6月末にプレデビュー、12月に正式デビューを果たした9人組ガールズグループ『NiziU(ニジュー)』の人気が国内で高まっている一方、韓国では人気が伸び悩み、韓国での正式デビューが白紙状態にあることを週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』が報じ、ネット上で物議を醸しています。
NiziUは『ソニーミュージック』と韓国の『JYPエンターテインメント』の共同プロジェクトにより誕生し、6月末に日本と韓国でデジタル・ミニアルバム『Make you happy』を先行同時リリース、7月に世界リリースされ、複数の音楽チャートで上位にランクインしていました。
そして、満を持して12月2日にデビューシングル『Step and a step』をリリースし、初日の推定売り上げ枚数は「19万3,584枚」でオリコンデイリーチャート1位を獲得、初週の売り上げ枚数は「31万1,774枚」で週間チャートでも1位に初登場しました。
正式デビュー前には、『NHK紅白歌合戦』への初出場が決まったほか、『第62回日本レコード大賞』で特別賞を受賞するなど、異例の扱いとなっているのですが、韓国での活動には暗雲が立ち込めていると『週刊女性PRIME』は伝えています。
韓国在住の音楽ライターはNiziUについて、「日韓ガールズグループTWICEやIZ*ONEは日本人メンバーもいるものの、韓国人メンバーの割合が多いため現地でも受け入れられています。しかし、NiziUのメンバーには1人も韓国人がいないため、あまり支持が得られていないんです」
と明かしています。
韓国のファンコミュニティーへの加入人数にも驚くほどの差があるといい、「韓国の大手検索エンジン『DAUM』で調べると、IZ*ONEのファンコミュニティーには17万人以上が加入していますが、NiziUはわずか300人ほどしかいません」
としています。
このような状況にあることから、韓国での正式デビューが現在も決まらない状況にあるそうで、「プロデューサーであるJ.Y.Park氏も当初は『韓国でデビューしてから日本で』と考えていたようですが、プロジェクトのオーディションが始まった昨年7月に日韓関係が急激に悪化。“戦後最悪”とまで言われるほど現地では反日感情が芽生えている状況のため、その矛先が彼女たちにも向けられてしまい、バッシングを受けているんです。そういった事情もあり、韓国でのデビューはいったん白紙になったそうです」
とレコード会社関係者が証言しています。
これに対してネット上では、
- そんな気はしてたから驚かない。メンバー達も目が覚めるだろうし、応援してるファンも、韓国の現実に目を向けるチャンス
- とりあえずそれでいいんじゃない?歓迎されてないのにデビューさせてもバッシングに遭って可哀想だよ。
- だよねー。プロデューサーが韓国人とはいえ、構成が日本人のグループを韓国が受け入れるはずないと思ってた。まぁ予想通りだね。
- どうしてこうなるのをわかっていてあちらに踏み込むのかな。当事者も仕掛けた連中も。無駄に反日やってる国でデビューする事の意味はわかってるのかな?
- 日本でもあまり歓迎されてないけどな。なぜ韓国コピーみたいなグループを作る必要があるのか。日本独自で世界に発信できるグループ作りを目指してほしいね。
ファンは彼女達の努力が凄いと言うが、そもそも方向性に疑問を持たないのだろうか。 - いいんじゃないの、日本でのプロモーションには成功した。韓国のエンタメ市場の規模なんてたかが知れてる
- 韓国へ無理に行く事はない、中国でデビューと言う手も有るし、アジア諸国で華やかに、逆に来てくれと言われても行かない、韓国だけは行かない売らない見せない、作戦も有りだ。
- まぁそりゃそうだろ。日本のロックバンドとかが海外出て英語で歌っても欧米の真似事でしかなく、そんなの聞く位なら本場のロックバンドの音楽を聴く方が手っ取り早いと言われる現象と同じだな。
日本人だからとか関係無く、中途半端なK-POP聞かされる位なら、普通にちゃんとしたK-POP聴く方が早いって思うのは当たり前。
などの声が上がっています。
NiziUのプロデュースを手掛ける『JYPエンターテインメント』の創業者で、音楽プロデューサーのJ.Yパークさんは、8月に韓国のトーク番組『ラジオスター』(MBC)に出演した際に、韓国内で「なぜK-POPの技術を流出させるんだ」と批判の声が上がっていることについて言及し、「他のJYPの歌手と同じなのに、『外国の事務所に行ってノウハウを全部教えて、大金を稼いだ、あんな悪いやつ』と見られてしまったようです。もちろん韓国から世界的に愛される歌手が出たけど、世界市場で見たら、僕ら(K-POP)が占めるのはごく一部です」
と語りました。
その上で、NiziUは日本だけで活動する?との質問に対しては、「いえ、日本で主にやりますが、当然全世界的に」と答えていました。
また、10月放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に出演した際には、「ひとまず今は日本の活動に集中して、少しずつ世界に進出する計画。今までのJYPのアーティストたちがしたように、デジタルで進出した後に実際に進出する」と、日本での活動を経て世界進出を図ることを明らかにしています。
K-POP色が強いグループにも関わらず、まずは日本で活動としている理由は、韓国内の反日感情による人気の伸び悩みにあるのか否かは不明ながら、コロナ禍の渡航はリスクも高いので、しばらくは日本での活動に専念する形の方がいいかもしれないですね。
NiziUは今年誕生したばかりのグループで、メンバーの能力もまだまだこれからといったところですし、メンバーのミイヒさんは体調不良を理由に10月から活動休止しており、日本でさらに技術を磨いた上で、9人揃って韓国で正式デビューという形になったらと思いますが、果たしてどうなるでしょうか…。