報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系 平日21時54分)でメインキャスターを務めている富川悠太アナウンサー(とみかわ・ゆうた 43歳)が、新型コロナウイルスに感染したことが発表されました。
テレビ朝日の発表によれば、在宅勤務をしていた3日、休日だった4日に38度の発熱の症状があり、その後平熱に戻ったことで6日から通常出勤したそうですが、7日に『報道ステーション』に出演した際には本番中に痰(たん)がからむ症状があり、8日ごろからは息切れがあり、9日も階段の昇り降りや早歩きでも息苦しさを感じ、10日も同様の症状があったため東京都内の病院に入院したといいます。
病院でCT検査を受けたところ肺炎を患っていることが判明し、11日にPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスの陽性が判明したとのことですが、富川悠太アナの感染経路については現時点で不明とされています。
富川悠太アナの感染判明を受けてテレビ朝日は、「すでに社内で当該社員と接触したスタッフの自宅待機や消毒等必要な措置を行いました。引き続き保健所など関係各所と連携し、社内および社外への感染拡大防止と番組出演者、業務にあたる社員・スタッフの安全確保に努めて参ります」
とコメントしています。
現時点では、富川悠太アナと接触した共演者、スタッフの中に体調の異変を訴えている人はいないそうですが、『スポーツニッポン』(スポニチ)によれば、報ステの幹部スタッフの中から体調不良を訴えている人が出ているといいます。
富川悠太アナは週明けの13日から番組出演を見合わせ、共にメインキャスターを務めているウッチャンナンチャン・内村光良さんの妻であり、元テレビ朝日でフリーの徳永有美アナも濃厚接触の疑いがあるため、13日から番組を欠席する予定とされています。
<↓の画像は、『報ステ』メインキャスターの富川悠太アナ、徳永有美アナの写真>
月曜からは、報ステの金曜日メインキャスターを務めている小木逸平アナ、フィールドリポーターの森葉子アナがピンチヒッターを務める方向で調整をしているといいます。
金曜日メインキャスターの森川夕貴アナについては、10日から番組を欠席しており、これは濃厚接触が疑われていることが理由ではなく、念のために自宅待機が命じられているそうです。
そして、富川悠太アナの新型コロナウイルス感染に対してネット上では、
- 3日、4日に発熱したときに疑うべきだったのでは?こういうケースがかなり多いように思う。
このような症状が出たら2週間は自宅待機するようにアナウンスするべき - 大勢が出演する報道番組は要らない。NHKの午後7時のニュースのように、ひとりのアナウンサーがニュースだけを淡々と伝えるだけでいい
- 東京に蔓延しているのだからテレビ局も自粛したり出演する人もマスクつけていいのでは?と、ずっと思ってました。
東日本大震災の時は2週間テレビも同じもの流してましたよね。もっと危機感を持って行動してほしいです。 - なぜ発熱後すぐに下がったからと言って、職場に出てくるの?
あれほど このような事例でもあとで感染が発覚した人がたくさん居るのに。
コロナの現状を訴えている人には思えない行動だと思うんだけど - 感染については仕方ないが、なんで症状出てるのに出勤するの?
少しでも体調悪かったら自宅待機が基本でそれを啓蒙する立場の人間でしょ
報ステは他と違って社員のキャスターなんだから休みやすいでしょ
そのために予備のキャスターがたまに回してるんだし、土曜のキャスター陣もいるでしょ。テレ朝も彼本人も無責任すぎるわ - テレ朝が陽性発覚後すぐに公表しなかったことは報道機関として問題がある
政府がこんなことしたら情報隠蔽と大騒ぎだろう
富川アナが発症後も出演していたことを重くみて、発表を躊躇したのかもしれないが、他人厳しく自分に甘い体制としか言えない
などの声が上がっています。
富川悠太アナの場合は、先週末の3日、4日時点で発熱の症状が現れたにも関わらず、平熱に戻ったことで6日から通常出勤し、症状が再び悪化してしまったそうなのですが、他の感染者たちも一度発熱の症状が現れ、一時的に回復したことで仕事を行い、感染をさらに拡げる事態となっています。
それだけに富川悠太アナ、テレビ朝日の対応に対して厳しい声も多く上がっており、このような事態を避けるために密閉したスタジオでの収録は今後避けるべきとの声もさらに増えています。
現時点では、報道・情報番組などで一部出演者が別室から中継出演したり、出演者同士の距離を大きく取るなどの対応を行っていますが、番組の打ち合わせ、会議などでは3密(密閉・密集・密接)を徹底できていないことも指摘されています。
これ以上の感染者を出さないためには、番組収録以外の場でも3密を避けることを徹底するほか、もし発熱の症状が現れた出演者、スタッフがいた場合には、体調不良を訴えてから2週間以上は自宅待機させるなどする必要があると思いますし、スタジオ収録に参加人数を最小限にすることなども重要でしょうね。
富川悠太アナの感染発表を受けて、各テレビ局にはさらに感染拡大防止の取り組みを強化してもらいたいです。