フジテレビが今年1月5日～31日にかけて、50歳以上の社員を対象に希望退職者を募り、『めちゃ×2イケてるッ！』などのバラエティ番組を手掛けたプロデューサー・片岡飛鳥さん(57)のほか、元アナウンス室部長の野島卓アナウンサー（のじま・たかし 55歳）等もフジテレビを退社することが明らかになりました。
『スポーツニッポン』（スポニチ）によれば、片岡飛鳥さんはフジテレビを退社後、制作会社を設立して映像制作に関わっていくといい、ある放送作家は片岡さんの今後について、「作り手にとってもテレビに限らず、YouTubeやネット番組など多様な表現の場が増えてきた。片岡氏も今後は自由な形で様々な媒体向けに番組を作るのでは」
と語ったとしています。
＜↓の画像が、『めちゃイケ』の生みの親・片岡飛鳥さんの写真＞
片岡飛鳥さんは早稲田大学卒業後の1988年にフジテレビへ入社し、同期は、青嶋達也アナ、八木亜希子アナ、有賀さつきアナ、河野景子さん等となっています。
フジテレビ入社後は、『オレたちひょうきん族』『夢で逢えたら』『笑っていいとも！』『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば！』『FNS27時間テレビ』など、様々なバラエティ番組に携わり、1993年からスタートしためちゃイケの前身番組『とぶくすり』の演出を手掛け、続く『めちゃ²モテたいッ！』で監督、1996年からめちゃイケをスタートさせ、フジテレビを代表する番組に成長させました。
めちゃイケ以外にも、『はねるのトびら』『ピカルの定理』などの番組に携わっていました。
スポニチの取材によると、フジテレビの早期退職募集には約60人が応募していて片岡飛鳥さん以外にも、めちゃイケの元プロデューサーで“ガリタP”の愛称で親しまれ、「ガリタ食堂」などの企画に出演していたローカル営業部企画担当部長・明松功さん（かがり・いさお 50歳）、元アナウンサーで現在は総務局勤務の境鶴丸さん（さかい・つるまる 57歳）、昨年までアナウンス室部長を務めていた野島卓アナ等も名を連ねているとしています。
＜↓の画像は、希望退職するフジテレビ社員の写真＞
(左から）野島卓アナ、明松功さん、境鶴丸元アナ、
そして、片岡飛鳥さんらの退職報道を受けてネット上では、
- まじで泥舟なんやなって
- 早期退職制度は実力ある奴が流出するだけなんよ
- え？ショック…めちゃイケ復活ないんか…
- 片岡飛鳥自体がもう終わっとるやろ
- カガリって営業かなんかに飛ばされてたよな
- マッコイがやってる石橋とか清原のやつ見たら、YouTubeの方がええかもってなるわな
- ユーチューバーと組むのかね。今は元テレビ屋がユーチューバーのスタッフやってるからな
- 退職金1億、隠居すれば悠々自適、事業で失敗したら文無しもあり得る
- 佐久間みたいに勢いあるタイミングならいいけど、今さら……せめてめちゃイケ終わったときだろ
- 元テレ東の佐久間宣行は現場にいたいのに、管理職に出世させられるから退社したって言ってたな
- 野島もやめるのか。まあ今のフジにいるなら金もらえるうちに出ていったほうがいいか
- 今のテレビはぬるいお笑い番組しかないからな。岡村のオファーシリーズとかすごかったもんな。ああいうのまた配信系とかでやってくれないかね
- いいから『めちゃユル』やれ。長時間生配信やるには時代が早すぎた、今ならなんとかなる
- 野島卓アナは、去年の女子アナステマ騒動の責任取らされて更迭からの退職じゃないのかな
などの声が上がっています。
フジテレビが早期退職募集を行うのは2017年以来5年ぶりで、希望退職者に対しては退職金に加えて、特別優遇加算金の支給や再就職支援も行うとしていて、特別優遇加算金は『フジ・メディア・ホールディングス』の3月期決算で、特別損失として約90億円を計上しています。
週刊誌『週刊新潮』によれば、2017年に早期退職者を募集した際の特別加算金は7,000万円程度で、10人弱が希望退職したそうですが、今回は50歳の希望退職者は特別加算金が1億円、定年目前の59歳で特別加算金は2,000万円以上といい、かなりの厚遇ということから希望者が前回よりも増加したようです。
そして、片岡飛鳥さんや野島卓アナ等もフジテレビを辞めることが決定したそうで、片岡さんは新たに制作会社を設立するということから、今後の活動に期待の声も上がっています。
片岡飛鳥さんは過去に、お笑いトリオ『我が家』のYouTube動画「我が家・杉山の悪口を1000個いただくまで帰れない酒場」シリーズの演出を手掛け、大きな反響を呼んでいました。
また、YouTube等でかつてライブ配信していた『めちゃ×2ユルんでるッ！』も話題になっており、フジテレビ退社をきっかけにYouTubeなどで、また面白い番組を配信してくれることに期待したいですね。