各テレビ局で平日午前8時台に放送されている情報番組が激しい視聴率争いを繰り広げており、現在民放ではテレビ朝日系で放送されている『羽鳥慎一モーニングショー』が単独トップとなっており、昨年1月~12月までの年間視聴率は8.0%、昨年4月~今年3月までの2017年度の平均視聴率は8.3%を記録したことが明らかになっています。
民放では長らく『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)『スッキリ』(日本テレビ系)が2強とされており、2014年~2016年にかけては『とくダネ!』が年間視聴率トップを獲得していたものの、3年前の2015年9月からスタートした『羽鳥慎一モーニングショー』がトップに上り詰めました。
<↓の画像は、『羽鳥慎一モーニングショー』出演の羽鳥慎一アナ、宇賀なつみアナの写真>
これに対抗するため『スッキリ』は昨年10月に、好きな女子アナランキングで1位をキープしている“ミトちゃん”こと水卜麻美アナウンサーをMCとして投入し、これによる効果なのか数字が僅かに上昇しています。
<↓の画像は、『スッキリ』出演の水卜麻美アナ、加藤浩次さん、近藤春菜さんの写真>
一方で『とくダネ!』は今年春の改編で、サブMCとして伊藤利尋アナと山崎夕貴アナを投入した上で番組内容のリニューアルも行いました。
そして、それによる効果なのか否かは定かではないのですが、『とくダネ!』の平均視聴率も上昇傾向にあるようです。
<↓の画像は、『とくダネ!』出演の山崎夕貴アナ、小倉智昭さん、伊藤利尋アナの写真>
ニュースサイト『サイゾーウーマン』によれば、2位争いを繰り広げている『スッキリ』と『とくダネ!』の第1部(午前8時~9時半)の平均視聴率を比較してみると、4月2日~20日までの約2週間の視聴率対決は8勝7敗で『とくダネ!』が勝利しており、4月の月間平均視聴率も『スッキリ』は6.10%、『とくダネ!』は6.27%とわずかに上回っていたとのことです。
しかし、今後も数字は変化していくと予想されており、実際に昨年10月から水卜麻美アナが『スッキリ』に出演し、その月の平均視聴率は前月と比較して1.3%上昇し7.0%だったのですが、同11月の平均は6.31%、同12月は6.7%と徐々にダウンしており、長期的に見る必要があるようです。
また、業界関係者は番組の視聴率について、「女子アナが人気といっても、番組の顔はやはりメイン司会者。羽鳥の番組が好調をキープしているように、中心にいる司会者のイメージがものをいうんです。水トアナ、山崎アナというサブ司会が変わっても、加藤浩次や小倉智昭が代わらないと勝てないんです」
と語っています。
確かに番組の顔はあくまでもメインMCで、サブMCはオマケ的なポジションでもあるため、視聴率アップを図るためにはメインMCを交代させる必要があるかもしれないですね。
特に『とくダネ!』に関しては、サブMCとして加入した伊藤利尋アナと山崎夕貴アナの評判が良い様子で、小倉智昭さんはもう必要無いのではないかという声が視聴者から多く上がっており、今後もし小倉さんが番組を降板すれば、小倉さんが好みではないから敬遠していたという視聴者が流れてくる可能性も十分ありそうな気がします。
ですが、小倉智昭さんはフジテレビ内での評判は極めて高いという情報もあり、スタッフへの気遣いなども行き届いていることが、約20年も『とくダネ!』の司会を続けられている要因の1つだとも言われています。
さらに、以前までネックになっていると噂されていた小倉智昭さんの高額なギャラも、小倉さん側から低くするようにフジテレビ側へ申し出たため、以前は1本あたり150万円だったギャラが段階的に下がり、現在は半額程度まで下がっているとも噂されているので、このまま3人体制で番組を続けていくことになるのかもしれません。
もし今後も継続するとなると、番組の内容などで差を付けていくことも重要となりますが、現在2位争いを繰り広げている『とくダネ!』と『スッキリ』は今後どのような展開を迎えていくのか、トップの『羽鳥慎一モーニングショー』に迫ることはできるのかどうか引き続き注目していきたいですね。