2010年10月結成のアイドルグループ・NMB48の6周年記念公演『NMB48 6th Anniversary LIVE』が10月18、19日に開催予定となっているのですが、一部のチケット販売サイトで人気メンバーの“さや姉”こと山本彩さん(23)の出演無しと告知されていた件について、「誤表記」だったとNMB48の公式サイトで発表されました。
そのチケット販売サイトでは、18日公演のタイトルを『NMB48コンサート2016 Autumn~いつまで山本彩に頼るのか?リベンジ~』とし、出演者情報については「山本彩以外」などと記載。
<↓の画像は、NMB48のエース・山本彩さん>
すでに一般先行抽選はスタートしており、ネット上では入金を済ませたファンからは困惑の声が広がっていたのですが、NMB48の公式サイトで20日、「10/18、19日に開催を予定しております『NMB48 6th Anniversary LIVE』について、一部チケット販売サイトにおきましてタイトルおよび出演者情報に誤表記がございました。正式なタイトルは発表しております通り『NMB48 6th Anniversary LIVE』となります。また、18日公演、19日公演の両日、全メンバー出演予定です。訂正をさせていただきます」と、誤表記だったことを発表しました。
さらに、山本さんは自身のツイッターを更新し、「誤表記のようで申し訳ない。。 2日間とも出ますよ」とファンに謝罪していたのですが、チケットの先行抽選スタート後の発表だったこともあり、ネット上では、
- 本当に誤表記だったのか? チケットが売れないからなんじゃないの?
- 小さいグループなら分かるけど、さすがにここまで大きいグループでそんな誤表記はしないでしょ
- 出さないつもりがあまりにもチケットが売れないから慌ててエースを登板させたんだな。
- サブタイトルからすると本気で出さないつもりだったんじゃないの?こんな誤表記ないでしょ。
- いや、いや、出す気なかったでしょ!チケットの売れ行きが悪くて出る事になったんでしょ。前回で懲りたんじゃないの。
などのコメントが寄せられており、今回の発表に対しては疑惑の目を向けられています。
NMB48は8月26日に、兵庫・神戸のワールド記念ホールで『NMB48コンサート2016 Summer ~いつまで山本彩に頼るのか?』というライブを開催。
この公演には、同グループのエースである山本さんを除く全62名が出演し、山本さんが不在でもチケットが完売した場合、NMB48の16枚目シングル(タイトル・発売日未定)のセンターを山本さん以外のメンバーが務め、完売しなければ山本さんがセンターを務めるという企画となっていました。
会場の収容人数は約5700席となっていたのですが、最終的に221枚のチケットが売れ残り、次作のセンターは山本さんに決定するという結果に終わっており、これに対してメンバーの太田夢莉さんはリベンジを宣言し、再び山本さんが不在のコンサートを行った際には、チケットを完売させて会場を満席にすることをファンに誓っていました。
そのため6周年記念公演についても、取り敢えずは山本さん以外のメンバーが出演すると告知して様子を見た結果、前回同様に状況が悪かったことから、チケットの一般先行抽選がスタートした後に、山本さんの出演を発表したという流れになったのではないかと予想されています。
ちなみに、NMB48は8月25日にも神戸のワールド記念ホールで『NMB48リクエストアワー セットリストベスト235 2016』というライブを開催し、こちらには山本さんも出演していたのですが、各席はガラガラの状態。
関係者席以外の全席空席となったスタンド席は黒い布で覆われており、この会場の収容人数は最大で8000人程度に対して、NMB48側の発表によると観客は2500人程度だったとのこと。
<↓の画像は、ガラガラの状態だった会場内の様子>
客が少なかった原因として、平日の17時半開演ということも関係しているのではないかと言われていますが、7月3、4日に同所で開催した元NMB48の“みるきー”こと渡辺美優紀さんのグループ卒業コンサートは、2日間で12000人を動員。
さらに、8月13、14日に日産スタジアムでコンサートを開催したももいろクローバーZは、初日5万6,117人、2日目は5万9,329人を動員したことが発表されており、平日開催というハンデはあったとしても人気の差は歴然となっています。
そんなNMB48は、名古屋を拠点に活動するSKE48に続き、AKB48の姉妹グループとして2010年10月に結成し、2013年の第5回AKB48選抜総選挙で、山本さんと渡辺美優紀さんが16位以内にランクインして選抜入り。
2014年の第6回総選挙では、山本さんと当時AKB48と兼任していた柏木由紀さんの2人が選抜入りし、2015年の第7回総選挙では山本さんと渡辺さんが選抜入り、2016年の第6回総選挙は山本のみが選抜入りという結果で、AKB48グループ内で選抜入りを果たしたメンバーが1人のみというのは、兼任メンバーを含めればNMB48だけとなっています。
さらに、80位以内にランクインしたメンバーの人数についても、昨年結成したばかりのNGT48に次いで少なく、人気が伸び悩んでいるのはハッキリと数字に表れてしまっています。
そして、山本さんと共にグループの顔として活躍していた渡辺さんが今年8月に卒業した結果、山本さん1人だけが活躍しているという状況になっているため、「NMB48改め、山本彩と愉快な仲間たち」などと揶揄されています。
山本さんの卒業も囁かれ始めている中で世代交代が上手くいっていないことから、グループの存続自体が危惧されており、最悪の場合、解散という可能性もあるのではないかという声も上がり始めています。
8月3日にリリースしたシングル『僕はいない』は、前作を約10万枚上回る33.3万枚を1ヶ月で売り上げ、ファンが底力を見せた形となっており、今後も特典商法や様々なイベントを開催することで、売り上げを上げていこうとするのではないかと思われますが、人気メンバーが山本さんのみという状況では先が見えないですね。