歌手・浜崎あゆみさんのサクセス・ストーリー、エイベックス・松浦勝人会長との恋愛などを描いた小説『M 愛すべき人がいて』がドラマ化され、視聴者の間で大きな反響を呼んでいますが、過剰な演出に対して批判の声も多く上がっています。
『M 愛すべき人がいて』では、歌手・安斉かれんさんがアユ役、俳優・三浦翔平さんがマサ役を演じており、この2人の演技も話題になっているのですが、特に架空のキャラクターを演じている元TBSでフリーの田中みな実アナウンサーの狂気じみた演技が大きな反響を呼んでいます。
<↓の画像は、『M 愛すべき人がいて』出演者の写真>
田中みな実アナが演じているのは、マサに好意を寄せている秘書・姫野礼香役で、アユとマサの関係に嫉妬して暴走、アユに様々な嫌がらせをしていきます。
6月27日放送の第6話では、マサとアユが同棲生活をスタートさせ、2人の関係に嫉妬した礼香が部屋に無断で侵入、礼香は2人に今日が自分の誕生日だということを伝え、「ハッピバースデー TO ME……」と熱唱しました。
そんな礼香に対してマサが「アユになんかしたら、俺はお前を絶対に許さない!」と言うと、礼香は「許さな~いVS(バーサス)許さな~い……。どっちの“許さない”が勝つのかなぁーーーー!?」と大声をあげ、近くにあったドラムを叩きながら絶叫し、部屋から去っていくという強烈なシーンもありました。
<↓の画像が、『M 愛すべき人がいて』第6話でドラムを叩き、絶叫する田中みな実アナの写真>
また、第6話終了後の27日深夜からは、ドラマの見逃し配信を行っているネットテレビ『AbemaTV』(『M 愛すべき人がいて』の見逃し配信ページ)にて、スピンオフ作品『L 礼香の真実』の配信がスタートし、こちらも視聴者の間では反響を呼んでいます。
『M 愛すべき人がいて』は、田中みな実アナの狂気じみた強烈な演技もドラマの見どころの1つとなっており、第6話の内容に対しても視聴者からは、
- 怪演素晴らしい
- 狂いすぎワロタwww
- ドラムさばきに大爆笑
- 田中みな実がYOSHIKIにw
- 田中みな実のドラム最高にROCKじゃん
などの声が上がっています。
その一方では、
- 狙いすぎが透け透けでしつこい
- ここ2話くらいはやり過ぎてる感がある
- 最近、田中みなみの演技も飽きてきた。口調が毎回同じだし、でいきなり大声出したり。
- 田中みな実は個人的に好きだけど、この役だったりこれはちょっと、、、。そもそもドラマが面白くない。
- もう狙いにいってるのが振り切れてるから面白くない。狙いにいってるけど振り切れてない時は面白かったけど。
伊集院光も飽きたと言ってたが凄いわかる。 - 2話まで良かったが、3話以降はさらに過剰演出になってイマイチ。
そもそも三浦翔平じゃかっこ良すぎてリアルと差がありすぎる。 - 水野さんの怪演は決して物語の中で浮かない。きちんとした下地の演技力があっての演技だからかな。
田中さんの怪演は本業が女優じゃないだけに飽きてしまう。 - 全部みてるけど、まぁつまんないな。とりあえず主役2人がダメダメ
田中みなみは女優としては熱演と言えるけど、ダメな主役を食い漁ってどうすんの?
余計に作品がダメになるだろ。つまり全てがダメな作品という結論 - 高嶋政伸や水野美紀も同じような方向性の演技をしているが、明らかに田中みな実は高嶋政伸や水野美紀とは違う。
ド素人が勘違いして暴走した結果、ドラマ全体を壊してしまいました、の典型例。
などと、厳しい声も多く上がっています。
なお、『M 愛すべき人がいて』の視聴率は第1話が平均5.6%、第2話が5.4%、第3話が4.4%、第4話が4.5%、第5話は3.2%となっており、徐々に数字が落ちてきています。
『M 愛すべき人がいて』も、新型コロナウイルスの影響で5月2日放送の第3話をもってストックが無くなり、その後はダイジェストなどを放送して繋ぎ、6月13日から放送再開となったのですが、後半に入ってから話題性を意識するあまり、過剰な演出が目立つようになったことで興醒めしてしまった視聴者も少なくない様子です。
『M 愛すべき人がいて』の脚本を手掛ける鈴木おさむさんは、放送再開にあたって行われたリモート会見で、撮影が中断している間に「SNSの評判なども参考にして…欲が出てきた(笑)」と語り、すでに完成していた台本を大幅に修正したそうで、「さらにいろいろ激しく、かなりエキサイティングに修正しました。4話は元々かなりぶっ飛んでいるんですが、それ以降はさらに激しくなっていきます」と予告していました。
第6話には礼香の伝説的なシーンがあるとし、出演者たちも笑いを堪えるのに必死だったという撮影時のエピソードも明かしていたのですが、その伝説のシーンとは恐らくドラムを叩きながら絶叫したところとみられます。
田中みな実アナも「いろいろてんこ盛りで、おなかいっぱいです(苦笑)」と言うほど、礼香の暴走シーンを随所に入れ、ネット上での盛り上がりを狙ったようなのですが、それが裏目に出てしまった様子です。
ドラマの副音声も担当していたタレント・伊集院光さんもラジオ番組で、「もう俺の湯加減じゃなくなったかなぁ」「ついに開き直った感……。」「田中みな実をどんどん推していきますんでってなった途端に、なんかね」
などと胸の内を明かしていました。
このように余計な手を加えたことによって、第6話では自己最低の3%台にまで落ちた状態で、来週の7月4日には最終回を迎えるのですが、後半に入って酷評されながらもラストで盛り返すのか、それとも微妙な数字で終了となるのか、最終回の視聴者の反応や視聴率に注目したいですね。