平日夕方の情報・報道番組『Live News イット！』（フジテレビ系 月～金曜15時45分）のリニューアルが発表され、メインキャスターは引き続き、宮司愛海アナ(33)と元NHKでフリーの青井実アナ(44)がコンビを組み、今日の放送からベテランの三宅正治アナウンサーがスポーツキャスター（スポーツSPプレゼンター）として加入しました。
発表によると、『Live News イット！』は4月から「安心と信頼、そして納得」をテーマに掲げてリニューアルを実施し、「玉石混交のネットメディアやSNSなどと一線を画し、地道な取材と確固たるファクトに基づくテレビ報道の原点を追求します」
と宣言しています。
そして、新たに番組のスポーツキャスターに就任した三宅正治アナは、「スポーツのアナウンサーをやりたくてフジテレビに入りました。50歳まで続けて自分としては“やりきった”という思いで、情報番組に転身しましたが、スポーツ大好きな人間なので、62歳の今、報道番組のスポーツコーナーでMCを、という話をもらってうれしかったですね。今回は“マニアックな話をしても構いません”とプロデューサーに言われているので、独自の視点で、視聴者が“そういうことなの?”と新しい見方だと感じてくださることを伝えられたらいいなと思っています。特に大谷翔平選手については、試合結果だけではなく、人物像や気持ちまで紐解き、深いところまで伝えていきたいと思っています」
と意気込んでいます。
＜↓の画像が、スポーツキャスターとして新加入した三宅正治アナ＞
引き続きメインキャスターを担当の宮司愛海アナは、「フジテレビに対して信頼度が下がっている中で、きちんと信頼回復をしながら丁寧に伝えていきたいです。安心と信頼はイコールだと思います。安心だから、信頼できる。信頼しているから安心する。それがイコール納得に繋がると思うので、そこは報道番組として一番大事にしたいところであると思っています」
とコメント。
青井実アナは、「キャスター2年目の今、やるしかない、という思いです。うそをつかない、知らないことは知らないという、正直に素直にやっていきたいと思っています。それが信頼や安心に結びつくのではないかと思います」
としています。
＜↓の画像は、メインキャスターの青井実アナ、宮司愛海アナ＞
このリニューアル発表を受けてネット上では、
- 三宅さんでしたらどこでもご活躍間違いない。これからも楽しみ
- スポーツ班復帰嬉しい。野球実況や競馬実況の復帰もしてほしい
- こうなるなら榎並アナを外さない方がよかったのでは
- 榎並アナから青井実アナに交代してもうすぐ１年。テコ入れでベテランアナ投入・・・迷走ですね。
- 鳴り物入りでＮＨＫから引き抜いたから１年で変えるわけにはいかないしね。それで三宅御大の登場ですか。
個人的には榎並アナの方が落ち着いた雰囲気でよかったと思うけどね。 - 三宅アナウンサーにメインキャスターをやらせて落ち着いた雰囲気を出した方がいいんじゃ無いかな
宮司アナウンサーも真面目な性格は解るんですが、ちょっとクールで冷たい印象なんだよね - 青木実さん 親族企業から云々との報道もあったしな そんなアナウンサーから信頼やら安心やら言われても、、、
などの声が上がっています。
新加入した三宅正治アナは、軽部真一アナや現フリーの長野智子アナと同期で、数々のスポーツ実況やスポーツ番組のキャスターとしての活躍を経て、2012年4月から大塚範一さんの後任で『めざましテレビ』のメインキャスターを担当していましたが、昨年9月をもって卒業し、伊藤利尋アナ(52)が後任に抜擢されました。
三宅正治アナは『めざましテレビ』を卒業後にレギュラーで担当の番組はなく、スポーツに関する知識も豊富で、何よりも安定感のあるアナウンス力から、『Live News イット！』のスポーツキャスター就任に対して視聴者からは歓迎の声が上がっているほか、メインキャスターも三宅アナにした方がいいのではとの指摘もあります。
『Live News イット！』は1年前に大幅リニューアルを敢行し、視聴者から人気が高かった榎並大二郎アナを外して青井実アナをメインキャスターに起用しましたが、青井アナはNHK退社前に無断で副業をしていたことでトラブルになっていたことなどが判明してイメージが悪化、その影響もあってか番組の視聴率が大幅にダウンしています。
週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』は、『Live News イット！』の視聴率が深夜番組レベルまで落ちていると指摘し、2月末の放送回では裏番組の平均個人視聴率が3～4％台、テレビ東京で再放送のドラマ『孤独のグルメ』ですら2％を取っていたにも関わらず、『Live News イット！』は1.4％しか取れておらず、局内は騒然としていたといいます。
『Live News イット！』の視聴率低迷が大きく低下したのは、フジテレビが10時間超えの記者会見を行って以降のことで、それまでは2.5％前後で推移していたものの、現在は2％取れれば良い方となっています。
青井実アナの評判が良くないことで視聴者離れが起きていたところに、フジテレビを巡る騒動で信頼を失ってさらに視聴者が離れ、小手先のリニューアルをしたところで状況は好転しないと思いますが、新たに「安心と信頼、そして納得」をテーマに掲げ、視聴者を呼び戻すことはできるのか見ものですね。