フジテレビの人気女性アナウンサー7名にステルスマーケティング(ステマ)疑惑が浮上し、世間から批判の声が上がる中で、この問題を報じた週刊誌『週刊文春』が続報を出し、問題の女子アナたちがステマ問題に開き直り、「何が悪いの?」などと口にしていることや、情報をリークした人物は誰なのかと“犯人探し”が始まっていることを伝え、より多くの批判が寄せられています。
『週刊文春』の報道によれば、多くの芸能人が利用している人気美容室Aのステマ行為をしていたとされるフジテレビの女子アナは、『めざましテレビ』のメインキャスターを務める井上清華アナ(25)のほか、杉原千尋アナ(25)、久慈暁子アナ(26)、海老原優香アナ(27)、堤礼実アナ(27)、宮澤智アナ(31)、三上真奈アナ(32)の7名です。
<↓の画像は、ステマ疑惑が浮上したフジテレビの女子アナ7名の写真>
(左上から時計回りに) 井上清華アナ、堤礼実アナ、久慈暁子アナ、海老原優香アナ、宮澤智アナ、三上真奈アナ、杉原千尋アナ
この女子アナたちは、人気美容室Aやその系列店に行き、店のインスタグラムに写真を掲載させる代わりに、利用料金を無料にしてもらっていたといいます。
店側のインスタグラムには、女子アナたちが店の前で撮影した写真だけでなく、女子アナがインスタグラムに投稿の写真を引用する形で掲載されており、このリポストを使った手口は、「万が一バレた場合、『店側が勝手にやった』と言い訳ができる手法として彼女らに浸透していた」としています。
そもそも、なぜ複数の女子アナたちが、この美容室などに通うようになったのかについては、フジテレビの木下康太郎アナ(35)の存在があったといいます。
<↓の画像が、木下康太郎アナの写真>
木下康太郎アナは、某人気男性グループ『S』のメンバーたちと親しく、女子アナを餌に何度も合コンを主催していたといい、「『S』のメンバーと美容室Aの代表が懇意にしていた流れで、女子アナを店に斡旋したのです。」
と、フジテレビのアナウンス室関係者が明かしています。
こうして女子アナたちは人気美容室Aを利用するようになり、正規の値段が2~3万円する施術を無料で受け続けたそうで、7人の合計金額は少なくとも数百万円に上るとみられているそうです。
こうした行為を知ったフジテレビアナウンス室のナンバー2で部長・野島卓アナは、まず井上清華アナを呼び出して詰問したところ、インスタグラムに写真を掲載する代わりに、料金をタダにしてもらっていたことを告白、さらに「自分だけではありません」と主張したことによって、芋づる式にステマに関与した女子アナの名前が次々に挙がったといいます。
<↓の画像は、野島卓アナの写真>
野島卓アナは女子アナたちに、「何回行った?単価はいくら?総額いくらか?」などと問い詰め、詳細を書面で提出するよう求めたそうですが、前出のアナウンス室関係者は、「みんな大学生の頃からチヤホヤされていたので、昔からタダが当たり前。『何でこんなことで?』と反省の色は無く、口々に『友達だから断れなくて』『無断で載せられた』などと言い訳している」
と明かしています。
その後、ステマ疑惑の全容を把握した野島卓アナは女子アナたちに対して、「店側にインスタの写真を削除するようにお願いし、その代わりにギフトカードを渡したい」という趣旨のメールを送ったそうです。
野島卓アナは、女子アナが無料で受けたサービス分を支払いたいと美容室側に伝えたものの、それを断られてしまったといい、それで社内会議をした結果、施術を受けた回数に応じて女子アナたちにお金を出してもらい、そのお金で10万円のギフトカードを購入し送る形にしたとのことです。
野島卓アナはさらに“隠蔽工作”も行っていたそうで、「社員就業規則や社会通念上、許されるものではないと認めた上で、話が広まらないように急いで“火消し”をしているので、決して他部署に口外しないようにと通達している。実際、このメールから数日後、野島さんは美容室Aを訪れており、周りに『解決した』と話していたそうです」
とフジテレビ関係者が証言しています。
こうした情報をキャッチした『週刊文春』は、人気美容室Aの代表に取材を行っており、野島卓部長からお金を支払いたいとの申し出があったか聞くと、「わざわざお店に来ていただいて、(お金を返すと)言ってきたんですけど、こっちも写真を上げさせていただいたりとかしてますし、僕はそんなの受け取れないですって。口止め料でもなんでもなく、お金が欲しくてやったわけじゃないですから。お互い“ウィンウィン”でやらせていただいてたんで」
と答えたといいます。
<↓の画像は、美容室のステマ投稿の写真>
一方、フジテレビ広報は女子アナたちのステマ疑惑について、「事実関係の詳細については現在確認中ですが、いわゆるステルスマーケティングに該当する行為はないと考えております。また、美容室等に対して、本件についての口止めを依頼した事実はございません。就業規則に抵触する行為が判明した場合には、適切に対処して参りたいと考えています」
