日本テレビの元エースアナウンサーで、現在はフリーで報道番組『news zero』(日本テレビ系)のメインキャスターを務めている藤井貴彦アナ(53)が、26日発売の週刊誌『週刊文春』によって所有する不動産を巡るトラブルを報じられ、ネット上で物議を醸しています。
幼少期から不動産に興味を持っていたという藤井貴彦アナは、日本テレビを退社前の2022年12月に、不動産売買や賃貸、管理など不動産取引に関する国家資格「宅地建物取引士」を取得したことをラジオ発表し、「いつかは不動産屋さんになりたいなと思って」などと、資格を取得した理由を明かしていました。
2024年3月をもって日本テレビを退社後はnews zeroの司会を務めながら、不動産関連のイベントに出席して講演なども行っています。
週刊文春の取材によると、そんな藤井貴彦アナは2019年ごろから投資用物件を購入し、コロナ禍の2020年12月には現在家族と暮らす東京都内のマンションを購入、その後も投資用物件を買い続け、東京・京都・福岡に計7件(合計3.2億円)の不動産を所有しているそうです。
その不動産について週刊文春が取材を進めたところ、一部の不動産登記簿で住所変更手続きが行われていないことが分かったとのことです。
4年前に不動産登記法が改正され、2026年4月から不動産所有者の名前や住所を変更した際には申請をすることが義務化され、不動産所有者や変更日から2年以内に申請することが必要となります。
義務化は1年先のことではあるのですが、週刊文春はこのままだと違法行為になるとして、藤井貴彦アナに取材をしたところ、「本当に申し訳ない思いです。現在、行政書士に依頼をし、適切な対応を行う手続きをしています」
と回答したそうです。
この他にも、藤井貴彦アナの免許証の一部がX(旧ツイッター)で晒されるトラブルが起きていたことも週刊文春は報じており、今年2月10日にXで【地面師たち】という名のアカウント「今はときめくアナウンサーも御徒町の地面師グループに嵌められてるんで」と意味深に綴り、藤井アナの免許証の一部を公開したそうです。
<↓の画像が、藤井貴彦アナの免許証を晒したX投稿(すでに削除済み)>
その免許証には、藤井貴彦アナが以前住んでいた高層マンションの上層階の住所も記載されていて、このトラブルを知った日本テレビの上層部が、藤井アナが業務提携している芸能事務所『セント・フォース』に伝え、藤井アナも事態を把握したといいます。
そして、この怪しいアカウントの投稿により、藤井貴彦アナが投資用物件で利用が禁じられている住宅ローンを組んでいる疑いも浮上していたそうです。
住宅ローンの利用は居住用物件に限られ、投資用物件での利用は契約違反にあたり、これが事実であれば住宅ローンを組んだ金融機関から一括返済を求められます。
そのため、週刊文春はこの件についても藤井貴彦アナに確認したところ、投資用物件は不動産投資ローンを利用して購入したもので、住宅ローンを利用したとの事実はないとキッパリと否定したとのことです。
また、Xに投稿された免許証は住所変更前のもので、いつどこから流出したのかは不明といいます。
不動産に関しては別に問題視されるようなことはなく、来年4月までに住所を変更すれば問題はないですし、ローンに関しても藤井貴彦アナの説明が事実ならば一切問題はありません。
ただ、第三者が藤井貴彦アナの免許証の一部を入手し、「御徒町の地面師グループに嵌められてる」として、Xで個人情報を晒していたというのは非常に気になる話で、藤井アナによると投稿主とは面識もないとのことですが、今後また新たなトラブルに巻き込まれてしまうのではないかと心配になりますね。
藤井貴彦アナは日本テレビ時代にこれといったスキャンダルもなく、非常にクリーンなイメージを持たれており、コロナ禍にはキャスターを務めていた『news every.』で視聴者に寄り添う発言で好感度が急上昇し、フリー転身後は局アナ時代と比べて若干人気が落ち着いてきたと感じるものの、オリコンが昨年調査した『好きな男性アナウンサーランキング2024』では3位にランクインしていました。
フリー転身後もnews zeroなどの番組でキャスターを担当し活躍を続け、現在は7件の物件を所有しているそうですが、不動産投資などを巡って足をすくわれないように注意してもらいたいです。