週刊誌『女性セブン』や『週刊文春』などが中居正広さん(52)の女性スキャンダルを報じ波紋を広げ、この問題に深く関与した疑いがあるフジテレビの編成幹部・A氏らにも批判の矛先が向かっています。
一連の報道で中居正広さんとトラブルになった相手は、元フジテレビ社員の20代女性・X子さんだと特定されており、X子さんは昨年6月に、『ワイドナショー』や『だれかtoなかい』を手掛けた編成幹部A氏から飲み会に誘われ、直前になって中居さんを除く全員がドタキャンし、2人っきりで食事することになったといいます。
その後、中居正広さんから性的な行為をされてトラブルに発展、X子さんはその後フジテレビの幹部3人にトラブルを相談し、精神的に大きなダメージを受けたことで入院もしたそうです。
X子さんは中居正広さんを刑事告訴することも考えたそうですが、トラブルが公になり、自分の名前が出てしまうことを懸念して断念し、最終的に双方が弁護士を立てて協議し、中居さんが慰謝料などとして9,000万円ほどを払う形で示談が成立したとのことでした。
ただ、週刊文春の直撃取材を受けたX子さんは、中居正広さんとのトラブルは一切話せないとしながら、記者の追及を受けて、「“加害者”もフジテレビに対しても私は許してないし、怒ってる気持ちももちろんある」と心境を吐露し、現在も中居さんを見ると事件当日のことがフラッシュバックするといい、社会的な処罰を受けてほしいと思うこともあると語っています。
さらに、A氏やフジテレビに対する怒りもあらわにしており、「なぜ今までフジは、Aさんのやっていることを止めてこなかったのか。見て見ぬ振りをしてきたのか。私と同じような被害に遭っている子がいます。」「自分みたいな人間が増えないためにも、やっぱり業界が変わっていかないと。向こうは番組を作る側、キャスティングする側だから、私たちに拒否権はない。(タレントへの接待に)行くしかないみたいな感じで。それが許される社会になっちゃったらいけないよなと思う」
などと語っています。
また、記事ではフジテレビ関係者が、A氏は以前から芸能人たちとの飲み会などで、女性アナウンサーらを接待要員として呼んでいたと明かしており、A氏が芸能人たちに対して女性を“上納”していた疑いも浮上しており、A氏はダウンタウン・松本人志さんとも距離が近く、憶測に拍車をかけています。
しかし、フジテレビは週刊文春などの取材に対して、A氏のトラブルへの関与疑惑について、「事実と異なりますので、明確に否定させていただきます」と回答しています。
そこで『ピンズバNEWS(双葉社)』は、フジテレビの元エースで現フリーの内田恭子アナウンサー(48)や現アロマセラピスト・大橋マキさん(48)と同期で、元アナウンサーの実業家・長谷川豊さん(49)に取材を行い、女性社員を接待要員として飲み会などに参加させる風習はあるのか聞くと、「何十年も前から、ごく当たり前に行なわれてきたのは事実。多いのはプロ野球選手への接待として、若い女子アナが会食の席に呼ばれるケースですね。そのままねんごろになって結婚に繋がることも珍しくありません。最近は実業家との会食が多い。女性だけではなく、男性アナも同様です。僕も(スポンサーである)女性社長との会食に接待要員として呼ばれ、無理やり胸を触らされたことがあります。当時は、(フジの)営業部が血ヘドを吐きながら頑張ってくれていることを思えば、それぐらい協力しますよという気持ちでした」
と明かしています。
<↓の画像が、元フジテレビアナウンサー・長谷川豊さんの写真>
ちなみに、長谷川豊さんと同期の内田恭子アナはスポーツ番組を担当するにあたり、元プロ野球選手・石井一久さん(51)を夫に持つ木佐彩子アナ(53)にアドバイスを求めたところ、「スポーツ選手との飲み会に行かなくていいから、断っちゃっていいから」と言われ、その後飲み会は全て断っていたというエピソードを明かしています。
<↓の画像は、スポーツ選手との飲み会を断っていたと語る内田恭子アナの写真>
こうした接待はフジテレビに限ったことではないものの、フジテレビは特に大物タレントたちへの接待に力を入れていたといい、その理由について長谷川豊さんは、「フジテレビは、大物タレントとどれだけ仲良くなれるか、どれだけゴマを擦れるかで出世が決まるんです。(明石家)さんまさんにゴマを擦りまくったある人はメチャクチャ偉くなったし、そもそも今の港浩一社長は長く『とんねるず』の番組を担当していて、めちゃくちゃ仲良しでしょ。大手事務所や大物タレントのバックアップがあって、昇進できる仕組みです」
