フジテレビアナウンサー大量退社、3月で4人が辞める異例事態。人材流出が深刻でフリーアナの番組起用増加へ?

2025年3月16日（日）23:41

2022年にフジテレビ入社の岸本理沙アナウンサー（きしもと・りさ 25歳）が、今月をもってフジテレビを退社することを週刊誌『週刊文春』や『デイリースポーツ』が報じており、今月だけで4人のアナウンサーが退社するという異例の事態となっています。

今月末をもってフジテレビからの退社を発表済みのアナウンサーは、島田彩夏アナらと同期で1998年入社の西岡孝洋アナ(48)、“カトパン”こと加藤綾子アナや榎並大二郎アナと同期で2008年入社の椿原慶子アナ(39)、2014年入社の永島優美アナ(33)の3人で、それぞれ昨年11月以前に退社を決断していたと説明し、フジテレビを巡る一連の騒動とは関係無いとしています。

＜↓の画像左から、西岡孝洋アナ、椿原慶子アナ、永島優美アナ＞

また、週刊文春などの取材によると、岸本理沙アナも3月をもってフジテレビを退社することが分かったといい、現時点でフジテレビからの正式発表は無いものの、今月をもって2023年から担当しているアニメ『Go!Go!チャギントン』を降板することが発表されているほか、金曜MCを担当している『めざまし8』は今月末をもって終了することが決まっています。

＜↓の画像は、岸本理沙アナの写真＞

そんな岸本理沙アナが今月末をもってフジテレビを退社、そしてアナウンサーも“引退”するようで、岸本アナの今後について知人は、「全く違う異業種に転職することが決まっているそうです。帰国子女ですし、かねてから海外に関わる仕事への憧れも話していたので、得意の英語力も生かせる職に就くのでは」と証言しています。

岸本理沙アナは今年1月24日放送の『めざまし8』で、前日に港浩一・前社長が行った社員向け説明会に出席し不安を感じたと明かし、説明会では「組織体制の見直し」に対する具体的な説明が無かったことや、同27日に急遽開催することになった“やり直し会見”で局の信頼を回復できるのか不安を感じていると語っていました。

案の定、フジテレビは2度目の会見を10時間以上にわたり行いましたが信頼回復とはならず、さらに状況が悪化して深刻なスポンサー離れが起こり、番組制作など様々なところに影響が及んでいます。

『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』によると、フジテレビは3月末をめどに第三者委員会が提言するとしているものの、3月中盤になっても詳しい日程は明らかになっておらず、若手社員たちは今後に不安を抱いていることから、アナウンサーの流出が止まらず人材不足となる可能性があるとし、「アナウンサーを社内で育成するのにはそれなりのコストが必要です。今から急に採用することもできないので、コストはかかりますがフリーアナウンサーに頼る必要も出てくるかも」と芸能記者が語っています。

『女性自身』によれば、一連の騒動の発端となった中居正広さん(52)の女性トラブルで、2023年6月に元フジテレビ社員・X子さんから直接トラブルについて報告を受けるも、真摯な対応をしなかったと週刊文春に実名報道されたアナウンス室局次長・佐々木恭子アナ(52)は、リモートワークとなって現在もほぼ出社していないといい、これによって女性アナウンサーたちは気軽に相談できる先輩がいないため、かなり疲弊しているそうです。

そうした中で、フジテレビのアナウンサーたちは転職活動していることが表沙汰にならないように、多くのフリーアナウンサーが所属している芸能事務所『セント・フォース』系列に所属するフリーアナに連絡し、今後の仕事について色々と相談しているといい、すでに数人のアナウンサーが接触していると囁かれているとのことです。

ちなみに、元フジテレビの八木亜希子アナ、小島奈津子アナ、高島彩アナ、中野美奈子アナ、本田朋子アナ、三田友梨佳アナ、元共同テレビの滝川クリステルアナ等が所属する事務所『フォニックス』は、セント・フォースとフジテレビ、共同テレビが共同出資によって設立された事務所で、セント・フォースとフジテレビは繋がりが強いとし、そうした背景もあってフジテレビを退社したアナウンサーが、セント・フォース系の事務所に続々と移籍する可能性もあるようです。

実際のところは定かではありませんが、昨年12月には俳優・生田斗真さん(40)の弟・生田竜聖アナ(36)らもフジテレビ退社説が報じられていて、ある程度の人気・知名度があり、フリーでもそこそこやっていけそうなアナウンサーたちは先行きが不安視されているフジテレビから早々に離れるというのはありそうですが、果たして今後どういった展開を迎えるでしょうかね。