情報・ワイドショー番組『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系 平日午前10時25分)のメインキャスター交代が正式発表され、元高知県知事の橋本大二郎さん(はしもと・だいじろう 71歳)の後任(5代目MC)として、同局の小松靖アナウンサー(こまつ・やすし 43歳)が起用されたことが明らかになりました。
10月からは、1998年よりメインキャスターを務めている先輩・大下容子アナと小松靖アナがタッグを組みます。
<↓の画像は、現在『ワイド!スクランブル』でメインキャスターを務めている橋本大二郎さん、大下容子アナの写真>
小松靖アナは地元・北海道の高校卒業後に国際基督教大学教養学部へ進学し、1998年にテレビ朝日へ入社しました。
同期アナは、小木逸平アナ、上山千穂アナ、野村真季アナ、現在はフリーの徳永有美アナです。
テレ朝入社後は主に報道番組を担当しており、『やじうまワイド』『ANNニュース&スポーツ』『やじうまプラス』『情報満載ライブショー モーニングバード!』『いま世界は』などを担当し、現在は『AbemaPrime』(AbemaTV)や『日曜スクープ』でメインキャスターを務めているほか、『徹子の部屋』の副音声解説も担当しています。
<↓の画像が、『AbemaPrime』でメインキャスターを務めている小松靖アナの写真>
大学時代にアメリカへ留学した経験があり、2006年から1年間はアメリカ・ニューヨーク支局に勤務していたのですが、得意とする英語を使って現地で幅広く取材を行ってきました。
現在は『AbemaPrime』などを担当し、キレのあるトークなどで視聴者から支持を受けており、真面目で堅そうと思われがちな小松靖アナですが、以外にも人気アイドルグループ『ももいろクローバーZ』の大ファン(推しはリーダーの百田夏菜子さん)で、ももクロの番組に出演したり、『AbemaPrime』のゲストに呼ぶこともあります。
<↓の画像は、ももクロのメンバーと小松靖アナの写真>
テレ朝内では「飽くなき好奇心をもって真剣に向き合う熱血漢」と高く評価されているといい、橋本大二郎さんの後任に抜擢された理由も、番組のイメージに合致していたことからとのことです。
そして、新メインキャスターに抜擢された小松靖アナは、「3年ぶりの地上波に緊張感もありますが、今こそテレビに求められる役割をよく考え、皆さまに愛される番組作りを心がけたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。」
とコメントしています。
一方の番組を降板する橋本大二郎さんは、「想像と経験を超えた災害から数々の事件やスキャンダルに至るまで、まさに時代を切り取る、ワイドショーならではのひと時を、視聴者の皆様と共有させていただきました。テレビの面白さや大切さも、あらためて実感しました。テレビの将来について厳しいご意見もありますが、必ずや未来のあるメディアだと確信できました。子どもや孫の世代に当たる、出演者や制作スタッフに囲まれて、公私ともに本当に楽しく充実した4年半でした。」「番組はこれからも長く続きます。勢いを10月以降につなげるために残された2ヶ月も、これまでと変わらない真剣な気持ちで視聴者の皆さんと向き合い、全力で日々の番組に取り組んでまいります。」
としています。
そんな橋本大二郎さんと約4年半コンビを組んだ大下容子アナは、「橋本大二郎さんの緻密な準備やニュースの捉え方などから毎日学ぶことばかりでした。また機会があればぜひご一緒したいです。本当にありがとうございました。」
と感謝の言葉を送っています。
このように『ワイド!スクランブル』のメインキャスターが10月で交代することが正式発表されネット上では、
- 彼はテレ朝最後の良心。だからこそ変わって欲しくないし、心配でもある。
- 地上波でも今と同じスタンスを貫いて欲しいけど、難しいかな。頑張って欲しい。
- 富川悠太の様に人格と人相が変わってしまうのだろうか
- 小松アナなら脱偏向報道、期待できるかな
- 小松アナはテレ朝には珍しく保守的な考えも持つバランスの取れたアナウンサーだったと思うが、地上波に行ってしまうことで変わってしまわないか懸念される。
- ワイドスクランブルは割りと淡々と解りやすくニュースを伝えてくれるので気に入ってます。橋本さんもお茶目で落ち着いてて好きだった。誰が次のMCかヒヤヒヤしたけど、局のアナウンサーのかたなら納得です。
- 橋本さん、たまにはコメンテーターで使ってあげて。
などのコメントが寄せられています。
政権批判を繰り返し、報道に偏りがあると指摘されているテレビ朝日の中でも、小松靖アナは比較的バランスの取れた考え方、発言をするアナウンサーとして支持を受けており、小松アナへの交代に対しては期待という声が多く上がっている反面、地上波に戻ってくることで上からの強い指示などを受け、発言の内容も変わってしまうのではないかと懸念する声もあります。
こればっかりは始まってみなければ何ともえ言えないのですが、テレビ朝日も視聴率獲得のために今回こうしたテコ入れを行ったわけなので、より多くの視聴者に受けるような番組づくりをすると予想され、そこまで心配はしなくても良いような気もします。
また、今回のメインキャスター交代に対しては、反対という声も少なくなかったのですが、橋本さんもメインキャスター降板に対しては不満を持っている様子だったと週刊誌『週刊文春』によって報じられてています。
橋本大二郎さんがテレビ朝日に降板に対する返事をする前に、スポーツ紙が降板をスクープしたことで不機嫌になっていたそうで、同誌の取材でも番組降板について質問すると、「そのことについては、私からは一切お話をしないことにしております。」と繰り返すばかりだったと伝えています。
橋本大二郎さんは比較的、視聴者からの評判も良かった方なので、続投という形にしても良かったんじゃないかなとも思いますが、あえてしばらく地上波から離れた仕事をしていた小松靖アナを起用し、今後番組はどういった変化をしていくのか注目したいところですね。