と回答したとのことでした。
この記事が出た後に放送された『バイキングMORE』で、アナウンス室情報担当部長を務める伊藤利尋アナが、「こうして世間をお騒がせしていることをまずはお詫びしたいと思います」と謝罪した上で、「事実関係の詳細については現在確認中ですが、いわゆるステルスマーケティングに該当する行為はないと考えております」
とコメントしました。
その後も該当の女子アナたちは、これまでと変わらずに担当番組への出演を続けているのですが、『週刊文春』は続報を出し、フジテレビと女子アナたちの問題言動を伝えています。
まず、フジテレビの女子アナたちは報道番組を担当しながら、「コンプライアンスの理解すらしていなかった」とし、「発覚後も『何が悪いの?』『だって、みんなやってるじゃないですか』と悪びれる様子がなかったといいます。だからこそ、井上が簡単に“自白”した後、お互いを密告しあってメンバーが増えていった」
とフジテレビ関係者が証言しています。
フジテレビが女子アナたちのステマを問題視し、処分を下さない理由については、「1人の女子アナの問題なら解決を急ぐ場合が多いが、今回はエース級の不祥事だけでなく、関わっている女子アナの人数が多すぎる。上層部も頭を抱えていて、“守る”以外の選択肢が見当たらない。このまま社内で円満に終わらせるしかなく、風化を待っている状況です」
と、情報番組関係者が内情を明かしています。
一方、女子アナたちの間では、「大した話ではないのに、何でこんなことに……」「美容室の代表との個人的なやりとりで納まったはず。(美容室に)お金を払うこともなく、インスタが削除されたらそれで終わり」「野島さんが余計な事をして勝手に騒いだせいで、大ごとになった」
といった会話が飛び交い、怒りの矛先が野島卓アナに向けられているとしています。
そうした中で、アナウンス室では野島卓アナを中心に「打倒文春!」という結束が芽生え始めたといい、「野島さんの陰口を叩いていた女子アナたちも、今のピンチに団結し始め、奇しくも雨降って地固まるの様相に。問題を解決するのが先なのに、どこから漏れたのかという“犯人探し”に躍起になっているそうです」
とフジテレビ関係者が語っています。
そして、女子アナたちにはさらに厳しい箝口令が敷かれているそうで、社内での言動やメール内容が外部に漏れないようにと、現在は電話でのやり取りを徹底しているとし、さらに週刊誌の直撃取材対策として、移動時にはタクシーを使うよう指示も出ているそうです。
このようにフジテレビ内では現在、騒動の沈静化に向けた様々な動きがみられるとし、女子アナたちも一切反省すること無く、犯人探しに躍起になっているとも伝えているのですが、ニュースサイト『サイゾーウーマン』によれば、業界内でも第一報が出た時点で「リークしたのは内部の人かな?」「もう退社が決まってるあの女子アナでは」「最近露出が少ないあのアナかも」といった声が飛び交っていたとのことです。
新たに出た続報の内容から、内部リークであることは間違いないとみられているそうで、「社内状況まで外部に漏れているとなると、フジにとってはステマ疑惑騒動より、『文春』へのリーク犯が社内にいることの方が大問題でしょう。まずは犯人を見つけ出すのが最優先になっているのでは」
とテレビ局関係者が語っています。
フジテレビの女子アナたちが行っていた行為は「利益提供秘匿型」のステマに該当し、報酬の支払いなど利益提供し、商品などサービスの掲載を依頼しながら、広告だと明示しないというもので、女子アナたちはフジテレビの社員でありながら、美容室の広告塔を務めていたことになります。
ただ、日本では現時点でこうしたステマ行為を取り締まる明確な法規制が無いことや、悪質性が高いとは言えないことなどから、今回のステマ問題に関してはフジテレビの判断に委ねられており、このままフジテレビがステマに該当しないと主張を続けた場合には、騒動は収束していく可能性があるとも言われています。
それにしても倫理的に問題がある行為をしながら、女子アナたちが一切反省すること無く逆ギレし、犯人探しに躍起になっているというのは何とも残念な話で、アナウンス室部長の野島卓アナを中心に「打倒文春」を掲げ、結束が芽生え始めているというのは驚きです。
フジテレビでは女子アナたちのステマ疑惑が浮上する前には、親会社の『フジ・メディア・ホールディングス』が約2年にわたって放送法の外資規制に違反し、外資比率が20%を超えていたことが発覚、その事実を公表していなかったことで大問題となっていますが、こうした問題の数々によって信用をさらに失うことになるのは間違いないでしょうね。