報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)でメインキャスターを務めていた古舘伊知郎さんが今年3月で降板することを昨年12月に正式発表し、後任に注目が集まっていましたが、同局の富川悠太アナウンサー(39)が4月よりメインキャスターを務めることが8日発表されました。
富川アナは番組がスタートした2004年4月よりフィールドリポーターを務め、古舘さんが夏休み中には代役を務めており、後任の有力候補として富川アナの名前は早くから挙がっていました。
古舘さんの後任に抜擢された富川アナは、「この12年間、私を育ててくれたのは、現場で取材をさせていただいた皆さまであり、全国で声をかけてくださった皆さまです。背中を追い続けても全く近づくことすらできなかった古舘キャスターからいきなりタスキをつなぐことになり、まだ現実のものとして受け止められておりませんが、少しでも視聴者の皆様の『役に立てる』よう、努力して参る所存です。これからもまた、視聴者の皆さまに育てていただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます」とコメントしています。
富川アナは、横浜国立大学教育学部 小学校教員養成課程体育専攻を卒業後の1999年に同局に入社し、これまでに『スーパーJチャンネル』、『やじうまプラス』などの番組を担当。
現在は『報道ステーション』でリポーター、『報道ステーション SUNDAY』で進行を担当しています。
リポーターとして事件・事故や災害、政治など国内外の現場取材を経験しており、同局は富川アナについて「年間100カ所以上、ジャンルの全く異なる現場を取材するという、他に類を見ない豊富な取材体験、リポートをこなしてきた」と説明。「この数年間は古舘キャスターの夏休み中のメーンキャスターを何度も務め、視聴者からも好評をいただいている」とコメント。
ちなみに、富川アナは2006年11月に一般女性と結婚しており、2人の男の子の父親でもあります。
お酒は飲めないものの、社交的で人付き合いもよくスタッフからの信頼も厚いそうで、「とても温厚な青年。人の言うことをしっかり聞く」と一緒に仕事をしたことのある局員が話しているといい、かなり評判は良い方のようです。
そんな富川アナの起用に対してネット上では、
- まあ無難な選択だな。いいんじゃない、安上がりですむし
- 個性を出さなきゃいけないから、こういう真面目系は無理なんじゃないか?
- TV朝日の意見を代弁するだけだから誰でもいいんだろうな。単なるロボットなんだから
- 現場をたらい回しされない富川なんて富川じゃない
- リーマンだから台本読むだけになるな。数字かなり落とすだろ
- 富川はワンポイントで、新番組にするとともに安住紳一郎に交代だろ。
- 事実上報道ステーションは終わりだな。無色透明の番組になるんだろう。
- 富川さんがボロカスに叩かれるところは見たくないなー…大変だろうけど頑張れ!
- これでいいんだよ。メインMCは自分の感想や感情を入れずに、淡々とニュースを伝えてくれるだけでいい
などのコメントが寄せられています。
昨年末の時点で古舘さんの後任は富川アナが有力視されており、最終調整をしていると一部スポーツ紙によって報じられていましたが、結局その通りになったようですね。
起用理由については、富川アナは国内外での豊富な取材経験があり、バランス感覚もあることから起用されることになったなどと言われていますが、その他にも、局の社員であるアナウンサーを起用することで大幅な経費削減となり、言動なども局側がコントロールしやすいというものあるのでしょう。
しかし、これによって以前のように好視聴率を取るのは難しいとみられており、番組が終了という展開になる可能性も十分にあるわけですが、早々に打ち切りとなるのかどうか今後に注目していきたいですね。