元日放送の特番『第55回 新春!爆笑ヒットパレード2022』(フジテレビ系)に出演するなど、フジテレビの人気アナウンサーだった“クジパン”こと久慈暁子アナウンサー(くじ・あきこ 27歳)が今年春をもって、フジテレビから退社することを昨年12月に週刊誌『週刊文春』がスクープし話題になりましたが、他にも若手・中堅女子アナたちの“大量離脱”が囁かれていること、その理由を『東京スポーツ』(東スポ)が報じています。
『週刊文春』によれば、ファッション誌『non-no(ノンノ)』の専属モデルを経て、2017年にフジテレビに入社した久慈暁子アナは、人気情報番組『めざましテレビ』のメインキャスターになることを目指していたものの、同じ青山学院大学出身の1年後輩・井上清華アナ(いのうえ・せいか 26歳)が今年3月にそのポジションに就任し、先を越される形になったことで退社を決意したと言われているとのことです。
今後も芸能活動を続ける意向を示し、「元々やっていたモデルなどもやりたい」と話しているといい、再びモデル・タレントとして活動をしていくつもりのようです。
この報道に対してフジテレビや久慈暁子アナは現時点でコメントを出しておらず、報道内容は事実なのか否かは不明なのですが、東スポの記事でもフジテレビ関係者は、「この春で独立することはほぼ決まり」と語っています。
また、久慈暁子アナが退社を決意した背景について、「かつては一流企業以上の給料だったフジテレビも、今はどんどん下がっている。特に若手や中堅は世間のイメージにはほど遠い金額で、それは久慈アナも同じ。会社にしがみつく意味が全くなくなっている」
と制作会社関係者が語っています。
さらに、久慈暁子アナや井上清華アナなど複数のフジテレビアナウンサー等が昨年、芸能人も訪れる有名美容室で無料サービスを受けたことを隠し、店のSNSやそれぞれのインスタグラムで宣伝行為をするという「ステルスマーケティング」(略称:ステマ)の疑いを『週刊文春』に報じられ、大騒動に発展しましたが、「この騒動の遠因にも女子アナたちの給与の低さがある」と東スポは伝えています。
前出の制作会社関係者は、「女子アナは会社員でありながら、有名人のため常に人目にさらされています。だからこそ上層部からも『フジの局アナとして常に人から見られていることを意識して行動しろ』と言われており、洋服や美容にもお金がかかります。これらは自腹で以前は高給で補っていたが、下がった今はそういうわけにはいかない。だから無料サービスに飛びついてしまったのではないかと言われています」
と裏事情を明かしています。
現在の給料に納得していないのは久慈暁子アナだけでなく、他の若手や中堅アナたちも同様とし、「久慈アナの退社は、フジが抱える根が深い問題とリンクしている。だからこそステマ疑惑が取りざたされた若手・中堅女子アナたちも追従するのではないか、とみられています。これ以上、フジにいてもうま味はそんなにないし、だったらさっさと見切りをつけた方がいい。局内では複数の女子アナが移籍先を探し始めたなんて話まで飛び交っています」
と、フジテレビ関係者が内情を明かしています。
この報道を受けてネット上では、
- ステマ問題はフジテレビの給料が安いからで納得していい問題ではない
- ボーナス年1回、退職金無しみたいな企業が増えてる中、かなり厚待遇だと思うけど
- フリーアナが増加してるのに、フリ-になってそこまで仕事はあるのか?
- この際、タレント崩れの人の採用辞めて、本物のアナウンス力を持った人の採用や育成を目指したらどう?
- 経営悪化で給料下がる→ステマ→発覚して世間の評価が悪化…もう完全に悪循環だね。
いくら給料が下がったとはいえ、それでも一般企業のOLよりは悪くないと思うんだけど。給料が低くてもそれなりに美容とかに手をかけることもできるし。
もともとが高給だったから、金銭感覚が少し麻痺してる部分もあるんじゃない - 給与が上がらない、低く抑えられているなどは今の世の中、どこの会社、社会でも同じ事。そんなことをステマに走った原因にするのはどういうこと?
そもそも世間の水準からかけ離れた高給をとっていただけのこと。そして女子アナ自身にもタレント気取りしている脇の甘さがあったのではないか? - そもそも今の女子アナはタレント化して勘違いしている。写真集出したり、女優したり。
昔は噛む人は少なかった。人に綺麗な発音で正しく伝えるという基本を忘れている。顔は美人じゃなくても、綺麗な喋りができる人が本当のアナウンサー - フジテレビとしてはステマアナウンサーが出てってくれるのは願ったりかなったりでは?
三田友梨佳アナは他のアナとは違い、とばっちり食らったようなものだから残って欲しいだろうが、他の7人の中にそれほど人気があるアナウンサーいる?
井上清華アナは人気あるのかもしれないけど、そんなに経験積んでないし、新人育てれば済む話でしょ?
などの声が上がっています。
ニュースサイト『日刊大衆』によれば、久慈暁子アナは現在のレギュラー番組が『めざましどようび』と『さんまのお笑い向上委員会』ぐらいであるため、時間外労働や残業代が多く発生する仕事は少なく、現在の年収は700~800万円ほどとみられるそうです。
それでも20代の平均年収と比較したら倍以上の額を貰っているのですが、久慈暁子アナはフジテレビに入社前からモデル・タレントして活動し、フリーに転身すればより多くの収入を得られるだろうと考えているのかもしれません。
ただ、元局アナのフリーアナウンサーは年々増加し飽和状態にあり、局アナとしていくら人気があったとしてもフリー転身後に仕事が激減することも珍しくなく、久慈暁子アナも退社したらかなり厳しいのではないかと予想されていますが、東スポが報じているように、ステマ疑惑を報じられた他の女子アナたちも次々に退社することになるのでしょうかね。
ちなみに、『週刊文春』にステマ疑惑を報じられたのは久慈暁子アナ、井上清華アナのほか、堤礼実アナ、海老原優香アナ、宮澤智アナ、杉原千尋アナ、三上真奈アナ、三田友梨佳アナ、木下康太郎アナでした。
この中では、2019年に世界的なコンサルティング会社『マッキンゼー』の社員と結婚した宮澤智アナや、久慈暁子アナと同期の海老原優香アナは地上波のレギュラーが無く、以前に比べると存在感は薄れてはいますが、フジテレビも人材流出が続くことになるのでしょうか…。