元アナウンサーのYouTuber・青木歌音さん（あおき・かのん 32歳）が、過去に「フジテレビの偉い人」からセクハラ行為を受けたことをYouTubeなどで公表し、大きな波紋が広がっています。
青木歌音さんは22歳の時に性転換手術を受けて男性から女性になり、BSスカパー！の番組『チャンネル生回転TV Allザップ！』（2014～2016年放送）に女子アナ研修生として出演、その他にも『プリティ・ウーMEN』（BSスカパー！）、『よるのブランチ』（TBS系）、『人生が変わる1分間の深イイ話』（日本テレビ系）、『月曜から夜ふかし』（同）、『なれそめTV』（NHK Eテレ）などに出演し、女優・モデルの本田翼さんに激似として注目を集め、現在は“元男の子YouTuber”として活動しています。
2018～2023年1月にかけては、ヒカキンさん、はじめしゃちょーらが所属する大手YouTuber事務所『UUUM（ウーム）』で活動し、2023年7月からはタレント・ラサール石井さん、『ピンクの電話』などが在籍の芸能事務所『石井光三オフィス』に所属しています。
そんな青木歌音さんはX（旧ツイッター）で、中居正広さんの女性トラブルにフジテレビの編成幹部・A氏が関与している疑いで大騒動に発展する中、「フジテレビの制作陣は悪い意味でイケイケな人が多い。私が別の局でアナウンサーやってた時に、フジの番組制作を掛け持ちしてるお偉いさんの車によく乗せられてたんだけど、キスや身体を触らせて満足して頂くまで降ろして貰えなかった。断るとキレられる。当時は精神おかしくなって毎回薬飲んでた。」「唯一言えるのは今問題視されてるフジテレビの中嶋Pと私にして来た相手は同じ現場でやってましたし、中嶋Pよりも制作現場での立場は上でした。ようはその現場界隈はおんなじノリで女性に対して色々してると言う事です。恐らくこれからドンドン色んな話しが出ると思います。売名と思われても良いですが、私の目的はあの歪な風潮の浄化を早める事なので、このように体験談を告白しています。」
と、自身も過去にフジテレビ関係者から性加害を受けたと暴露しました。
＜↓の画像が、フジテレビ関係者の性加害を暴露した青木歌音さんのX投稿＞
この投稿が大きな反響を呼ぶ中で、自身のYouTubeチャンネル（登録者数：55.5万人）で【私が女子アナ時代、フジテレビの偉い人から色々されたので告発します。】と題して、「フジテレビの偉い人」から性加害を受けた件について語りました。
青木歌音さんが性加害を受けたのは、BSスカパー！の番組に女子アナとして出演していたころだったと明かし、「私が担当していた番組は、フジテレビのとあるバラエティ番組を作っている制作会社が作っていたんです。なので、スタッフさんたちは、基本的にフジテレビの中を頻繁に出入りしてる方々なんです」「フジテレビの番組制作の界隈では、女性に対してやっちゃう。もうそれが普通で、だから私も色々受けたんです」
と告白しています。
＜↓の画像は、青木歌音さんが女子アナ時代の写真＞
番組に出演し始めたころに、番組の重鎮的な存在だった人物に車で自宅まで送ってもらったことや、食事をしたことがあったといい、その後セクハラ発言をされるようになったそうで、青木歌音さんがある時にその人物に対して反抗的な態度を取ったところ、数週間番組に呼ばれなくなったことなどから、絶対に逆らえない状態になったとも語っています。
それによってその人物の行動はさらにエスカレートしていき、キスを強要されたり、体を触られるなどの性加害を受けたと明かし、そうした行為に耐え続ける中で青木歌音さんの精神状態も不安定になったそうです。
さらに、その人物の車に乗った際に、「著名な女性タレントと行為をしている写真とかを私に見せつけてきたり、あとは『俺はなぁ、あのドンと唯一対等に話せるスタッフだからな』みたいな、ちょっと自分を大きく見せるような発言とかをちょいちょいされてて、『この人ヤバい、断ったらヤバいかも』みたいな」
と振り返っています。
青木歌音さんは現時点でその人物の実名は公表しておらず、今後もし実名を挙げる際の条件としては、「身の危険が起きない事を保証出来る状況である事」と「証拠不十分と言われ私が訴えられても資金力で対応出来る状況である事」を挙げ、相手の人物に自宅の場所を知られてしまっていることもあり、万が一のことを考えて公表には踏み切れないとしています。
そして、青木歌音さんの暴露を受けてネット上では、
- もしこの話が本当ならセクハラではなく、れっきとした性犯罪
- まぁ、YouTuberにとって視聴率を稼ぐ為には最高のネタになるよね
- 結構攻めてるね。大丈夫かな、消されないか心配
- タレントもアナウンサーって餌食になったら一生食い物にされるね。腐った世界だわ
- まぁ女子アナをアイドル化したりしてきたパイオニアのテレビ局だから、そういう事があっても何ら不思議ではない
- やっぱ芸能界ってそういう世界なんかな。だとしたらすごく心配だ。純粋な気持ちで頑張ってる人達が、心病むことないでほしい。
中居くんの一件は世の中にインパクトを残すだろうし、それで世の中変わって欲しい。
などの声が上がっています。
青木歌音さんが女子アナとして出演していた『チャンネル生回転TV Allザップ！』は、BSスカパー！や『RUMBLE BEE（ランブル・ビー）』という大手番組制作会社が制作を手掛けていました。
ちなみに、ランブル・ビーが過去に制作を手掛けていたフジテレビの番組は、『ウチくる！？』、『バイキング』、『カスペ！ギャル曽根 世界を喰う』、『中村玉緒＆志村けんの無礼講だョ！大新年会』です。
青木歌音さんは実名を伏せており、どこの誰から性加害を受けたのか詳細は不明で、証拠もないことから青木さんの告白に対しては、騒動に便乗した話題作りなのではと疑う声も少なくありませんが、これまでに出ている様々な報道などから事実だったとしても不思議ではありません。
週刊誌『週刊文春』でもフジテレビの現役女性アナウンサーが、A氏の誘いで高級ホテルでの飲み会に参加することになり、そこで某タレントからセクハラを受け、襲われそうになったと衝撃的な告白をしています。
同じくフジテレビでは現在フリーの永尾亜子アナが入社1年目の2016年に、当時フジテレビの第2制作センター室長を務めていた人物に濃厚なキスされるなど、様々なセクハラ、性加害を受けていた疑惑を週刊誌『アサヒ芸能』に報じられています。
他局でも、プロデューサーなど番組制作現場で権力を持つ人物が、下っ端のスタッフや女性アナに対してセクハラなどのハラスメント行為をしてトラブルになっていたとの話は、度々週刊誌などによって報じられています。
そのため、青木歌音さんの暴露内容は事実だったとしても不思議ではなく、他にも多くの被害者がいる可能性があるため、今後も現役のタレントや元タレントらの暴露は続きそうです。