TBSのエース・山本里菜アナウンサー(やまもと・りな 26歳)が、新型コロナウイルスに感染したことが発表され、TBS内でのクラスター(感染者集団)発生などを懸念する声が上がっています。
TBSの発表によれば、山本里菜アナは26日に任意でPCR検査を受けたところ、27日夜に新型コロナウイルスの陽性が判明したとしています。
現時点で発熱症状はみられないとのことですが、27日から軽いせきの症状は出ているそうで、これから濃厚接触者や今後の対応について保健所の判断を仰ぐといい、すでに接触があった関係者には念の為に必要な措置を取っていると報告しています。
<↓の画像が、新型コロナウイルス感染が判明した山本里菜アナの写真>
2017年に青山学院大学文学部英米文学科を卒業し、TBS入社4年目の山本里菜アナは現在、『サンデー・ジャポン』(日曜午前10時)、『爆報! THE フライデー』(金曜19時)、TBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』(土曜午前6時)などを担当しています。
26日には、番組で共演している爆笑問題・田中裕二さんの新型コロナウイルス感染が発表されており、山本里菜アナは濃厚接触者には該当しなかったものの、念の為に民間の医療機関でPCR検査を受検したそうです。
その検査で陽性が判明し、『スポーツニッポン』(スポニチ)によれば山本里菜アナの「発症日は26日」といい、濃厚接触者の定義は「感染者に症状の出る2日前から」となっているため、「山本アナと田中の共演は3日前で、この定義の濃厚接触者には該当しない。2人の感染経路に関連性があるかも不明」
だと伝えています。
山本里菜アナの濃厚接触者は不明ながら、「現時点ではここ数日間に濃厚接触が疑われる人は、アナウンスセンターを含めて局内にいないとみられている」
と関係者が語っているとしています。
『東京スポーツ』(東スポ)によれば、局内では山本里菜アナの新型コロナウイルス感染に大きな動揺が広がっているといい、TBS関係者は取材に対して、「感染経路は調べようがない。ただ、山本アナと関係する部署に関しては、順次、PCR検査を行っていく」
と明かしたとしています。
また、『サンジャポ』に出演している田中裕二さん、山本里菜アナの感染を受けて、接触があった番組スタッフも今後検査を受ける予定といいます。
TBS内で最も危惧されているのは「アナウンス室でのクラスター発生」といい、すでにテレビ朝日では『報道ステーション』のメインキャスター・富川悠太アナが感染、複数の番組スタッフも次々に発症し、クラスターが発生したとして大騒ぎとなりました。
ただ、複数のアナウンサーが集団感染するという事例は今のところなく、「このご時世、テレビ局というのは世間のバッシングを浴びやすい。対策した上での感染自体はやむを得ないが、クラスター発生ということになれば、大きな波紋を呼ぶでしょう」
とTBS関係者は語っています。
そして、山本里菜アナの新型コロナウイルス感染発表などに対してネット上では、
- 太田頑張れ!
- だいたい同時期ってことは、共通の感染源から罹患したのかも。
- サンジャポ、クラスターになってないといいけど
- サンジャポ・クラスター発生か あれだけ番組で出演者がツバ飛ばして話してんだから、全員PCRしたほうがいいと思うよ
- テレビも最近はだいぶ感染対策が緩くなっているから警鐘ととるべき。
- 田中絡みなのだろうか?番組の現場ではソーシャルディスタンスを確保しているように見えるけど…
打合せとかで狭い部屋に大勢入ってたりしたら、感染リスクは高まるだろうし。アナウンス室は大丈夫かな? - サンジャポで両者の間にアクリル板などもなく。間隔も2メートルくらいで、エアロゾルはぷかぷか漂うので、収録中吸い込み放題だったと思う。
どのバラエティもこの程度の感染防御しかしてないが、たまたま現場に感染者がいないだけの話で、一人でもいればこういう結果にならざるを得ない - サンジャポでクラスターということになれば、ソーシャルディスタンスも飛沫防止のアクリル板も感染者がいれば意味が無いとのことになってしまう。これからテレビ番組も変わってしまうのでは?
- やはりサンジャポは、甘かったね。スタジオでクラスターになっているんじゃないかな。まず、アクリル板がないのが失敗。
いくら2メートルの間隔とっていても飛沫が飛んでいると思います。スタジオの対策案を改善されないと同じ轍をまた践むと思いますよ。 - 少し離れてても感染するいい例。テレビ業界最近緩んでるよ。前はリモート中心でやってたのにさ。完全にリモートにしろよ。
などの声が上がっています。
田中裕二さんと山本里菜アナがほぼ同じタイミングで新型コロナウイルスに感染したのは偶然なのか、サンジャポでの共演が原因で感染したのか、現時点では感染経路が特定されていないので何とも言えません。
ただ、サンジャポでは出演者同士の距離が2メートル前後で、他の番組とは違ってアクリル板などは設置しておらず、飛沫感染するリスクが高い環境で収録を行っていたのは間違いなく、今後さらにサンジャポ出演者の中から感染者が出た場合には、世間から猛バッシングを浴びる可能性が高そうです。
なお、8月23日のサンジャポでスタジオ出演していたのは、爆笑問題と山本里菜アナ、武井壮さん、藤田ニコルさん、“みちょぱ”こと池田美優さん、日向坂46・佐々木久美さん、デーブ・スペクターさん、呼吸器外科医・奥仲哲弥さんでした。
<↓の画像は、8月23日放送『サンジャポ』のスタジオ出演者の写真>
<↓の画像は、番組共演後の山本里菜アナと日向坂46・佐々木久美さんの写真>
28日放送の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)では、司会の小倉智昭さんが「デーブ・スペクターも検査って言ってましたよね」と語る場面があり、どうやら23日放送の『サンジャポ』出演者たちは念の為にPCR検査を受けているようです。
今後さらに感染が拡大しないことを祈るばかりですが、サンジャポの出演者2人に感染者が出ているという事実から、今後番組ではスタジオ出演者をさらに減らしたり、アクリル板を出演者の間に設置するなど、様々な感染拡大防止対策を講じていってほしいですね。