大阪・難波を拠点に活動しているアイドルグループ・NMB48が、AKB48グループの中で最も解散に近いグループと言われているとニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
NMB48はAKB48の姉妹グループの1つとして、2010年10月に名古屋・栄を拠点にするSKE48に続いて活動をスタートし、今年で結成から5年となりま。
AKB48グループに所属しているメンバーはそれぞれ、別の大手芸能事務所と契約をしているものの、NMB48に限っては大半が芸能プロダクション「KYORAKU吉本.ホールディングス」に所属。
同社は、AKB48のパチンコ機も手掛けている大手パチンコ・パチスロメーカー「京楽産業.」と「吉本興業」の共同出資により2009年に設立した合弁会社で、京楽産業.の持ち株比率が8割であるため、決定権を持っているのは京楽側となっているのですが、NMB48の収益が予想以上に上がっていないため、いつ手放してもおかしくはない状態だといいます。
NMB48には、10月7日発売のニューシングル『Must be now』、9月28日にスタートするNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌に起用されたAKB48の『365日の紙飛行機』でセンターを務める“さや姉”こと山本彩さん(22)など、人気が高いメンバーも所属していますが、今年の選抜総選挙で選抜入りしたのは、6位の山本さんと12位の“みるきー”こと渡辺美優紀さん(22)のみでした。
(↓の画像左が渡辺美優紀さん、右が山本彩さん)
そして、17~32位までのアンダーガールズと呼ばれる中には1人もNMB48のメンバーが入っておらず、グループ全体の人気低迷を指摘されています。
こうしたことから今後が不安視されているのですが、その一方で吉本興業側はNMB48のマネジメントに前向きだそうで、グループ内で特に人気が高い山本さんと渡辺さんに関しては、NMB48が解散となったとしても引き取りたいという意向のようです。
しかし、広告代理店関係者によると、お2人はNMB48の中で特に知名度が高い人気メンバーで、他の芸能事務所も自社に引き入れようと機会をうかがっている状態だといい、大手芸能プロダクション「バーニングプロダクション」の周防郁雄社長は、山本さんに直接ラブコールを送っていたそうで、渡辺さんに関してはバーニング関連の事務所が水面下で引き抜きを計画しているという情報もあるとのこと。
また、利益が上がらないNMB48を手放したがっている京楽側と結託し、吉本から奪い取る可能性もあるといいます。
ですが、吉本側はそのような事になるのは当然阻止したいと考えており、山本さんの歌手活動を本格化させたほか、武田薬品工業の「アリナミン7 / アリナミンゼロ7」のCMに単独出演しているのも、山本さんが残留するように吉本がキャステングしたものだそうです。
一方の渡辺さんに関しては、渡辺さんがかねてから写真家レスリー・キーの撮影を希望していたため、8月発売の漫画雑誌『ビッグコミックスピリッツ』でコラボが実現し、これも吉本が仕掛けたもののようで、山本さんと渡辺さんが抜けてしまった場合にNMB48は著しく人気が低下するため、そのような事態にならないように吉本は必死になっているようです。
今回このような噂が浮上しましたが、先日ニュースサイト『ビジネスジャーナル』は吉本がNMB48のマネジメントから手を引く動きがあるという記事を報じていました。
それによると、NMB48メンバーのマネジメントをしている吉本関係者は金がかかりすぎるとボヤいているそうで、メンバーやスタッフの移動費や宿泊費などが掛かる一方、個々のメンバーの稼ぎがあまり望めない状態で割に合わないのだといいます。
また、吉本は9月1日付で資本金を1億円に減資して中小企業化するほど財政状況が厳しく、京楽には資金が十分にあるもののタレントのマネジメントのノウハウが無いことから、今後もし吉本が手を引いた場合、AKB48グループの運営会社「AKS」、もしくは海外の姉妹グループのように大手広告代理店「電通」に頼むことも考えられるとのことでした。
NMB48はSKE48に続く古株のグループで3番手に位置していますが、博多のHKT48に続いて新潟県を拠点に活動するNGT48が今年結成され、今後更に苦戦が強いられる事になるとみられるので、今後NMB48に何かしらの動きがあってもおかしくはないと思うのですが、さすがに解散するようなことはないと思いますので、今後どうなるのか引き続き注目をしていきたいですね。