と語っています。
こうした接待によって芸能人と良い関係を築くことにより、番組へのキャスティングがスムーズに進んだり、独占インタビューを行えるなど様々なメリットがあるといいます。
そうした接待の場に呼ばれるのは、若い女性アナウンサーが多いといい、「人気タレントとの会食ともなると、むしろ喜んで行きたいという女子アナが多いですよ。行った後は、自分から仲間内で“報告会”をしていました」
と明かしています。
長谷川豊さんがフジテレビに居た頃は、芸能人と女性アナがいきなり2人っきりにさせられたことはなかったようですが、「盛り上げ要員として女子アナも何人かで行って、その中の“おかみさん”的な役割の女子アナが、若手アナとタレントとの距離感をコントロールしてあげるのが通例でした。」
と語っています。
これに対してネット上では、
- 実際そうなんやろな、今回の件も空気読めやって思ってるのも多いんだろうな
- やっぱりそういう世界だったんだな 所詮は賤業界ですな
- そう言えば、一時期はフジの女子アナって〇〇パンとかって愛称で呼ばれてたな そういう意味だったのか
- おかみさんw 女衒と遣りてばばあがセットとか、組織ぐるみであることの証明じゃねえか
- 原田葵ちゃんも上納されてんのか オワタな いいのか、こんなのばらしちゃって 消されなきゃいいけど
- 自分から積極的に枕する女子アナもいっぱいいるやろね
- まあ、人気タレントなら行きたいだろう だが50代はもうおじさん
50代はもう20代からしたらお父さん世代 - 喜ぶ喜ばないの話じゃねーだろ 人権問題やんけ マジでテレビ業界は狂っとるな
- フジテレビは会見するべきだろ、ここまで組織ぐるみでの肉弾接待の噂が広まってるんだから、スポンサーのためにも正式の場で白黒つけるべき!
- 会社が女子アナと大物タレントを近づけさせて貸しを作る、そして大物タレントコネが出来るほど出世する という仕組みや考え方自体、自社社員をエサにしてるのが問題だろ。そこに法令遵守という意識はないのか?
などの声が上がっています。
フジテレビの社員たちが、女性アナを接待要員などに利用しているとの話は以前から出ており、『情報プレゼンター とくダネ!』『すぽると!』などを担当していた現フリーの元フジテレビアナは、2017年に『週刊女性』によって“裏バイト”を報じられ、それが重大なコンプライアンス違反だと判断されたことで番組を降板になったとの報道もありました。
そのアナウンサーは、懇意の会社社長との飲み会をセッティングし、後輩の女性アナ、知り合いの読者モデルたちを紹介するなど、アテンドをしているとのことでした。
また、複数のフジテレビアナウンサーにステルスマーケティング(ステマ)疑惑が浮上した際には、2年前から報道局社会部の記者も務めている木下康太郎アナ(39)が、女性アナを使って度々合コンを主催していたことや、親しくしている某人気男性グループ『S』のメンバーを通じて美容室の代表と繋がり、女性アナを店に斡旋していたと週刊文春に報じられています。
このようにフジテレビの男性アナたちも、女性アナを接待要員などとして利用していることが明らかになっており、X子さんが語るように、他にも性的なトラブルに巻き込まれた人がいたとしても不思議ではありません。
昨年6月に“生命の危険を感じる衝撃的な出来事”が原因で「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を発症し、仕事復帰することなく今年8月にフジテレビを退社した渡邊渚アナ(27)に関しても、詳細は伏せながらもPTSDを発症する原因となったトラブルはフジテレビも関係していることや、病名などの公表をフジテレビから口止めされていたことなどを退社後のインタビューで告白しています。
そして、中居正広さんとトラブルになったX子さんとは、渡邊渚アナのことなのではないかとの憶測も飛び交っています。
<↓の画像は、元フジテレビの渡邊渚アナの写真>
いずれにせよ、こうしてトラブルが表沙汰になったからには、フジテレビはこのままトラブルは知らないとして逃げることなく、会見などを行って現在浮上している疑惑、問題についてしっかりと説明をするべきなのではと思います。