元フジテレビのアナウンサーでフリーの本田朋子さん(33)が、24日放送のドキュメンタリー番組『結婚したら人生劇変!○○の妻たち』(TBS系 19時)に出演し、2013年7月に結婚したプロバスケットボールの五十嵐圭選手(36)が戦力外通告された際のエピソードなどを赤裸々に告白していることが明らかとなりました。
本田さんは2013年7月に五十嵐選手と結婚し、同9月末をもってフジテレビを退社して以降はフリーアナウンサーとして活動しています。
夫の五十嵐選手は、中央大学文学部を卒業後の2003年に『日立サンロッカーズ』に入団し、日本代表にも選出され、2006年にはバスケットボール世界選手権にも出場。
<↓の画像が、五十嵐圭選手の写真>
その後2009年から1シーズンは『トヨタ自動車アルバルク』に所属し、2010年のオフに『三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋』へ移籍し、昨シーズンは得点もアシストも過去最高を記録するなど絶好調のシーズンを送っていたのですが、今年5月に突如チーム側から戦力外通告を受けたそうで、本田さんはその時の思いを涙ながらに振り返り、「退団を聞いた時はうそでしょ?って感じで。『もううちのチームにはいりません』って言われたようなことじゃないですか。プロ選手だったら仕方のないことなんですけど、ずっとそばで応援していた私にとっては自分が言われたような気持ちになっちゃって…」などと語っているとのこと。
戦力外通告の理由については明かされなかったそうで、本田さんは五十嵐選手に対して「大丈夫。きっとまた違うチームからオファーがあるよ」などといった声を掛け、不安に感じている五十嵐選手に対してネガティブな言葉は一切言わないようにしたといいます。
<↓の画像は、涙ながらに語った本田さんの写真>
このままどこからも声がかからなかった場合、最悪現役を引退するという可能性もあったわけなのですが、五十嵐選手の地元・新潟県を拠点にしている『新潟アルビレックスBB』からオファーがあり、五十嵐さんは自身のブログで「決断をするまでにすごく悩みましたが、自分を一番、必要としてくれているチームだと感じたので今回の決断に至りました」と綴っていました。
これによって、生涯を過ごすつもりで購入したという名古屋のマンションを引き払って新潟へと引っ越し、本田さんが雪国での生活に不安を抱いていたところ、勇気付けてくれたのは父親の浩二さんから送られてきた「贈る言葉 人間至る所青山あり 父と母 木の上からじっと見ている 以上」というメールだったそうです。
ちなみに、「人間至る所青山あり」というのは「世の中は広く、自分の骨を埋める場所はどこにでもあるのだから、大望を成し遂げるためにならどこにでも行き、大いに活躍するべきである」といった意味のことわざ。
本田さんは昨年「アスリートフードマイスター」という資格を取得しており、スポーツ選手の体づくりに必要な知識を身につけ、食事管理も出来るようになり、これまで以上に徹底した食事管理で五十嵐選手のことをサポート。
そんな本田さんに対して五十嵐選手は、「妻と結婚して一緒に暮らすようになって、ここ2~3年は大きなけがもなくて、いいコンディションで。特にシーズン中ですね。シーズン中体調をうまく維持できているということがけがにもつながっていないのかなと感じていますね」と語っています。
<↓の画像は、五十嵐選手と本田さんのツーショット写真>
そして、これに対してネット上では、
- プロバスケットはまだまだマイナー。引退して稼げる仕事じゃないから先長いけど大変だろうな
- プロの世界では、そんな事も、あります。行き場が、在るだけでも、御の字
- アスリートの妻は全てを受け止めて支えるのが仕事。辛いかもしれないけど、次の環境で最善を尽くせるように支えてください
- 長谷部にするか、五十嵐にするか、、で悩んだと思うが、どちらにしてもスポーツ選手の妻になるって事は、どっちみちこの瞬間は訪れるんだもんな。
- プロスポーツ選手と結婚すると言う事はこういう事。良い時期の方が短い
などのコメントが寄せられています。
五十嵐選手は日本の中でもトップクラスのバスケ選手というイメージがあり、まさか戦力外通告を受けていたことも知らず驚いたのですが、今年36歳ということからすでに体力のピークは過ぎており、昨シーズンは素晴らしい結果を残せたものの、若い選手がどんどん上がってくるわけですから第一線で活躍するのは難しいでしょうし、これも仕方のないことでしょうね。
幸いにも他のチームからオファーがあり、新天地でスタートを切ったということなのですが、このチームにもどれだけいられるかは分からず、選手としての引退時期も迫っていることから覚悟しておく必要もあると思いますが、本田さんは昨年放送のバラエティ番組『耳が痛いテレビ 芸能界カスタマーセンター』(日本テレビ系)に出演した際に、五十嵐さんとの結婚を決意した理由を明かしていました。
同番組は視聴者から寄せられる耳が痛くなる生の声を、芸能人が電話で受け止めるといった内容となっており、本田さんに対しては「なぜ安定した局アナの座を捨て、不安定なバスケットボール選手と結婚したのか?そのまま局アナでいたら、例えご主人がどう転んでも安定しているのに、もったいない」というクレームが寄せられていました。
これに対して本田さんは、父親が独立をして事業を起こした際に母親が「リヤカーを引いてでも、あなたを支えるからどうかやりなさい」と背中を押していたといい、「その姿を見ていて、家庭っていうのはこうやって支えていくんだと思った。結婚する時は『この人が無一文になった時でも、自分が支えていけるか』という観点で相手を選んだ」「自分の人生で大事な時間は、家庭という基盤があったほうが安定しているという観点から選ばせていただきました」などと話しています。
五十嵐選手が数年後に現役を引退し、これからもっと苦労することになるかもしれないのですが、これからもお互いを支え合って様々な困難を乗り越えていってほしいですね。