『LOWRYS FARM』『niko and…』『GLOBAL WORK』『HARE』など、複数のファッションブランドを展開しているカジュアル衣料の大手企業『株式会社アダストリア』(旧名・ポイント)が、女性向けブランド『Heather(ヘザー)』のモデルにNGT48の“おぎゆか”こと荻野由佳さん(おぎの・ゆか 20歳)を起用、プロモーション活動をスタートさせたところ、ネット上で大炎上騒動に発展したことでプロモーションを中止したことを発表しました。
『Heather』の公式ツイッターや公式サイトでは4月17日から、荻野由佳さんをモデル起用したプロモーション活動を行っており、公式サイトではスペシャル連載がスタートし、第1弾として『Heather』の浴衣を着用した荻野さんの姿などが公開されていました。
<↓の画像が、『Heather』公式アカウントのツイート写真>
しかし、NGT48ではメンバーの“まほほん”こと山口真帆さん(23)の暴行被害事件が現在も収束しておらず、特に荻野由佳さんは犯行グループに属している厄介ファンの推しメンで、そのファンは自身のツイッターなどで荻野さんとの繋がりを匂わす投稿をしているほか、荻野さん自身は騒動以降、山口さんのことについては言及せず、21日に山口さんが卒業発表した後もスルーを続けています。
この他にも複数怪しい言動がみられるほか、山口真帆さんも自身のツイッターアカウントで荻野由佳さんのフォローを解除するなどの行動を取っているため、暴行事件が発覚した当初から荻野由佳さんに対しては多くの批判が寄せられている状況にあります。
<↓の画像は、荻野由佳さんと山口真帆さんの写真>
それにも関わらず、4月17日に『Heather』が新たに荻野由佳さんをモデル起用したプロモーション活動をスタートさせたため、『Heather』のツイッターアカウントに批判が殺到して炎上、ネット上でも批判の声が噴出しており、不買運動も起こる事態となっていました。
そうした中で、ニュースサイト『J-CASTニュース』は22日に『Heather』を展開している『アダストリア』に取材を行っており、広報担当者によれば荻野由佳さんをモデル起用した理由は、荻野さんが『Heather』を愛用していたためで、昨年オファーしたといいます。
ファンから寄せられている批判については、「貴重な意見として今後の活動の参考にさせて頂きたい」と回答し、公式サイト上のスペシャル連載については「もしかしたら下げる可能性もあるが、最終的にどうするかは決めていない」と話したと伝えていました。
そして、『Heather』は24日までに公式サイトのスペシャル連載のほか、ツイッターに投稿した荻野由佳さん関連の投稿を削除しており、サイト上では23日に、「先週公開したプロモーションについて、様々なご意見を頂戴いたしました。頂戴したご意見を踏まえ、本プロモーションに関するコンテンツを削除することといたしました。日頃よりご愛顧頂いているお客さまには、ご心配をおかけし申し訳ございませんでした。今後はより一層注意して活動を行ってまいります。」
という謝罪コメントを発表しています。
<↓の画像が、『Heather』の謝罪コメント全文の写真>
こうした対応に対してネット上では、
- このタイミングで起用するほうがどうかしている。危機意識なさすぎ
- あれだけの騒ぎになっているのにモデルに起用しようとしていたことがアウト。これでこの企業が社会情勢に疎い企業だということが露呈した。
- ヘザーの件、幻滅した。女性をターゲットにしている商売なのに、このタイミングで荻野起用はどう考えてもあり得ないでしょ。
炎上商法のつもりなの?広報の対応もおかしいよ。世の中の女性ナメ過ぎ。 - NGTからスポンサーが大量に離れている時期に起用するなんて、企業コンプライアンスが疑われる。
これだけ世間かは批判されている人物だから中止が当たり前。不買運動も起こってからね。この子のアイドル生命は終わりやね。 - ヘザーがここまで炎上したのってHeatherの公式ツイッターがわざわざ荻野由佳擁護コメントだけにいいねしたことも1つの原因だよね。
否定の意見は受け付けません感があって火に油を注いだ - もう遅いんだよね。いくら謝ろうが訂正しようが、やったことに変わりないんだから。インスタの都合悪いコメント消すとかダサすぎだし。
- 代理店なのかブランドマーケ担当なのか知らんが世の中の流れ把握してなかったんかな。マーケティングやってるくせにソーシャル舐めすぎ
- Heatherもといアダストリアは、もはやNGTどうこうではなく担当の方のツイ消し逃走が心底気に入らないのでしばらく不買です。
自分がメンバーを起用しておいて都合が悪くなった瞬間大人は逃げる、やってることはAKSと変わらんのです。 - Heatherの広報担当も代理店も勉強不足。化粧品やレディースアパレルの宣伝に女性を起用する時は『女性が憧れる女性』であることが前提。
女性が憧れる女性は、旬やルックスだけの話ではない。(荻野由佳はそれ以前に論外だけど)
そんな基本的なことも分かっていない広報担当と代理店にガッカリした。
などのコメントが寄せられています。
荻野由佳さんが山口真帆さんの暴行被害事件に関与しているのか否かは定かではなく、ネット上で拡散されている黒幕説の真相は不明ではあるのですが、山口さんが起こしているアクション、さらに荻野さんが山口さんの暴行被害や卒業を完全無視しているのは不可解で、これらが原因で猛バッシングを受けている代表的なメンバーであるため、このタイミングでのモデル起用は自爆行為ですね。
そして、プロモーション開始からわずか1週間で中止という異例の対応を行い、騒動の沈静化を図っているのですが、時すでに遅しといった様子で、今後も『Heather』をはじめ『アダストリア』が展開しているブランドの商品を買わないといった不買運動を続ける声も多く見受けられ、ゴールデンウィークを前に大きなダメージを負うことになっています。
山口真帆さんの暴行被害事件をめぐっては、グループのスポンサーだった各企業や自治体が相次いで撤退しており、その背景には多くのクレームが寄せられていることがあり、新潟県には23日朝の時点で2900件ものクレームが寄せられていることを『デイリースポーツ』が23日に報じています。
そのため、新潟県もNGT48との契約を引き続き「保留」とすることを明らかにしており、『デイリースポーツ』の取材に対して新潟県の担当者は、「保留という状況は変わっていません。21日の山口さんの卒業をもって事態が動いたということはない」と答え、引き続き推移を見守っていくとしています。
『Heather』の炎上騒動など現在の状況を見る限り、NGT48を広告などに起用するのはデメリットしかなく、リスクがあまりにも大きいことから、しばらく様子見した方が良さそうです。