「楽器を持たないパンクバンド」をキャッチコピーとし、今年の『第72回 NHK紅白歌合戦』に初出場する6人組グループ『BiSH(ビッシュ)』が24日、2023年をもってグループを解散することを正式発表し、ネット上では様々な声が上がっています。
BiSHのメンバーは24日にYouTubeチャンネルで緊急ライブ『THiS is FOR BiSH』を生配信し、この模様は情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)でも生中継され、この配信では事前に重大発表することが告知されており、複数のスポーツ紙等がグループ解散を生発表するとの情報を事前に伝えていました。
そして、報道通りBiSHのメンバーは「2023年で解散します」「2023年まではBiSHらしく、愛を届けてパーティーをしようという気持ちで駆け抜けていこうと思っています」と解散を発表しました。
<↓の画像は、BiSHのメンバー写真>
(上段左から)モモコグミカンパニーさん、アユニ・Dさん、ハシヤスメ・アツコさん(下段左から)セントチヒロ・チッチさん、アイナ・ジ・エンドさん、リンリンさん
また、解散までに果たす約束として、来年1月から12ヶ月連続のリリース、33都道府県・67ヶ所でのライブハウスツアー、BiSHが主催のライブフェス、未開催地でのホールツアー開催も発表しました。
メンバーのセントチヒロ・チッチさん(旧名=蒼井ちひろ 28歳)はBiSHの解散理由について、「BiSHの生きる道として、ずっと前から決めていたこと。これからも一人ひとりが輝けるBiSHでありたいと思います」と説明しています。
BiSHは、芸能事務所『WACK(ワック)』の代表で音楽プロデューサー・渡辺淳之介さんが、かつてマネージャーを務めていたグループ『BiS(ビス)』をもう一度始めると宣言し、オーディションを経て選ばれた5人で2015年3月に結成され、2016年1月に『エイベックス』からメジャーデビューを果たし、現在の6人体制となりました。
ちなみに、グループ名の『BiSH』は「Brand new idol SHiT」の略で、「新生クソアイドル」という意味となっており、ファンたちは「清掃員」(クソを掃除する者)と呼ばれています。
メジャーデビュー後は「楽器を持たないパンクバンド」をキャッチコピーに、他のガールズグループとは一線を画す破天荒で、激しいライブパフォーマンスや楽曲の良さで熱狂的な人気を獲得し、2018年には横浜アリーナ、幕張メッセといった1万人以上を収容する会場で単独ライブを開催、2019年には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)にて「クセがすごい女性グループ BiSHドハマり芸人」が放送され、千鳥・ノブさん等の人気芸人たちがBiSHの魅力を熱弁していました。
そして、BiSHは今年の紅白への初出場が決まり、出場歌手発表後の11月20日に行われた発表会見でメンバーは、「ここで私たちの気合を見てほしい」と言って円陣を組むと「せーの、〇〇ぽー!」と男性器を叫び、これについてメンバーは「初めてのライブからずっとやっていて、ライブ前に必ず言わせていただいております。すみません」と説明。
NHKのチーフプロデューサーは「生放送ではNGです」としつつ、「めっちゃ面白かったですよね。本番では節度あるように理解してもらって(笑)」と語っていました。
そんなBiSHが2023年をもって解散するとの発表を受けてネット上では、
- 解散情報は間違いではなかったけど2023年って…
- タイミングといい、紅白をもって解散なのかと思ってた
- 生放送で煽ったわりには随分先の話しなんだね。
- 最後に閉店セールをする運営には少しガッカリ
- 賞味期限はあと2年と想定して、それまでに最大限稼げるように解散をイベント化したいという魂胆にしか見えない
- 2024年以降は、一部のメンバーに新メンバーを加えて、よく似たグループ名で活動するのではと想像してしまう。
- 嵐があのタイミングで発表したのはすげぇ納得だった。前もって発表しないと経済に影響を及ぼしてしまうし、ファンの為でもあったんだろうし。
ただね…BiSHが2023年にって言われても…その時来たら「あ〜だいぶ前にたしか言ってたね解散するとか」ってなりそ… - そのためのPEDRO休止ね。こんな大忙しの中でもうひとつのバンドもツアーします、楽曲制作します、は到底無理な話。思う存分、やり遂げてほしい
- 本人たちより先に記事にするのはフライングだ!!と叫んでた人たち息してる?
こういうことだよ、結局は話題性を確保して最大限利益を生み出したい事務所の戦略的リークでしかない
あと最大2年は「閉店セール」で実力以上に稼ごうとしてるだけ。
などの声が上がっています。
BiSH解散説は以前からファン等の間で囁かれており、16日発売の週刊誌『女性セブン』は、今年の紅白での解散発表計画が進行しているとし、音楽業界関係者が「年内で解散を発表すると言われていて、その発表が紅白になるかもしれない」と語っていました。
しかし、プロデューサーの渡辺淳之介さんはこれらの報道後に出演したラジオ番組で「事実無根です」と年内での解散をキッパリと否定し、ファンを安堵させていたのですが、発表場所は紅白ではなかったものの、BiSHの解散が正式発表されました。
ただ、解散日が今年ではなく2023年ということから、今このタイミングで発表する必要はあるのかと疑問の声も多く上がっているのですが、そうした疑問や批判の声を見越しての“炎上商法”と予想され、良くも悪くもBiSHの解散発表は話題になっており、大きな反響を呼んでいます。
そして、BiSHは中継で『スッキリ』に生出演し解散を発表したのですが、ニュースサイト『サイゾーウーマン』によると、BiSHは来年から日本テレビと様々なコラボを予定しているといい、現時点でコラボ企画の詳細は不明ながら、解散までにどういった活動を展開していくのか注目ですね。