今年で38回目の放送を迎えたチャリティー番組『24時間テレビ38 愛は地球を救う つなぐ ~時を超えて笑顔を~』が22、23日に放送され、チャリティーマラソンランナーを務めたミュージシャンでタレントのDAIGOさん(37)が見事100キロを完走し、感動のラストを迎えましたが、24時間テレビサポーターという役割で今年も出演したフリーアナウンサーの徳光和夫さん(74)に対し、ネット上では批判が寄せられていたようです。
徳光さんは『24時間テレビ』がスタートしてから3年目の1980年より総合司会を務め、その後2010年まで司会を務めて番組の顔的な存在で、徳光さんの号泣シーンはお馴染みとなっていますが、総合司会から降板後はスペシャルサポーターとして出演し、今年は昨年に引き続き元日本テレビでフリーの羽鳥慎一アナ(44)と、同局の水卜麻美アナ(28)が総合司会を担当。
(↓の画像は、『24時間テレビ38』総合司会の水卜麻美アナと羽鳥慎一アナの写真)
しかし、23日に多発性硬化症(MS)という難病と闘う女性と15年ぶりに中継を結んだコーナーでは徳光さんが進行を務め、2000年の同番組でも紹介したドイツ在住の阪口菜保美さんという女性が登場したのですが、徳光さんは女性の名前を「あべ」と読み間違えて訂正したり、中継を結んだ後も現地のリポーター・山王丸和恵さんが阪口さんに話を振ろうとするタイミングで、徳光さんが質問をかぶせたりし、イマイチ噛み合っていない中継に。
さらに坂口さんの父親が娘にメッセージを送った後、徳光さんは「菜保美さん、伝わりましたでしょうか? はい、それではですね、ここで……」と、足早に次に進めようとしたところで、阪口さんが「何ですか?」と反応。
それに対して徳光さんは阪口さんの話を広げることもせず、うなずくのみで、「お母様の大好きな曲を菜保美さんにお届けします」と進め、一青窈さんの『ハナミズキ』の曲フリを行い、これに対してネット上では「徳光、中継ヘタすぎ」「徳光さんはもう下がろう。中継見ててイライラする」などの批判が続出。
徳光さんの暴走はこれだけでなく、番組のラストでDAIGOさんが感動のゴールをした後に、出演者たちがDAIGOさんに感想を伝える流れで、TOKIOの山口達也さんがDAIGOさんをステージの前方に誘導し、Hey! Say! JUMPの八乙女光さんがコメントしていた途中に、「胴上げしようか?」「胴上げ! 胴上げ!」と言い、DAIGOさんを胴上げするように突然促し、周りは困惑。
そこで羽鳥さんが「(Hey! Say! JUMPの)知念(侑李)さん!」と指名し、徳光さんの発言は無かったことになり、最後まで胴上げは行われずに終了となったのですが、この発言に対してネット上では「100キロ走り終えた人に胴上げなんて地獄」「100キロ走って、あちこち痛いはずなのに胴上げしようとか無神経」と批判の声が上がり、羽鳥アナに対しては「羽鳥アナが完全に無視して、出演者に話振ってナイスだった」というコメントが寄せられていました。
この他にも徳光さんの暴走はまだまだあったようなのですが、AKB48のファンからも徳光さんの司会ぶりに批判が寄せられているといいます。
それは徳光さんがAKB48グループ選抜総選挙の司会を2010年から務めており、メンバーの名前を間違えるというミスの他に、“Team”を“ティーム”と読んだり、票数を読み上げる際に“2万”を“ふたまん”と発することに対し「気になる」というファンの声が相次いでいるようです。
これにネットでは、
- 確かにいらない。泣かせよう泣かせようとあーだこーだ語りだす。うるさい、このじーさん。
- まぁ、この人は泣くだけの係りだから…。
- 徳光もそうだけど、加山雄三も意味不明だよな
- もはや過去のやり方で過去の人なんだよね
- 徳光がどうこうじゃなくて、それ以前にこの番組自体が不要なんじゃないのって話だろ
などのコメントがありました。
以前から徳光さんの泣き演出や司会ぶりに対して批判が寄せられていますが、出演させ続けるのはやはり番組の功労者であることからなのでしょうか。
そんな批判が寄せられている徳光さんのギャラは1500万円だったため、総合司会から外れたと2013年に週刊誌『フラッシュ』によって報じられているのですが、スペシャルサポーターという立場でも相当なギャラを貰っている可能性は高いでしょうね…。
ちなみに、徳光さんは東日本大震災があった2011年に、同番組でチャリティーマラソンランナーを務め、放送時間内にゴールをすることが出来たのですが、番組内で走行した総距離は公表されず、直後に生出演した『行列のできる法律相談所』で63.2キロだったことが明かされました。
公表しなかった理由については、ゴールで徳光さんを迎え入れた島田紳助さんが「沿道が応援の人であふれてパニックになることを避けるため」と説明をしたものの、スタートからゴールの日本武道館までの距離を計算したところ約44キロ。
その一方、走行距離に不正が無いか調査していた追跡隊と思われる一般人のツイートによると、65キロという数字が出ていたのですが、もし44キロだった場合に24時間寝ずに移動したとしても1時間で1.8キロ、6時間睡眠を取ったとしても、1時間で2.4キロ移動すればいいことになり、これを真に受けたネットユーザーからは「短すぎる」「世紀の茶番」「歩いても余裕でゴールできる」などといった批判が噴出することに。
徳光さんは2001年6月に急性心筋梗塞を患い緊急入院しており、ランナーを務めた時の年齢が70歳だったため、もし44キロだったとしてもしょうがないと思えるのですが、無理矢理感動させるような展開に持っていく番組の演出に対し、批判が寄せられるのもしょうがないかと思います。
かつては番組の顔的な存在だったものの、総合司会が羽鳥アナに交代してサポーターという特に必要の無いポジションとなり、番組には必要無いという声が寄せられていますが、今後も高いギャラを貰いながら出演を継続するのかどうかに注目したいですね。