9月末に出演者の入れ替えなど、大幅リニューアルをした情報ワイドショー番組『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系 平日午前8時)が来年10月に終了し、新番組がスタート予定だと週刊誌『週刊文春』が報じています。
『とくダネ!』は昨年4月に、伊藤利尋アナウンサーと山崎夕貴アナウンサーをサブMCに起用し、今年9月27日には1999年の番組スタートからメインアシスタントを務めていた笠井信輔アナウンサーが、フジテレビを退社しフリーに転身することを機に降板しました。
<↓の画像は、『情報プレゼンター とくダネ!』MC陣の写真>
(左から山崎夕貴アナ、小倉智昭さん、伊藤利尋アナ)
同30日からは番組がリニューアルし、各曜日にスペシャルキャスター枠を設け、月曜日は俳優・石黒賢さん、火曜日はお笑いコンビ『メイプル超合金』のボケ担当・カズレーザーさん、水・木曜日は社会学者・作家の古市憲寿さん、金曜日は元サッカー日本代表で実業家・鈴木啓太さんが出演しています。
こうしたリニューアルが行われたのですが、『週刊文春』によればフジテレビは、「来年10月に『とくダネ!』を終了し、新番組を立ち上げる予定」といい、『とくダネ!』メインMCの小倉智昭さんは、その後番組のMCを笠井信輔アナに務めてもらいたいと思っているようだとフジテレビ関係者が語っています。
<↓の画像は、元フジテレビでフリーの笠井信輔アナの写真>
番組関係者によれば、20年にわたって『とくダネ!』で共演していた小倉智昭さんと笠井信輔アナは、長年連れ添った夫婦のような関係にあったといい、笠井アナはフジテレビ退社後に所属先として選んだのも、小倉さんや薬丸裕英さん、室井佑月さん、槙原寛己さん等が所属する芸能事務所『オールラウンド』でした。
しかし、『とくダネ!』の後番組では別の人物をメインMCに据えたいとフジテレビ関係者は考えているようで、「笠井さんにお願いするなら小倉さんの半額程度のギャラが妥当。でも、局としてはそれより新たに育てた方が話題性があって、ギャラも抑えられる。今回抜擢した石黒さん等に注目しています。(中略)関口宏さんのように俳優出身の司会者へ変貌する可能性もある」
と語っています。
<↓の画像は、『情報プレゼンター とくダネ!』スペシャルキャスターの写真>
(上段左から月曜担当の石黒賢さん、火曜担当のカズレーザーさん、下段左から水・木曜担当の古市憲寿さん、金曜担当の鈴木啓太さん)
また、ニュースサイト『日刊大衆』もこの話題に触れながら、フジテレビとしては伊藤利尋アナの活躍に期待しているのではないかとし、「フジテレビ編成局アナウンス室情報担当部長という役職にも就いていて、今後もフジの出世コースを歩んでいくともっぱらのアナウンサーです。局としては伊藤アナを朝の情報番組のメインに据えて、番組の質の向上や、後輩アナウンサーの手本になってもらいたいと考えているかもしれません。フリーになった笠井アナに比べて、ギャラがかからないというのもフジとしては大きなメリット」
だとキー局関係者が語っています。
平日午前8時台には、NHKも含めて各テレビ局が情報番組を放送し、熾烈な視聴率争いを繰り広げており、『とくダネ!』は年間平均視聴率が2014年~2016年まで3年連続民放トップでした。
しかし、2015年9月スタートの『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が数字を大きく伸ばし、2017年から昨年まで2年連続民放トップの年間平均視聴率を記録、年度別(前年4月~翌年3月)の平均視聴率は2016年から3年連続トップでした。
こうして首位から陥落した『とくダネ!』は、現在も『スッキリ』(日本テレビ系)と民放2位争いを繰り広げており、9月末からスペシャルキャスターを投入したものの数字は伸び悩んでいる様子です。
このような状態からメインMC交代が以前より囁かれていたのですが、小倉智昭さんはかねてから東京五輪までは番組を続けたいとの思いを明かしており、東京五輪が終了後の来年秋の改編で『とくダネ』は終了、新番組がスタートとなるのかもしれないですね。
『週刊文春』によると、小倉智昭さんは後任として笠井信輔アナを希望しているそうですが、笠井アナは視聴者ウケがあまり良くなかったので、サブで起用されることがあったとしても、メインMCに起用される可能性はかなり低い気がします。
そのため、現在サブMCの伊藤利尋アナなどのフジテレビアナウンサー、他にスペシャルキャスターに起用された誰かがメイン昇格となる可能性の方が高そうですが、果たして『とくダネ!』は来年秋に終了するのか、後番組は誰がメインMCに起用されるのか、引き続き動向を見守っていきたいですね。