感じるような行為をしてしまったのです」と説明し、相手の女性に対しては「どれだけ謝罪しても謝罪しきれない」と深く反省していることを明かしています。
<↓の画像は、『婦人公論』のインタビュー取材に応じた登坂淳一アナの写真>
日頃からセクハラやパワハラには注意を払っていたそうなのですが、その当時は仕事が増え、視聴率競争のプレッシャーなどもあったことから「心身ともに相当弱っていました」と告白しています。
また、『週刊文春』のセクハラ報道後の生活については、「ほぼ外に出ない生活が続いていました。今は独身なので1人で部屋にいて、見るでもなくテレビを見たり映画を観たり」と、妻との離婚を初告白し、今後については「私はメディアに育ててもらい、鍛えられてきた人間です。お許しをいただけるのなら、もう一度自分にできることを探しながらやっていきたい」と話しています。
そんな登坂淳一アナが15日放送の『ワイドナショー』に出演することが明らかとなり、これに対するネット上の反応を見てみると、
- ワイドナショーはやらかした芸能人の再出発場になってるね
- 酒飲んで新人女子アナにキスを迫り無理矢理胸揉んで、スカートをたくし上げた、、すいませんでした。じゃ済まない事だと思う。セクハラというか痴漢、逮捕されなかったのが不思議だわ
- 不倫した人とはわけが違う。セクハラとか性的強要なんて犯罪だし人として最低。それを面白おかしくいじったりするならその人たちも番組も最低すぎる。
- 登坂淳一を使うフジテレビって。。。センスないな。。。
- セクハラパワハラやる奴は治らんよ。こんなの使うな。
- さすがにセクハラは笑いに変えちゃならんよな。言葉じゃなく直接体に向けたセクハラはアウトだろ
- 今度はマッちゃんに絡まれてイジられ役に挑戦かよ。プライドが無駄に高いんだから止めとけ
- 先にショーンK救ってやれよw
- こういうの1回だけとか絶対に思えない。酒飲むたびに方々でやってたんじゃないのか
- フジの補填かな。しかし、こういうことで数字を稼ごうとするセコい炎上狙いみたいな構成の番組だな
- フジは良くてもスポンサーが嫌がるだろうに。不倫やセクハラを容認してる会社と取られてしまう
などのコメントがありました。
『ワイドナショー』ではこれまでに、不倫スキャンダルを週刊誌にスクープされ猛バッシングを浴びたタレント・ベッキーさん、ロックバンド『ゲスの極み乙女。』のボーカル&ギター・川谷絵音さん、作家・乙武洋匡さんらを番組に出演させ、大きな反響を呼びました。
その流れで登坂淳一アナを番組に呼んだのではないかとみられているのですが、登坂アナの場合は性的なトラブルだけに、いくら釈明したとしても被害者がいる以上は簡単に許される問題ではなく笑い話にもなりません。
セクハラ報道からまだ3ヶ月しか経っていないこともあり、登坂淳一アナだけでなくフジテレビにも批判の声が上がる事態になっていますが、このタイミングで『ワイドナショー』に出演し、果たしてどのような発言をするのかや視聴者の反応に注目したいですね。