新潟を拠点に活動しているAKB48の姉妹グループ『NGT48』で、メンバーの山口真帆さんがファンの男性2人から暴行被害を受ける事件が発生し、この問題にメンバーが関与していたことや、運営側の対応が不十分ということで炎上が続いています。
そうした中で、NGT48メンバーをCMに起用していた新潟市の水産加工業者『一正蒲鉾(いちまさかまぼこ)』が15日、テレビCMの放映中止を発表しました。
『一正蒲鉾』は1965年設立の東証一部上場企業で、かに風味かまぼこ「オホーツク」や「シーサラダ」、うなぎ風味かまぼこ「うな次郎」など様々な練り製品、小魚加工スナック「カリッこ」シリーズなどを製造しています。
<↓の画像は、『一正蒲鉾』CMイメージキャラクターのNGT48メンバー写真>
そんな『一正蒲鉾』はNGT48が誕生した2015年からCMイメージキャラクターに起用しており、これまで複数のCMを制作していたのですが、15日に今回の騒動を受けてコメントを発表し、「NGT48の当社CM放映につきまして、お客様より大変貴重なご意見をいただきております。感謝申し上げます。」とした上で、「NGT48の件につきましては現在のところ報道以上の事実確認ができておりませんが、ご意見を真摯に受け止め、CMでの放映を差し控えさせていただきます。」
とCM放映中止を報告しています。
<↓の画像が、『一正蒲鉾』発表のコメント全文の写真>
すでに『一正蒲鉾』のCMギャラリーからは、NGT48メンバーが出演のCM動画は全て削除されており、閲覧できない状態になっています。
この他にも、NGT48は新潟商工会議所が制作した新潟開港150周年記念PRムービーに出演していたのですが、YouTube上にアップされていた動画がすでに削除されるなどしています。
このように山口真帆さんの暴行事件がきっかけで、様々な影響が出始めているのですが、『一正蒲鉾』のCM放映中止発表を受けてネット上では、
- これ皮切りにどんどん離れるだろうなぁ
- さすが食品業界は対応早いなあ
- そりゃNGTが宣伝する商品は買いたくなくなるもんね
- この事件があって撤退しないスポンサーのほうがおかしいわな
- そりゃそうだろ この書き方だとバカ運営はスポンサー様にすら何も説明してないみたいだし
- クライアントに何の説明もなければ切るのは当然だな。報道以上のことを知らないということはそういうことだろう
- この企業がこういうステートメントだして広告差し控えということはほかも全滅だね。まあこれが普通の企業の対応だわな
- 被害者に告発された支配人が何の説明もせず逃げて『今後も新支配人をサポートしていきたい』とか普通の企業じゃありえんからな
- AKSも早く手ぇ打たんと企業離れ加速するで。関係企業への苦情も殺到しとるようようやし。ホントに山口さんに公開処刑、あんなひどいこと絶対に許せん。今回は公に刑事捜査の入った事件。徹底してやらんともう2度目の再起、チャンスは無い。
などのコメントが寄せられています。
AKSの松村匠・運営責任者兼取締役は、山口真帆さんの暴行事件が表沙汰になってから5日後の14日に、ようやく表に出てきてマスコミの取材に応じていたのですが、肝心のNGT48劇場支配人を務めていた今村悦朗さんはその場には姿を現さず、マスコミが事件の核心を突く質問すると、「警察の捜査内容に関わることなので、控えさせて下さい。」などと答え、真相を明らかにしようとしませんでした。
こうした不誠実な対応からファン等はAKSに対して不信感、怒りを募らせ、今もなお炎上が続いている状況にあることから、当然メンバーをCMに起用している関係各所も様々な被害を被っているとみられます。
そのため、『一正蒲鉾』がいち早く世間の反応を見て対応したことに対しては称賛の声が多く上がっています。
現時点ではまだ、NGT48を起用したCM動画などを掲載している企業は複数ありますが、『一正蒲鉾』の対応を見て同様の動きを見せる可能性は十分あり、AKSは世間が納得するような対応を見せない限り、厳しい状況に追い込まれることになりそうですね。