元NHK・大塚範一アナウンサー(75)の後任で、2012年4月から『めざましテレビ』(フジテレビ系 月~金曜午前5時25分)の2代目総合司会を務めてきたフジテレビの三宅正治アナウンサー(みやけ・まさはる 61歳)が、9月27日の放送をもって番組を降板することが発表されました。
三宅正治アナの後任として、“アミーゴ伊藤”の愛称でも親しまれている伊藤利尋アナ(いとう・としひろ 51歳)が、9月30日放送回から司会を務めることも併せて発表されています。
<↓の画像は、三宅正治アナの後任・伊藤利尋アナの写真>
三宅正治アナは番組降板にあたってコメントを発表し、「寂しさよりも背負っていた重荷をやっとおろせる…そんな安堵感でいっぱいです。番組の看板を汚すことなく次の世代に渡すことができる。ホントに良かった。新たな景色を見せてもらえたこと、本当に感謝です。(中略)スポーツキャスターとして10年、めざましキャスターとして12年半。異なるジャンルのメインキャスターを全うできたこと、少しだけ自分をほめてやりたいです。これからも、皆さまの朝に寄り添える番組でありますように!」
とし、番組降板の理由は明らかにしていません。
22日放送の『めざましテレビ』でも番組卒業を報告し、9月27日放送回をもって卒業することを視聴者に伝えたうえで、「秋からは私の後任を伊藤利尋アナが務め、井上清華キャスター、生田竜聖キャスターと共に3人MC体勢でお伝えします。今後ともよろしくお願いします」
と後任を紹介しました。
<↓の画像は、『めざましテレビ』司会の三宅正治アナ、井上清華アナ、生田竜聖アナの写真>
なお、三宅正治アナと同期で『めざましテレビ』のスタート以来、30年にわたりエンタメキャスターを務めている軽部真一アナ(61)は降板せず、続投となっています。
そして、三宅正治アナの番組降板発表を受けてネット上では、
- 三宅さんのアナウンスは安定感あって好きだったから寂しい
- 生田アナを次のメインにする為に横に置いてるのかと思ってたのに違うのか
- 伊藤アナが後任か。三宅アナとかに比べると軽いというか、主ではなく横にいる方があってる。私も三宅アナの卒業と共に番組見るのをやめるかも
- 定年を迎えても司会を続けてたのに、なんで辞めちゃうのかわからない 体調とかかね?
- 三宅さんはタレント化するアナウンサーが多い中で、アナウンス能力があって硬軟どちらも対応できる稀有な方だと思う。
政治色も薄いし、スポーツだけでなくエンタメ、報道とこれからも幅広い活躍を期待してる。
などの声が上がっています。
三宅正治アナは早稲田大学商学部出身で、1985年に軽部真一アナ、現フリーの長野智子アナらと共にフジテレビへ入社し、スポーツ実況を中心に活躍していました。
<↓の画像は、同期の三宅正治アナと軽部真一アナの写真>
『めざましテレビ』の司会就任前には、スポーツニュース番組『すぽると!』の司会を務め、「急性リンパ性白血病」で休業することになった大塚範一アナの後任として、2012年4月から『めざましテレビ』の司会を務めてきました。
ちなみに、大塚範一アナは2013年に白血病が再発し、その後症状が回復して仕事復帰しましたが、2017年1月のラジオ番組出演を最後に表舞台から姿を消し、2022年6月にメディアの取材に応じた個人事務所社長の姪は大塚アナについて「元気に過ごしている」とだけ回答していました。
<↓の画像は、2014年6月放送『徹子の部屋』出演時の大塚範一アナの写真>
そんな大塚範一アナの後任で、『めざましテレビ』の司会に就任した三宅正治アナも2022年には定年を迎え、軽部真一アナと揃って定年退職による番組降板説も浮上しました。
しかし、2人は定年を迎える前の人事異動で「エグゼクティブアナウンサー(役員待遇)」に就任し、番組出演を継続していました。
それから2年で三宅正治アナのみ番組卒業となり、『めざましテレビ』は2023年の年間視聴率が、2018年から6年連続で民放の同時間帯視聴率1位(個人全体視聴率4.0%、世帯視聴率7.3%)となっていて、三宅アナは安定したアナウンス力により視聴者からの支持も高く、フジテレビ側は出演継続を希望していたのではないかと思います。
なぜ、このタイミングで番組降板となったのか、その理由は明らかにされていませんが、『めざましテレビ』の司会に就任して以来、毎朝午前3時半の出勤で身体への負担が大きく、体力的に限界にきていたのかもしれません。
そして、後任はフジテレビのエース・伊藤利尋アナが就任となり、伊藤アナは過去にも『めざましテレビ』の情報キャスターや、『めざましどようび』『情報プレゼンター とくダネ!』などで司会を担当し、アナウンス力には定評があり、オリコンが昨年発表の好きな男性アナウンサーランキングでは、元日本テレビのエース・藤井貴彦アナ、羽鳥慎一アナに次いで3位にランクインしていました。
伊藤利尋アナの人気・実力は申し分なく、司会交代後も番組の視聴率に影響を与える可能性は低いとみられますが、三宅正治アナが降板後の視聴者の反応、そして視聴率の動向にも注目していきたいです。