4月から放送時間を1時間繰り上げ、『報道ステーション』(テレビ朝日系 平日21時54分)と同じ時間帯での放送となる経済情報番組『ワールドビジネスサテライト(WBS)』(テレビ東京系 平日23時)で、メインキャスターの大江麻理子アナウンサー等が18日放送回からマスクの着用を開始し、テレビ東京が取り入れたマスク着用ルールが視聴者等の間で大きな反響を呼んでいます。
18日の放送では、冒頭に新型コロナウイルスに関するニュースを伝えた後、大江麻理子アナや解説キャスターの日本経済新聞編集委員・滝田洋一さんがマスクを着用した状態で画面に登場しました。
<↓の画像が、マスクを着用し『WBS』に出演した大江麻理子アナの写真>
そして、大江麻理子アナが「WBSでは今日からスタジオ内でトークをする場合には、お互いにマスクを着用することにしました。」と視聴者に報告し、「これまでも出演者同士ですとか、スタッフとの間の距離は十分に取りまして、特にスタッフにはマスクとフェイスシールドをしてもらうという対策を取ってきたのですが、緊急事態宣言を受けまして、より一層、感染対策を強化することが必要と考えての決断です」
と理由を説明しました。
フィールドキャスター等に関しては、他の出演者やスタッフとは離れた場所にいるため、マスクは着用せずに出演するとしており、番組公式サイト上でも、スタジオの出演者たちが今後マスクを着用して出演することを報告しています。
<↓の画像は、マスク着用の解説・滝田洋一さんと大江麻理子アナ、中継出演のゲストの写真>
テレビ東京の情報・報道番組では『ワールドビジネスサテライト』のほかにも、『Newsモーニングサテライト』(平日午前5時45分)、『日経モーニングプラスFT』(平日午前7時5分)でも今後はスタジオ出演者がマスクを着用し出演することを発表しています。
『Newsモーニングサテライト』の公式ツイッター上では、「本日から同じスタジオ内で会話をする場合、感染予防対策として出演者はマスクを着用することになりました。お聞き苦しい点もあるかと思いますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。」「ゲストが別室出演の場合はマスクなしでの対応です。感染防止と出演者の話しやすさ、視聴者の皆さんの聞きやすさを考慮しての判断です。」
と説明しています。
また、『日経モーニングプラスFT』の公式フェイスブックでは、感染防止対策をより一層強化するために、出演者はそれぞれ別室から出演するとし、2番組と同様にスタジオでトークする場合にはマスクを着用すると報告しています。
これらの対応について、テレビ東京の広報部はニュースサイト『J-CASTニュース』や『ハフポスト』の取材に対して、「テレビ東京グループのニュース番組では、これまでも、出演者同士、またスタッフとの間の距離を十分に取り、感染を防いできましたが、市中の感染が拡大する中、より一層、スタジオの感染対策を強化することが必要だと考えて、キャスター同士がトークをするような場面ではマスクを着用することに致しました」
と説明しています。
そして、テレビ東京が先陣を切って、番組出演者のマスク着用を開始したことに対してネット上では、
- これぞ新しい生活様式
- 安心して見ていられる。どの現場でもマスクを当たり前にしてほしい
- 他の番組、他の局もマスク着用する動きが広まってほしい
- 社会に危機感を印象づける意味でも有効だと思う
- マスクをつけていても十分に聞き取れるわけですから、他番組もこれに続いてほしい。
- 至極真っ当な判断だと思う。見栄え重視のマウスシールドでは全く役に立たないだろう。視聴者への注意喚起にもなるだろう。他の番組も見習って欲しい。
- テレ東は他局とは一線を画すテレビ局。マスクをしながらの報道で観ている視聴者に継続的な感染予防意識を促せます。TV報道の在り方を実践していて好感が持てます。
- マスクが一般的になった今、テレビでノーマスクのタレントやキャスターを見ると、大丈夫かなぁと不安になるので、いい試みだと思います。
芸能人やアナウンサーの感染も多いしね。テレビだから、顔出さないとダメというのは番組側の思い込みなのかもしれないです。 - マスク姿に驚いたが、変異種が出たこともあるしコロナが危ないという本来報道が伝えるべき大切なメッセージを伝えている姿勢に感心した。
経済ニュース主体のWBSだけど、コロナ危ないと言っているだけでマスクをしていない他局より報道としてレベルが上だと思った。 - テレビに出る人が真剣に感染対策をしている姿を視聴者に見せてくれたらいいのに…といつも思っていたから、マスクをしてテレビ出演は良いと思う
- いい試み。報道番組で危機感を煽ってる当人がマスクもせずに話してれば説得力に欠ける。バラエティ番組もフェイスシールド依存を直ぐにでもやめた方がいい。
特にロケでソーシャルディスタンスも取らず一般の人に話し掛けるのとか非常識極まり無い。
などの声が上がっており、好意的な反応が多く見受けられます。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、様々な番組で出演者たちがマウスシールド、フェイスシールドを着用したり、スタジオ内では出演者同士の距離を取り、間にはアクリル板を設置するなどの対策を行っています。
しかし、マウスシールドやフェイスシールドについては、不織布マスクと比較して吐き出し飛沫量が4倍以上となり、吸い込み飛沫量も大きく上昇するとの研究結果が出ており、感染拡大防止対策としては不十分なものとされています。
<↓の画像は、マスクやマウス・フェイスシールドの効果をまとめた表(国立大学法人・豊橋技術科学大学の研究結果)>
それにも関わらず、ほとんどのテレビ番組で現在もマスクではなくマウスシールド、フェイスシールドを採用しており、著名人の感染報告も相次いでいることもあって、見栄えよりも感染拡大防止の対策を優先するべきとして、マスク着用を促す声が多く上がっていました。
そのため、『ワールドビジネスサテライト』などの番組が、情報・報道番組では初めてマスク着用を開始したことに対して称賛の声が上がっています。
有吉弘行さんが出演の『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)、『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)などの街ブラ番組では、昨年からすでにマスクを着用しており、最初は見慣れないことで違和感がありましたが、それも段々と気にならなくなります。
また、マウスシールド、フェイスシールドは効果が低いことに加えて、飛沫や結露が気になることが多々ある一方、マスクではそうしたことがないことから、今後も各テレビ局がマスク着用ルールを取り入れてほしいと思いますね。
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- https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/news/post_219015
- https://www.facebook.com/bsjmplus/posts/1830698867088523
- https://twitter.com/ms_tvtokyo/status/1351360971067965442
- https://www.j-cast.com/2021/01/19403223.html
- https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/01/18/kiji/20210117s00041000539000c.html
マスク着用してニュース番組出演しているの良い事だと思う。
他のニュース番組でもマスク着用を。
ニュース番組だけではなくバラエティー番組も。